浮気されたことがあると、目の前の人を疑うようになる
出会いはあるし「この人いいかも」と思う人とご飯に行くことができても、なかなか次のデートに誘われない、恋に発展していかない、と悩んでいるあなたに伺いたい質問があります。
「直近の恋愛に嫌な思い出がありませんでしたか?」
過去に一度でも恋人にひどい振られ方をして、そのモヤモヤをクリアにしないまま次の恋愛に移行しようとすると、出会いの時点からうまくいかないことが往々にしてあります。
それは、目の前に現れた人に対して「この人もあの人と同じようにどこかで嘘をついているんじゃないか?」とか「最初はすごく好意的でも後で本性が現れるんじゃないか?」などの猜疑心を持ちやすくなってしまっていることが原因です。
猜疑心を持つのは仕方がないと言えば仕方がないことなのですが、あなたから発せられる不信感は相手に必ず伝わります。結果その猜疑心を向けられた相手は「何を疑っているんだろう」という猜疑心をあなたに対して抱くことになります。
例えば、男性があなたをデートに誘おうと、デートスポットを仮に新宿を提案したとして、女性側が「私、昔新宿で悪い思い出あって、他の場所に変えて欲しいんだけど」と返答したとします。
この時男性側が何を思うかというと、まず最初に「お前の過去なんぞ知らねぇし」と感じます。仮に「そうなんだね、じゃぁ他の場所を探すよ」と気を遣っていてくれていたとしても、心の中では少なからず嫌な気持ちにはなってしまうのです。
ですから実際に会う約束ができたとしても、マイナス印象からのスタートになってしまい、その場でよほどの好印象を与えられていない限り、次のお誘いが来ることがなくなってしまうというわけです。
もちろんある程度人間関係が構築されていて、その嫌な過去を共有している相手だとしたら、そう対応されても「あぁ、この子はまだ人を完全に信用することができないんだな」と考えますが、その前提が共有されてない状態でその態度で接せられると、不信感を抱かざるを得ないのです。これでは男性はあなたを誘うことはできません。
過去を引きずらないためには、考え方を変えるしかない
せっかくいい出会いがあっても、あなたが「また同じことを繰り返すかも」と不安に思っている限り、その出会いは活かすことができません。ですから、そのマインドを変える必要があります。
考え方は2つ。一つは「また同じことを繰り返すかも」という不安は、まだ起こってもない未来に対して誰に頼まれてのでもなく、自分自身が勝手にしかも未来がうまくいかないように積極的に抱えている不安だ、と認識する考え方です。
実際には、同じことを繰り返すかもしれないし、繰り返さないかもしれないのです。ただ確率としては「同じことを繰り返すかも」と思っている人は繰り返す確率が上がり、「同じことは繰り返すまい」と思っている人は繰り返さない確率が上がる、という差があります。であれば、「同じことを繰り返すかも」と悩むだけ無駄だということです。
もう一つは、過去の出来事に対しての捉え方を変えるという考え方。過去の失恋なり手痛い失敗などを、「うまくいかなかった事例」として捉えるのではなく、「未来うまくいくための事例」として捉える方法があります。
かの発明家エジソンの言葉を借りるのであれば、「失敗ではない。うまくいかない方法を発見しただけだ」と考えるわけです。そう考えれば「じゃあ次はどうしたらうまくいくかな?」という質問を自分にしてあげることができるのです。
まとめ
過去の恋愛を引きずったまま、次の恋愛にチャレンジすると、出会いからつまづきやすくなります。
その場合は、そのそも引きずることによってメリットが一切ないことを自覚するか、失敗をよき経験として捉えて次に活かそうと思うことが大事です。
もし、その気持ちさえ起こらないのであれば、無理に恋愛することはありません。そのままの心理状態で焦って取り組んでもいいことはありませんし、同じことを繰り返す確率が高まります。
そうなるぐらいなら、まずは過去を肯定的に捉えられるようになるまで、恋愛以外のところで活力を見出せるものを探してみてくださいね。その活力はいずれ恋愛へのエネルギーに転化しますよ!