ドレス・演出・アイテム

末永く良好な関係を築く為に大切な「内祝い」のマナー3つとは?

投稿日:2017年1月24日 更新日:

『内祝い』というのは、結婚や出産といったおめでたいことのお祝いにいただいたものに、「幸せのおすそ分け」としてお返しを贈ることをいいます。結婚式に参列してくれた人からいただいたお祝いのお返しは、引き出物や披露宴での食事代となりますので、お返しする必要はありません。ただし、いただいたご祝儀に対して引き出物や食事代が不十分だと感じる場合には、お返しを贈ると良いでしょう。また、何かしらの都合で参列できなかった人や招待していなかった人などから、お祝いが贈られてきた場合には、お返しする必要があります。

それでは内祝いで贈る品物は一体どのようなものがいいのでしょうか。また、相場はどのくらいの値段なのか、お返しするタイミングについても気になります。もし失礼なものを贈ってしまったり、内祝いを贈るタイミングを逃してしまった場合、お祝い品をいただいた人との関係がギクシャクしてしまう可能性も否めません。幸せな気分も台無しになってしまいます。結婚した後も気持ち良くお付き合いするために、内祝いのマナーを心得ておきたいところです。

今回は、これを知っていれば困らない、内祝いのマナーについてご紹介します。

 内祝いの相場、キーワードは「1/3」

内祝いを贈る際、一番初めに考えるのは金銭面かもしれません。安すぎても失礼ですし、高すぎるものは受け取り手の方もためらってしまう可能性があります。それでは、内祝いの相場はいくらなのでしょうか。

いただいたお祝い品やお金の1/3の価格で購入できる品物を贈るのが一般的。現金をいただいた場合は分かりやすいですが、中にはいくらなのか分かりにくい品物もあるかもしれません。そのような場合、おおよその価格でもよいですが、商品カタログや通販ショップなどで調べるのがおすすめです。

内祝い品は日用品が人気

内祝いの予算がどの程度か決まったら、次に悩むのがどんな品物を贈ればいいかです。せっかくならもらって嬉しいものを贈りたい。そうなると、何がいいのか悩んでしまうという人も多いのではないでしょうか。人気なのは、実用的なキッチン用品やタオルなどの日用品雑貨、またお菓子の詰め合わせなどです。その他にも、紅茶やコーヒーやお茶のセットや観葉植物などもよいでしょう。

内祝いの品物を選ぶときのポイントは、いただいた物に対してバランスが取れる予算の物であるか、渡す人に喜んでもらえるかどうかです。
ちなみに最近ではカタログギフトを内祝いとして贈る人が増えています。カタログギフトは何を贈ればいいか悩む必要もありませんし、必要な物を相手に選んでもらうことができます。贈る品物に悩んだらカタログギフトも視野にいれてみてはいかがでしょうか。

 

注意!内祝いで選んではいけない3つの品物

お返しの品物選びの際に、内祝い品として好ましくない品物があるので注意する必要があります。選んではいけない3つの品物を下記にまとめました。

1. ハサミやカッターなどの「切る」品物

ハサミやカッターなどの切る物は「縁を切る」といったことを連想させてしまうため、あまり縁起が良くありません。文房具セットなどでハサミやカッターが含まれている場合も同様です。刃物は内祝い品として贈らないように注意しましょう。爪切りなども控えたいものです。

2. スリッパやルームシューズなどの「履く」品物

意外と選びがちなスリッパやルームシューズも、目上の人への内祝いとしてふさわしくありません。履き物を贈るのは目上の人に対して失礼にあたるので、上司や高齢の親戚の人などに渡す場合は注意が必要です。

3. 賞味期限が近い食べ物

そのほかに賞味期限が近い食べ物も控えたいところです。賞味期限が近い場合、もらった側は急いで食べなければなりません。お菓子の詰め合わせなどを選ぶ際には必ず賞味期限を確認して、できるだけ日持ちする物を選ぶようにしましょう。

 送り状を添えることを忘れずに!

包装するときには熨斗紙を付けて、「内祝」か「寿」と書きます。熨斗紙を付け忘れると失礼になるので気をつけましょう。水引きの下には夫婦の連名を書くのが一般的です。渡すときは直接会いに行くのがマナーですが、遠方の人は難しいかもしれません。その場合は郵送で送ってもよいですが、必ずお礼状の手紙を同封しましょう。もし郵送で内祝いを贈る場合は、食器などの割れ物は控えたいところです。そして相手の都合が分かるようであれば、在宅している時間帯に着くよう手配する気配りも大切です。

 

内祝いは結婚式終了から1ヶ月以内に贈るのがマナー

お祝いをいただいた場合は、すぐに電話で感謝の気持ちを伝えましょう。お返しを渡す時期は、結婚式が終わってから1ヶ月以内が一般的です。しかし、結婚式の後に新婚旅行へ行く人や、新婚生活の準備でバタバタしている人もいるかもしれません。万が一1ヶ月以内に渡せなかった場合は、遅くなったお詫びもの一言を礼状に添えておきましょう。電話で先にお礼を伝えておくのも良い方法です。結婚した後も気持ち良くお付き合いできるよう、親しき仲にも礼儀ありでマナーを守り内祝いを贈りたいですね。

-ドレス・演出・アイテム
-, ,

Copyright© マリアル | ウェディングメディア , 2024 AllRights Reserved.