今や、超情報化社会です。「結婚相手 見極める」などと検索すれば、今付き合っている恋人が結婚相手にふさわしいかどうかを、5つも7つも教えてくれる記事がたくさん見つかります。
ところで、読者のみなさんも日頃いろんな記事を読まれていると思いますが、記事を読んでいて読んで抱く感想って、だいたい「フーン、そんなもんかね?」に集約されませんか? 「これぞ私の求めていた情報よ!」ってなったことありますか?
私は質の良い記事を読者に届ける側の立場の人間ですから、質の良い記事がどこにあるのかを経験則的に知っています。ですから「これぞ私の求めていた情報!」と思える記事に出会う頻度が高いのです。逆にこのコラムに書いてあることは信じるに値しない、と思う記事の見分け方も知っています。
ぜひmarrialの読者さんにも、「これぞ私の求めていた情報よ!」と思える体験をしていただきたいと思うので、この記事ではその見分け方についてお伝えしたいと思います。
質の悪い記事は、どこかで読んだことがある感じがする
ちょっとだけウェブメディア界隈の裏側をお話ししますと、恋愛系のウェブメディアは非常に多くのPV(ページ閲覧数)が取れる為、多くの企業がその運営に参画しています。そのため、ピンからキリまで非常に多くのライターが雇用された結果、記事の質が担保されなくなってきている、というのがウェブメディア界隈の現状です。
ほとんどのライターが、ネットで探してきた情報を切りはりして記事にしています。なんとなくネット上にあった情報をつなぎ合わせて、さも自分が言いだしたかのように書いているのです。そこに個性はありません。
そういったライターが書いた記事の場合、ほとんど「どこかで読んだことのある文体」であると感じるはずです。そういうライターの書いた文章からは、その奥にその人の人柄を感じないのです。
質のいい記事は、自分の体験談を元にしている
一方、腕のいいライターは情報のリソースのほとんどを「自分の体験」に依存しています。過去に壮絶な恋愛遍歴があるかとか、カウンセラーとしてたくさんの人の相談に乗ってきた経験があるとか、何かしらの「生きた情報」をデータとして持っているのです。
肩書きとして「恋愛カウンセラー」や「婚活コンサルタント」を名乗って記事を執筆している人は多くいらっしゃいますが、仕事にしているからといって、その人が書く記事が質がいいかどうかは別問題です。つまり執筆者が「実名か匿名か」は質の判断の良し悪しにはなりません。
質の高い記事を書ける人は、読んでいれば「この人、見てきた人の数が違うな」とわかるはずです。そしてそういう人は決まって「自分の経験に基づいた話」をします。ですから刺さらない人には全く刺さらないのですが、刺さる人にはグッサリ刺さる、という傾向にあります。
一方質の悪い記事は、なんとなく読んだ人全員が理解はできるけど、納得感はほとんどありません。それは実体験に基づいていない、机上の空論だからなのです。
読む価値があるコラムには「生きた体験」が必ずある
なんでも無料で読める時代になったからこそ、記事の質も本当に玉石混交です。こと、結婚に関してのコラムは、人生を左右する情報ですから「いろんな情報が知りたいから」という理由でいろんなメディアを斜め読みすることはオススメしません。
その中から「これぞ私の求めていた情報よ!」と思える記事に出会うには、この人の記事グッサリくるな、と思える人をフォローすることです。そこにはその人の生きた証があり、具体的なノウハウが詰まっています。
その生きた情報から、自分の人生に使えそうなものをピックアップして実際にやってみる。それがインターネットにはびこる情報をうまく活用する方法だと、私は思うのです。