ほとんどの人にとって一生に一回となる「結婚式」。
情報化社会の今、検索をすれば結婚式の情報も有り余るほど飛び交っています。
しかし、実際に自分が結婚式をしてみると「ネットに書いてあった通りだ!」ってことばかりじゃないのが事実……。
じゃあ結局のところ、何を一番気を付ければいいの?と疑問に思う部分を卒花嫁の私の体験からご紹介しますね!
目次
結婚式は誰のため?親?友達?お世話になった上司?
そもそも結婚式って誰のために挙げるのか、その理由は人それぞれです。そんな中多くの人が、今までお世話になった方々や招待するゲストの皆様に感謝の思いを伝えられるように!というところに一番思いを込めるのではないかと思います。
極端な話、準備段階では自分たちよりもゲストが楽しんでくれるならそれでいいと思ったりも。
ゲストのみなさんが「楽しんでくれるかな」「びっくりしてくれるかな」なんて想像を膨らませながら進めていく準備自体楽しいですしね♪
見てない!聞いてない!覚えていない!結婚式当日の花嫁の実情
そんな思いで進めていく結婚式の準備。
しかし、結婚式当日は今まで準備してきた事や想いが、ちゃんとゲストに伝わっているか、
楽しんでくれているか、なんてゲストの反応を逐一チェックしている余裕なんて全くない!のが実情……。
ここで一つ私のエピソードをご紹介します。
結婚式を挙げた会場はホテルだったため、ゲストハウスのようなちゃんとしたウェルカムスペース(=披露宴や式前にゲストが待機をする場所)があるわけではありませんでした。
それならば、少しでもゲストに待ち時間を楽しんでもらえるようにとウェルカムアイテムに力を入れることに!
実際のウェルカムアイテムはこんな感じに仕上がりました★
木のボードは流木を海岸から拾ってきて父が手作りしてくれたもの♪
貝殻も、地元のビーチをひたすら探し歩いて拾ってきました!
写真をいっぱい選んだり……その写真の飾り方を何度も調整したり……
さらに頑張ったのは今じゃ定番のウェルカムアイテムである、フォトプロップスの手作り!
簡単そうで、20本以上のフォトプロップスをはさみで切っていく作業は結構大変!
それでもゲストのみなさんに受付で使ってもらえるように、と頑張って手作り♪
こんな風にたいていの方が時間をかけるものと言えばこういった手作りアイテムや、お花やドレスの打ち合わせ、ケーキや料理の打ち合わせや進行の打ち合わせなどです。
実際今までウェディングプランナーをしていて、お客様と一番話す時間が長かったのはやはりこれらのアイテムたち。
そして意外と短い時間で打ち合わせを済ませがちなのは、写真や記録用の動画撮影についての打ち合わせです。事実、会場やウェディングプランナーによってはこれらの打ち合わせは「プロにお任せくださいね!」とほとんど打ち合わせを行わないこともあるくらいです。
大切なのは、これからもずっと残るもの……と言えば?
しかし、結婚式後も一生残っていくものというのはお花でもなくドレスでもなく、「写真」「動画」なんです。
私は実際、これらの打ち合わせで「言ってよかった!」「言うべきだった」と思っていることが一つづつあります。
良かった点は「愛犬と写真を撮れたこと」
ホテルはだいたいのところが「ペット禁止」です。しかし、私が挙げた会場はガーデンがある会場でした。そこでなんとか愛犬と写真を撮りたくて、ガーデンでだけでも出来ないか話をしてみたところ、なんとOKが出たのです!おかげで大切な家族の一員である愛犬とのいい写真も残せました。
後悔した点は「おじいちゃんとの2ショット写真が撮れなかったこと」
おじいちゃんは親族だし兄弟達と一緒に常にいるだろうから、お開き後か式前に一緒に写真は必ず撮れるだろうと思っていました。
だけど、当日は「撮りたかった」事すら思い出すこともなく気付けばお開きに……。
お見送り時に兄弟が「じいちゃんも入って!」と声をかけてくれたから、なんとか家族での集合写真のようなものでは一緒に撮れましたが、2ショットは叶いませんでした。
やりたいことは、どんな小さなことでもすべてカメラマンさんに伝えておくべきだなと後日大きく後悔したことです。
だからといって、初めての結婚式で「どんな写真を撮りたいか」なんて聞かれてもすぐに思いつかないものです。だからみなさん「よくわかんないのでプロにお任せします」って言っちゃうんですよね。
でも終わってから後悔しても、もうその時の写真は一生撮れないんです。
すぐに思いつかなければウェディングプランナーさんやカメラマンさんに具体的にどんな要望が多いのか?などより細かく提案してもらえるように、お願いをしておくといいでしょう!
そうして出来上がってきた写真たちを見返すことで、「あのシーン最高だったよ!」「あのグッズ可愛かった~!」と言ってもらえたうれしい気持ちを一生いつでも思い出すことができるようになるんですから。
今の時代、ネットをのぞけばいくらでも情報が飛び交っています!
絶対に後悔しないために、そして一生幸せな気持ちを思い返せるように写真や動画についての情報収集、そして打ち合わせには一番時間をかけるべき!というのが、卒花嫁の私の大きな学びでした。