今話題沸騰中の日本テレビの水曜ドラマ「東京タラレバ娘」。30歳の独身女性3人が「もしあの彼と結婚してい“たら”」「もしあのとき彼を振っていなけ“れば”」と仮定の“タラレバ話”で盛り上がる、ドラマの中でよく観るシーン。離婚経験者にも「あのとき、ああしと“けば”良かった……」という離婚前の結婚生活を後悔する“タラレバ話”があるはず。
そこで今回は、婚活のプロであり、自身も離婚を2度経験されている婚活・結婚プランナーに、過去の結婚生活を振り返り「あのとき、ああしとけば良かった……」と思うことを教えていただきました。
“婚活のプロ”婚活・結婚プランナー
人物紹介 美容界や芸能プロダクションのスカウトマンを経て、企業へ入社後はメカニック、営業職、サービス教育担当、拠点管理者を経験後、52歳で独立。婚活・結婚プランナーYMC ネットを設立。自身の結婚も3回目であり、現在20歳年下の妻と犬たちと暮らしている。 |
Case1:もっと妻や家庭を気遣っていれば良かった……
1回目の離婚原因は「仕事に集中しすぎてしまって、妻を大切にできなかったこと」だと思います。
自分の父親や昔の人はみんな「男は仕事、女は家事」という考えを持っていて、私もそのように考えていました。当時仕事や自分のことばかりをやっていて、妻のことは放ったらかしでした。その結果、妻のいろんな感情のサインに気づくことができずに不倫をされてしまいました。
相手は子どものサッカー教室のコーチで、自分とは全く違う雰囲気の人でした。2年ほど不倫していましたね。不倫が発覚してからは自分も改善しようと頑張りましたが、妻の気持ちが夫婦関係の修復に向くことはなかなか難しかったです。この時まで私は、すれ違いやけんかがあっても、離婚なんて絶対にないと思っていたんですけどね……。
当時は妻に侮辱され、裏切られた気分でまともに事実を受け止めることができませんでした。しかし今思えば、自分が仕事に集中しすぎて妻を放っておいてしまい、いろんなサインを見逃してしまったかな……と思います。もとをたどれば悪いのは自分で、自分が妻の不倫を防ぐことができなかったなと。
今は仕事だけでなく家事も手伝うようにしています。男性でも仕事に集中しすぎてしまうのではなく、奥様や家庭を気遣うことがとても大切だと思いますね。
Case2:もっと妻に歩み寄り、歩調を合わせれば良かった……
2回目の離婚原因は「お互いに歩み寄る気持ちが足りなかったこと」だと思います。
二人の間に子どもができず、妻は不妊治療を行っていました。私は1度目の結婚の時に子どもを授かっているので、どこかで「自分のせいではない。妻のせい。」という気持ちがあり、妻との気持ちの間に距離感がありました。
また、リアルな話をすると妻は私に「私明日排卵日だから、朝お願いします」と言うわけです。私からすると「朝ですか!?」となりますよね。そして私が朝早くから仕事に行く必要があることを伝えると「では6時でお願いします」と……。行為そのものがお互いの愛情を確かめ合うものではなく、子どもをつくるためだけの行為になっていました。
結果妻はストレスが原因で、ある依存症の呪縛にはまり……止められませんでした。
不妊で悩んでいらっしゃる夫婦は、男性にも女性にもお互いに歩み寄る気持ちが大切だと思います。どちらのせいだと原因を求めるのではなく、お互いに気遣い合うと良いと思います。また、相手に「協力してよ!」と強制するのではなく、歩調を合わせて不妊治療を続けることが大切です。不妊治療には、お肉のとり方や野菜のとり方を意識した食事療法みたいなものがあったり、食生活のリズムを合わせるなど簡単なものもあるので、夫婦で話し合って決めると良いと思いますよ。
まとめ
「不倫」「不妊」この2つは二大離婚理由だと思います。仕事が忙しかったり、不妊で悩んでいると、相手の気持ちに歩み寄ることを忘れてしまいがちです。しかし、将来“タラレバ話”をすることのないよう、私の経験を参考にしていただけますと幸いです。後悔のないように、素敵な結婚生活を送ってくださいね!
【取材協力】
結婚相談所。各種イベント企画運営結婚に前向きな方、結婚にまだまだ後ろ向きな方を、一人でも多く引っ張り上げ、酸いも甘い苦味もある結婚生活の素晴らしさを伝えていきたい!
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