「どうして私が好きになる人なる人、全員彼女持ちなのよー!」とお悩みのあなた。原因は主に2つです。
一つは、恋愛に市場原理が働いているから、というものです。
あなたがその人を好きになったように、ほかの人も同じように好きになるのは仕方ないことです。良い商品は選ばれやすい。当たり前のことですが、恋愛にもこれと同じ原理が働きます。地球レベルで優秀な遺伝子しか残さない、というプログラミングがされてるので、これは受け入れるしかありません。
そうなると、もう自分の市場価値を高めるより他はないという結論に至ります。世の中は思った以上に残酷なので、向き合うしかありません。選ぶのがうまくかないのであれば、選ばれるように頑張りましょう☆よく考えなくてはいけないのがもう一つの理由です。
それは、「恋人がいるから好きになる」というパターン。「え、恋人がいるから好きになるなんてことあるの?」と思われた方もいるかもしれません。実はこれ、手に入らないと分かっているからこそ望める、という心理がそうさせるのです。
手に入っているからこそ望める心理とは?
「いずれビッグになるんだ!」とかいいながら、作曲活動・演奏活動を全くしない夢見るバンドマンに例えて考えてみましょう。
なぜメジャーデビューしたいのに、音楽活動をしないという選択することができるのでしょうか?それは本心が「音楽をやっている」という「状態」を望んでいるからです。
売れるために必要な努力と、誰かに音楽性を否定されるかもしれないという痛みは避けたい。決して「売れる」という結果が欲しいわけではなく、「音楽をやっている状態」が心地いい。だから、チャレンジしなくても良い環境に身を置くわけです。
「恋人がいる人ばかりを好きになる」心理も同じで、もう既に誰かの恋人になっている人を好きになれば、自分が告白する勇気も必要ないし、振られて傷つくこともない。ただ、好き、という感情だけを味わうことができる、というメリットがあるのです。
その状態から脱却するには?
一番の問題は無自覚であることです。
バンドマンの例で言えば、「いや、売れようなんて思ってないし。音楽は好きだからやってんだよ。」これはきちんと自覚をしているので問題はありません。
問題は「売れると思ってる!でも売れるための努力はしたくない!」=「恋愛がしたい!でも傷つくくらいなら好きという感情だけを味わいたい!」と、なってしまっている状態です。
このバンドマンに「そもそも単に音楽がやりたいだけなのか、苦しい思いをしてでも売れる覚悟あるのか」と問う必要がるように、自分自身にも「恋愛感情に浸りたいだけで、苦しい思いをするリスクを取ってでも恋を実らせようと思ってないのでは?」と自問自答する必要があります。
自覚した上で、「恋に恋したいだけでもいっか」と開き直るのもよし、「無理して人を好きにならなくてもいいじゃん」とご縁を待つのもよし、「やばい、やばい。本当はどんな人と結ばれたいのかきちんと考えよう!」という内省をするのもよしです。
なぜかいつも恋人がいる人ばかりと付き合ってしまうというあなたは、1度自分の心に尋ねてみてください。
「本当にあなたは、たとえ傷ついたとしても、恋人を作る覚悟があるの?」と。そう、恋愛をするのには覚悟が必要なのです。