1.5次会での男性ゲストの服装マナー　

結婚式や披露宴のスタイルも時代と共に変化していますが、披露宴より堅苦しくなく、二次会ほどカジュアルではない「1.5次会」は近年人気があります。
ここでは1.5次会に招待されても困らない、1.5次会での男性ゲストの服装マナーなどを学んでみましょう。

1.5次会とは

1.5次会とは結婚式の披露宴と二次会のパーティーの良いところを取った方式のパーティーのことです。

海外挙式の後や再婚同士の結婚式などで需要があり、大きなホテルからレストラン、ビストロの貸切や居酒屋など、場所の選択肢も多いので人気があります。
挙式や会食は親族で済ませ、会社関係や友人は1.5次会でというケースも増えているので、それに伴い招待される機会も多くなるでしょう。

男性の1.5次会でのNGコーデ

1.5次会がカジュアル向けと言っても、結婚式のお祝いであることには変わりません。
お祝いの席にふさわしくない黒いシャツや、新郎新婦とかぶる白やシルバーのスーツもNGです。
当然黒いネクタイもNG、キャラクターものは論外、意外と大丈夫そうなアニマル模様や皮ものは殺生を連想させるのでタブーとされています。

ここは一般常識と照らし合わせて、大人のコーデをしましょう。

1.5次会にふさわしいアイテムとは？

スーツ、シャツ、ネクタイ、靴。
それぞれに1.5次会にふさわしいものがあります。

アイテム別に簡単にご紹介しましょう。

スーツ

ホテルや少し格式高い場所での会食ならば、スーツはフォーマルを選びましょう。
レストランなど、もう少し敷居の低い場所ならば、ビジネススーツでも問題はありません。
色はグレー、濃紺、黒、ネイビーなど華美でないものをチョイスしてください。

シャツ

シャツはネックサイズが合っていればたいていの人は着こなせるアイテムです。
1.5次会の場合は、ポップなカラーシャツでおしゃれを演出するのも良いでしょう。

もちろんシワシワのシャツなんてもってのほか。
きちんとクリーニングに出したものや、アイロンをかけたものを選びましょう。

ネクタイ

まず黒は絶対NGです。
それ以外ならば薄いピンクや黄色、ブルーなどで合わせると華やかさを演出できます。
思い切って蝶ネクタイなどにしてもコーディネートに幅が出ます。

靴

靴は基本的に革靴がおすすめです。
1.5次会ならばフォーマルの定番でもあるストレートチップが間違いないでしょう。
もう少しカジュアルでも大丈夫ならばシーンにこだわらないプレーントゥもおすすめです。

1.5次会のシーンに合わせたおすすめコーデ3選

場所や予算の選択肢が広い1.5次会ですが、フォーマルに近いパーティーだったり、二次会寄りにカジュアルだったりと、呼ばれる会によって雰囲気が違うのも特徴です。
それぞれのシーンに合わせたコーディネートはどうしたら良いのでしょうか。

格式高い場所での1.5次会コーデ

両家の両親や親族もそろっているような1.5次会の場合は、通常の披露宴と同じようなフォーマルでまとめるのがおすすめです。
黒や濃紺などのスリーピースのスーツでキメても、フォーマルすぎるということはありません。

上司や先輩も招待されている場合のコーデ

場所はカジュアルなお店でも会社の上司や先輩なども一緒に招待されている1.5次会の場合、あまりカジュアルになりすぎないように注意しましょう。
スーツはビジネススーツでも問題ありませんが、ネクタイとチーフを合わせてみたり、メガネやカフスなど華やかな小物を添えることによりセミフォーマルなコーデを楽しめます。

カジュアルな場所で「平服」を指定された時のコーデ

「平服でお越しください」と指定された場合、かえって悩む人も多いと思われます。
平服＝普段着と解釈している人もいますが、最低でもスーツやジャケットを着用するようにしましょう。
また、レザーやデニムもNGです。
ネクタイの有無はこだわらなくて良いですが、蝶ネクタイなどを身に着けるとおしゃれ感がアップします。

フォーマル、カジュアルともに普段から着慣れないコーディネートを考えるのは悩みどころですが、あくまでも「お祝いごとのマナー」を守った大人のコーデを心がけましょう。