神社での結婚式は素敵だけれど、雨が降ったらどうなるのか不安、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
雨の結婚式も、それはそれで素敵なもの。
今回は、雨天時の神前式について、ご紹介します。
参進の儀は赤い和傘を差して
参進の儀とは、神前式の入場に当たる儀式のひとつで、いわゆる花嫁行列のこと。
神職や巫女を先頭に、新郎新婦、その家族が列となり、神殿まで歩いていきます。
その列には雅楽も加わり、厳かな雰囲気の中、境内を練り歩く、神前式でしか体験の出来ない儀式です。
そんな魅力たっぷりの参進の儀ですが、雨が降ったらどうなるのでしょうか。
雨の場合も、赤や白の和傘を差して、参進の儀を行うことが出来ます。
ルートは多少短くなるかもしれませんが、神殿まで列をなして歩くことに変わりはありません。
雨の中、行われる参進の儀も、風情があり素敵なものです。
「雨」を活かして美しい写真を
雨が降った場合、写真撮影が出来る場所が限られてしまうのが残念なところ。
鳥居の前などの撮影は、雨の強さにもよりますが、難しくなってしまいます。
でも、これに関しては神前式以外の挙式方法でも変わりありません。
和傘や木々から雨の雫がしたたり落ちる様は、雨ならではの風情や美しさと言えるでしょう。
カメラマンも、たくさんの挙式を撮影していますから、雨を逆手にどれだけ美しい写真が撮れるかを熟知しているはず。
プロの腕を信じて、撮影に挑みましょう。
「雨降って地固まる」結婚式
ことわざに「雨降って地固まる」というものがあります。
神前式の雨は、日本のことわざにちなんで「雨がやんで固まった地盤の上を、ふたりで歩んでいく」と前向きに捉えましょう。
当日の雨、準備できることは限られてしまうかもしれませんが、式場の方と相談し、タオルやドライヤーを用意したり、タクシーチケットを配るなど、出来る範囲でゲストに対する気遣いも忘れずに。
ゲストにも「足元の悪い中…」と一言添えるのを忘れないようにすることが、大切です。