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ブートニアを知っていますか?
結婚式のロマンティックな儀式の1つ、"ブートニア"を知っていますか?近年チャペルウェディングで人気を集めている演出ですが、意外とその由来や込められた意味、演出方法など知らない人がいるかもしれません。今回はそんなブートニアの基礎知識や、手作りの方法など、ブートニアにまつわる情報をご紹介します♪
ブートニアとは?
"ブーケ"と"ブートニア"について
ブートニアとは、花婿のタキシードの襟につける花のことを指します。1度は目にしたことがある、花婿のタキシードの襟元についているアクセサリーのようなものです。近年ではブーケ、ブートニアをセット販売している業者や、ウェディング業者によってはセットであるものも。また、中には自分で作る花嫁さんがいます。
ブートニアのロマンティックな由来
ブートニアは中世ヨーロッパから伝わる儀式です。その由来は、1人の青年がプロポーズをする際に、"花を集めて1つの花束"を作ったことから始まります。これが後のブーケとなります。実はブーケは、"青年が愛する人のために努力を重ねて1本1本集めた愛の花束"なのです。そんな愛情のこもった花束を、青年は彼女に手渡してプロポーズします。プロポーズを受けた彼女は喜びのあまり、お受けする返事として花束から花を1本抜き取り、青年の襟元に挿します。この時に挿した花が、後のブートニアとなります。ブートニアは、実はプロポーズを受けた花嫁さんの"YES"という返事と"喜び"の表現なのです。
ブートニアの準備の仕方
そんなロマンティックな由来があるブートニア。結婚式でぜひ取り入れたい衣装の飾りとなりますが、どのように準備をすればよいのでしょうか?ブートニアを準備する方法は3パターンあります。それぞれの方法をご紹介します。
既製品を購入する
簡単になおかつリーズナブルな価格で準備するのは、既製品を購入する方法です。既製品は、造花で安い物であれば1,000~2,000円でも販売しています。購入してしまえば、挙式後の思い出として部屋に飾っておいても可愛いかもしれません。しかし既製品を購入するのはデメリットもあります。大きなデメリットは、ブーケと同じ花材を見つけるのが大変なことです。また、同じ花材の物を見つけても、デザインが好みでない場合があるからです。
式場の花屋に頼む
式場の提携している花屋にブートニアを頼む場合は大抵、花嫁さんのブーケとセットで購入することが多くなると思います。その場合、相場は3~4万円ほどです。ウェディング料金が上乗せされているため、やはり高い印象ですよね。しかし、近年では格安で挙式できるウェディング業者もあり、そういった業者であれば、ブーケ、ブートニアをセットでリーズナブルな価格でレンタルまたは購入できる場合があります。
DIYで手作りする場合
ブートニアを手作りする場合は100円ショップや雑貨店で花材やワイヤーなど、必要な材料を買えばお手軽に作ることができます。手作りの魅力は自分でデザインの好みを選べること、ハンドメイドならではの温もりが感じられることです。また、手作りは節約にも、うってつけです。1,000円以下で可愛いブートニアを作る花嫁さんもいるのでぜひ参考にしたいですね♪
マネしたい!ブートニアの手作り参考例
準備するもの
・ブーケと同じ花材(何種類かあると良い)
・リボン
・フローラテープ
・ワイヤー(柔らかいものがおススメ)
・アイスピック(またはキリなど小さい穴を開けられるもの)
・木工用ボンド
・ハサミ
手順
①使いたい花材の茎部分にアイスピックの先端で穴をあけます。
②あけた穴にワイヤーを真ん中まで通し、折り曲げ2重にします。
③ワイヤーを隠すようにフローラテープでくるくると巻いていきます。
④①~③を繰り返し、花を3~4輪ほど作ります。
⑤すべての花をまとめてフローラテープで巻きます。
⑥最後にリボンを巻く
花嫁さんの中には、リボンを自分のヘッドセットとリンクさせたオシャレなデザインにする人もいます。また残った花材で親戚の子供の分も作ってプレゼントをするなど、ハンドメイドを楽しんでいる方が見られますよ。
すてきなブートニアの演出方法
ブートニアの演出方法は、由来にちなんだ方法がロマンティックです。そんなブートニアの演出方法をご紹介します。
①ゲスト一人ひとりに1本ずつ計12本のバラの花を持ってもらいます。
②新郎が先に入場し、バージンロードを歩きながら、バラを集めていきます。
③次に、新婦が新婦父とともに入場します
④新婦父が祭壇の前で新郎に新婦のエスコートを託します
⑤そこで新郎はブーケを新婦に差し出し、公開プロポーズを
⑥新婦はOKの証としてブーケの中から花を1本抜き取り、新郎の胸ポケットに挿します。
1本1本集めるところや、胸ポケットに挿すところなど、由来にちなんでいて素敵ですよね。公開プロポーズは少し恥ずかしいかもしれませんが、ドキドキすること間違いなしです。もし手作りブートニアを演出で活かしたいのであれば、新郎が受け取る12本目の花は、手づくりブートニアにしましょう。新婦は新郎からブーケとブートニアを受け取り、そして胸に挿してあげましょう。
ブートニア正しい付け方&留め方
演出で使用しない場合は手作りであっても、結婚式当日に衣装担当者がピンで固定します。そのため特別なことは必要ありません。演出で使用する場合は、胸ポケットに挿すだけ。お辞儀をした時に外れてしまわないように、茎の部分(ワイヤー部分)を長めに作っておきましょう。もしも落ちてしまわないか心配な場合は、後ろに小ぶりのタイピン(ブートピン)を付けましょう。無い場合は、しっかり目のクリップでも代用できます。演出が終わり、歓談が始まって新郎新婦への注目が反れたところで、襟の部分にはさんで固定すると途中で外れてしまう心配がありません。
素敵なブートニアで新郎をさらに魅力的に
結婚式は花嫁さんの衣装や小物に注目しがちですが、一緒に花婿さんの衣装もこだわりましょう。胸元に素敵なブートニアがあれば、花婿さんの衣装も一層輝きそうですね。二人で話し合って、ぜひ素敵なブートニアに出会ってくださいね。