結婚してもすぐに同居をすることができないカップルの場合、結婚の形の1つの手段として、「別居婚」を検討していることもあるのではないでしょうか。
「別居婚」というと、スタイリッシュに聞こえる気がしますが、その実態はよくわからないことが多いですよね。
別居婚のメリット・デメリットとはどのようなことなのでしょうか。
別居婚のメリット
「そもそも、結婚した後も離れて暮らすことにどのような意味が?」と思う方もいらっしゃいますが、別居婚のメリットとして4つのことがあります。
1つ目は、いつまでも新鮮な夫婦でいられることです。
会える時間が少ないからこそ、お互いにいつまでも新鮮な気持ちでいられます。
2つ目は、自分の時間に相手を巻き込まないことです。
一緒に住んでいると、どうしてもどちらとも相手に合わせた生活をする必要性が出てきます。
3つ目は、それぞれが金銭管理をできることです。
一緒に生活する場合はどちらかが家計を握ることも大切ですが、どちらとも金銭管理ができることも大切です。
4つ目は、突然生活スタイルを変えなくても良いことです。
同居をするとなると、元々近くに住んでいたカップルは良いですが、遠くに住んでいるカップルだと、どちらかがそれまでの生活を一変させなければなりません。
別居婚であれば、急にこれまでの生活スタイルを変える必要がないため、結婚生活への移行がスムーズにできます。
別居婚のデメリット
メリットばかりがあるように思える別居婚ですが、もちろんデメリットもあります。
1つ目は、会いたい時にすぐに会えないことです。
2つ目は、子どもができたらどちらか一方が中心に子育てをすることになることです。
3つ目は、浮気の心配があることです。
もちろん、一緒に暮らしていても浮気の心配がないわけではありません、離れているとなると、その心配が大きくなります。
4つ目は、費用がかかることです。
別居婚なので、二重生活となり生活費がそれだけ多くかかります。
また、会いに行くための交通費などもかかります。
別居婚を上手くいかせるためのポイント
別居婚をする場合、抑えておかなければならないポイントがあります。
1つ目は、いつか同居することを目標にすることです。
どのタイミングで同居するのか、明確にしましょう。
2つ目は、子どもができたらどうするのか事前に話し合っておくことです。
子育ては、どちらにも責任があることです。
いつ子宝に恵まれるのかわからないので、できる前に話し合いましょう。
3つ目は、離れて暮らしていても、会う時間を優先することです。
会うことを大切にできないカップルは、別居婚はおすすめできません。
自分の時間より、夫婦の時間を大切にできるカップルでなければ、別居婚は長続きしないでしょう。
4つ目は、お互いを信頼することです。
離れている分、パートナーの知らない部分も同居しているカップルより多くあります。
疑うのではなく、信じる気持ちがないと、長続きしません。
別居婚は、結婚したいけれど様々な事情によって一緒に住めないことを理由に、結婚をあきらめているカップルにこそ考えてほしい結婚の形です。
本当に自分たちの結婚に合っているスタイルなのか、よく話し合って決めるようにしましょう。