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ある母の親心。“結婚式が決まるということは◯◯みたいなもの”

投稿日:2017年5月1日 更新日:

結婚が決まった時、式の日程が決まった時、同世代の新郎新婦様の気持ちは、きっといろいろなところで見聞きされることと思います。でも、同時にその時、様々な決意や想いを持っているのは、当のおふたりだけではありません。今日は、ある新婦様のお母様から伺ったお話をご紹介します。

ある結婚式直後の出来事

新郎様、新婦様のおふたりで式場の見学にお越しになり、結婚式当日までのお打合わせも全ておふたりが進められてきた、そんなカップルの結婚式が、無事に終了した時のお話です。

お見送りの最後にご友人たちを談笑されているおふたりを見守っていたら、新婦様のお母様からわざわざウェディングプランナーの私を見つけて、声をかけて下さいました。

「今まで、本当にサポートをありがとうございました」、とのご挨拶。しっかり者のご新婦様は、きっとお母様に似られたんだなぁとその時に感じたことを覚えています。その時、お母様からお伺いしたこのお話は、とっても温かく、またこれまでお育てになられたお子様へのずっしりと重い愛情を改めて感じ、ウェディングプランナーの私が結婚式をお手伝いさせて頂く上で、大事にしたいお話の一つになったのです。

新婦様のお母様のお話

結婚式の会場を探しに行くと行っていた娘から、結婚式の日程が決まったと早速、連絡が入った時は、それはそれはびっくりしました。式の日程が決まるのは、まだ数ヶ月先の話だと思っていたものでね。いずれは、と思っていたことではあったけれど、「◯◯くん(新郎様)と結婚したい」、と話があった時もとても驚いたんです。でも、やっぱり結婚式の日程が決まったときが一番感慨深かったですね。これは、きっと世の中のご両親が皆感じていらっしゃることなのかもしれませんね。

随分前の話になるけど、同世代の友人が結婚した時もそうだったし、最近、友人のお子さんたちが結婚するとお話を伺った時もそうだったんですけどね。365日あるカレンダーの中で、結婚式の予定の月日、その日1日だけを見て「あ、◯◯ちゃんの結婚式、この日なのね」と思っていたんです。

でもね、自分の娘の結婚式の日にちが決まった時は、全然違うのよ。例えて言うならね、“砂時計”をね、その瞬間にひっくり返したみたいなもの、なの。365日の中の1日が特別になるわけではなくて、その結婚式の日にちまでの残りの日程が全部とっても貴重になるの。結婚式の日にちが決まった、って聞いた瞬間からカウントダウンが始まったみたいにね。

一緒にご飯を食べている時や、一緒に買い物に出かける時や、日曜日の天気のいい昼間に一緒にお昼寝している時にもね、あと何日、この子とこうやって過ごせるかしら、って思うんですよ。何も二度と会えなくなるわけじゃないのにね、親って、そんなものなんですよ。あの子には、そんなこと言えませんでしたけどね。

結婚式日が決まった時の親心

“365日の中のどこかの1日”ではなく、結婚式までの残りの日程を指折り数えて、愛しむ、そんな愛情深い想い。きっと本来ならば、新婦様にお話したかったであろうお話を、代わりにお母様から伺いました。お母様が涙ながらにお話いただいたこのお話は、きっと世の中の新郎様、新婦様を持つ親御様の代弁なのかもしれません。

既に、精神的にも経済的にも巣立った子供であったとしても、「式の日程が決まる」ということは、やはり我が子が「自分の世帯を持って、親の元から本当に独り立ちする」のだと、改めて感じられることなのですね。

とても嬉しい反面、寂しさもある、そんな親心。

結婚式は、新郎新婦様のお二人だけではなく、家族にとっても特別な1日であること、どうか忘れないで下さいね。そして、結婚が決まった皆さん、結婚式が決まった皆さん、どうか、親御様との大切な時間を大事に過ごしてください。

 

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