結婚式は“新婦が主役”と言われることがひじょうに多いです。会場選びもドレス選びも新婦優先……しかし!一生に一度であることは“新婦”だけでなく“新郎”にとっても同じ。結婚式は“新郎”も主役なのです。
そんな大切な結婚式に着る大切な衣装。ぜひ新郎にも衣装選びにはこだわってほしいのですが、正装を初めて着る男性がほとんど。衣装選びは分からないことだらけですよね。
そこで今回は、結婚に関するハッピーな情報をお届けする妖精“マリアル”が、ウェディングドレスサロンに務める男性スタイリストに新郎衣装選びに関する様々な質問をインタビューしました。
インタビュアー:マリアル
目次
“新郎衣装のプロ” ウェディングドレスサロン 男性スタイリスト
人物紹介 現在ドレススタイリスト5年目。前職は外資系アパレルにて、セクションマネージャーを務めていた。そんな中自分自身の結婚式の準備を通して、 |
プロポーズではタキシードを着るもの?
つい最近、友人がタキシードを着てプロポーズをしていたのですが、プロポーズのときにタキシードを借りに来る男性って多いのですか?
衣装選びで気をつけておくべきポイント
そんな「タキシード初心者」の男性が、結婚式の衣装を選ぶときに気をつけておくべきポイントを教えてください。
Point1.結婚式の1週間前に再度サイズを合わせる
新郎からすると「そんなにすぐに体型は変わらないだろうし、サイズは大丈夫だろう。」と思っていらっしゃる方が多いのですが、結婚して生活リズムが変化するなどの様々な要因で体型が変わってしまう方は少なくありません。
当日急遽衣装のサイズを変更するとなると、挙式や披露宴の時間が遅れてしまい、新郎新婦はもちろんゲストの方に迷惑が掛かってしまうこともあります。
そのようなトラブルを避けるためにも、結婚式の1週間前に再度サイズを合わせていただくよう弊社では徹底していますね。
Point2.ワイシャツ1枚の格好になることは避ける
一昔前、ワイシャツは「肌着」だと認識されていました。ワイシャツ1枚で歩くのはパンツ1枚で歩くのと変わらないと言われていたのです。
昔の人はパンツを履く習慣がなく、ワイシャツの前の部分と後ろの部分が股下でつながっていて、その部分がパンツの役目を果たしていました。元々ワイシャツは下着であり、パンツでもあったのです。
国がクールビズを推奨しているくらいですから、普段はワイシャツで出かけるのも全然問題ないと思いますが、結婚式のようなオフィシャルな場でワイシャツ1枚になるのは、失礼に当たるので避けたほうが良いですね。どうしてもジャケットを脱ぎたい場合は、ベストをワイシャツの上に着るのが好ましいですね。
新郎衣装にこだわるなら男性スタイリストのいるドレスショップへ
私が務めるbittersweetは必ず全店舗に男性スタイリストをおくようにしています。
女性コーディネーターよりも、新郎に対して親身になれたり、相談しやすい存在だと思いますので、新郎の味方・仲間になれるよう心掛けています。
また当たり前のことかもしれませんが、衣装に関する知識をなるべく多く身につけ、お客様により良いアドバイスができるようにしています。お客様にとって頼りになる存在でいたいですね。
男性スタイリストとして、結婚式は女性だけが主役なのではなく、男性も主役なんだよという部分をお伝えしていきたいです。
最後に、男性読者へメッセージをお願いします
私は16歳年上の妻と結婚しており、彼女は結婚式なんて全然するつもりなかったそうです。しかし僕が「結婚式をしよう!」と言い、結婚式を行うことになったときにはかなり嬉しかったみたいです。言って良かったと思いますね。
女性から「結婚式をしたい」という気持ちを伝えるのには少し抵抗があるもの。ぜひ男性から言ってあげてください!
【取材協力】
都内を中心に4つのショップを展開するbittersweetは、それぞれに個性が溢れるドレスサロン。NYコレクションのインポートドレスを多数取りそろえる表参道店。トレンドをおさえたカラードレスと豊富なサイズ展開が魅力の新宿店。和装専門の築地店は、都内では稀に見ぬ色打掛や白無垢の品揃え。ホテルグリーンタワー内にある幕張店は、最高のAラインドレスをラインナップしており、他会場で挙式のお客様にも気軽にお越しいただけます。
bittersweet
TEL:03-5363-6635(新宿店)