恋愛だってしたい!結婚もしたい!幸せになりたいのに、なぜかいつも相手に裏切られる、相手にされなくなる、離れていく。
そんな経験がある方に読んでもらいたい、幸せな結婚を叶えるための新しい婚活のカタチ。今回は、いつも恋愛が相手の浮気で終わる30代女性のお話。
<個人特定ができないよう一部設定を変更しています>
相手にいつも裏切られるそのワケは?
お客さまは、Aさん、37歳。
外資系企業にお勤めのキャリアウーマンの方。
とてもお綺麗な方で、お付き合いする男性には困らないAさん。
でも、いつだってAさんの恋は、相手に浮気をされたり、少しずつ距離を取られるようになったり、悲しい結末で終わってしまいます。
Aさんは、「これから結婚もしたいから、自分の恋愛がいつも同じパターンで終わる理由を知りたい」とカウンセリングにいらっしゃいました。
カウンセリングによって、Aさんの過去を掘り下げていくと、彼女がいつも同じパターンで恋愛を終えてしまう理由が見えてきました。
それは、ご両親の離婚に起因しています。
悲しいことに、Aさんのご両親はAさんが小学生の時に離婚。
それ以後、Aさんがお父様と会ったことはありません。
このことから、Aさんは、お父様に「裏切られた」と思っていたのです。
お父様に裏切られたと思っているAさんにとって、「男性とは裏切るもの」「男性とは不実なもの」という根強い思い込みがありました。
その思い込みから、Aさんは、お付き合いしている彼に対して、無意識に、(お父様みたいに)「絶対に裏切ったりしないでね」と思いながらお付き合いしていたのです。
男性は裏切るものという思い込みの中で生きているのですから当然ですよね。
男性は裏切るものと思っているAさんの恋がいつでも裏切られて終わる理由もここにあります。
思考は現実化する心理学的な仕組み
よく「引き寄せの法則」などの本で思考は現実化する、と書いてありますが、心理学的に言っても、「思考は現実化する」は本当です。
ただし、心理学的な注釈を入れると、「潜在意識(無意識)の思考は現実化する」ものなのです。
Aさんは彼に裏切られたくない!と日々接していますが、無意識では、「男性は裏切るもの」と思っているのです。その無意識の思考が、現実化し、Aさんはいつも男性に裏切られる恋の結末をパターン化させてきました。
といっても、無意識の魔法のような話ではなく、無意識に彼女は彼に対する言動の中で、「あなたは裏切るんでしょ」という見えないメッセージを発してしまっていたのです。
分かりやすく、例えを挙げれば、「今日、どこ行ってたの?何していたの?」と、彼に詮索するとき、彼はAさんから「私を裏切ってるよね?裏切ってるっていってよ!」というAさんの言葉の裏側にあるメッセージを潜在意識で受け取っています。
それが、どんどん暗示となって、彼女が望んでいるのは、裏切ることなんだと彼の潜在意識に刷り込まれていくのです。
メディアではよく、「男性は浮気するもの」と言われますが、全く今まで浮気されたことのない女性だっていますよね。それは、その女性が持っている男性への前提が違うからなのです。「男性は優しいもの、信頼できるもの。」を当然とする女性と「男性は裏切るもの」と思っている女性では、恋愛の結末は大きく変わります。
「男性は裏切るもの」という前提を持っていたAさんは、お父様が会いに来てくれないこと=裏切りだと思い込んでいました。カウンセリングにより、お父様の目線から物事を見てみることができるようになると、お父様からすると、会わない愛もあったのかもしれないと、捉え方を変えることができました。
捉え方を変え、前提が変わると、Aさんは、以前と同じパターンに陥りそうになっていた恋人との関係が変わりました。
Aさんから、更に幸せな便りを聞くのももうすぐでしょう。