婚約解消をすることになった場合、扱いに困る代表的なものが、婚約指輪ではないでしょうか?
「返せ!と言われたけれど、これって返すべき?」「費用の弁償をしてもらいたいけど、できるの?」など、気になる疑問を解消しましょう。
婚約解消した後の婚約指輪、どうする?
婚約解消が決まった後の婚約指輪ですが、男女ともに、以下のような選択肢を取る人が多いようです。
・捨てる
・売る
・リメイクする
・そのまま置いておく
気を付けたい点が、リメイクやそのまま置いておくという選択肢です。
男性側の場合、せっかく購入した婚約指輪なので、次回のために置いておこうかなと考える人もいるかもしれません。
「イニシャルがなければ別にいいんじゃない?」「リメイクすれば問題ないだろう」、そう思う人もいるでしょう。
しかし、自分がその指輪を貰う女性の立場だったら、使い回された指輪だと知ってしまったら、どう思うでしょうか?
過去を清算するという意味を込めて、指輪は潔く捨てたり売り払ったりしてしまうことが、次に進むために有効な方法です。
婚約指輪は女性のもの?男性に返すべきもの?
婚約解消に至った場合、女性に贈られた婚約指輪は、男女どちら側に扱う権利があるのでしょうか?
これは、婚約解消に至った原因を作った側が、どちらなのかによります。
男性側に原因がある、もしくは正当な理由がないのに一方的に男性側から婚約を解消した場合、男性に婚約指輪を返す必要はありません。
反対に、女性側に原因がある場合は、男性に婚約指輪を返さなければ、代わりに購入費用の賠償を求められる可能性があります。
双方に原因があり、納得した上で婚約を解消している場合は、必ずしも返さなければいけないわけではありません。
婚約解消になると結婚指輪の贈与契約も解消
ただし、男性の収入と比較して、婚約指輪が分不相応に高額である場合は、原則的に男性に返す必要があると考えられます。給料3ヶ月分と言われるような指輪の場合ですね。
婚約指輪を渡すことは、男女間で贈与契約が結ばれたことになりますが、婚約が解消されると、この贈与契約も同時に解消されることになります。
婚約指輪を返さないと、法律的な原因がないのに高額な品を受け取っていることになるため、返還が推奨されるのです。
婚約指輪は、男女どちらの手元にあったとしても、ずっと置いておくと気持ちが切り替えにくくなるものです。
思い切って「捨てる・売る」など処分をして、気持ちも前に向けていきましょう。