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「結婚式は1度しかあげられない」と思ってませんか?

投稿日:2017年7月7日 更新日:

一番そばにいる人を、一番幸せにしたい。
たったそれだけのこと。
でも、人生で一番大切なこと。
ぼくらの“大切な人を大切にする旅”は、今、始まったばかり。

今回インタビューしたのは、この印象的なメッセージがHPトップを飾る「バックパックウェディング」の松永真樹さん。

松永さんは「大切な人を大切にする」をモットーに、奥様である友紀さんとともに世界中を旅しています。夫婦で旅をすることだけでも十分に羨望の目が向けられそうですが、さらに注目されているのは、「バックパックウェディング」の名前の通り世界中でタキシード&ドレス姿で写真を撮影していること。HPに掲載された世界各地での夫婦のウェディング写真の数々は、見始めると止まらなくなるので要注意です。

写真撮影だけでなく、松永さんご夫婦が日本全国で結婚式を挙げられているのも有名なお話。

今回は、結婚式のエピソードや、結婚、家族への想いについて伺いました。第1弾は、全国で4回挙げた結婚式についてのお話です。

結婚式を4回挙げた理由とは?

“ナシ婚”という言葉ができるほどに、「結婚はするが、結婚式はしない」という夫婦が年を追うごとに増えています。
情報が多様化し、たくさんの価値観が生まれる中、結婚式にお金をかけない、という考えや、家族のセレモニーを人前で行うことに恥じらいがあるという思いを持つカップルも多いです。
今や、結婚式をしない理由が、追い風を受けているようにすら感じるこの時代に、全国で4度結婚式を挙げた理由を、まずは松永さんに伺いました。

「結婚式は1度しかあげられない」という感覚がもともとなかったので、本当はもっと挙げる予定でした。

講演やイベントをしている関係で式に招待したい人が全国各地にいたので、いろんな地域から来てもらうことになるとゲストの負担になるとも考え、それよりも、僕らが出向いてウェディングツアーみたいにしたほうがおもしろそうだなあと思っていたのです。

そして結局、友紀(奥様)の地元の熊本、二人が出会った東京、僕の地元の大阪、父親のための京都、と計4回挙げました。

ウェディングプランナーは不在?

「結婚式」と聞くと、誰もがまずは式場を決めることを想像します。会場の担当のウェディングプランナーがついてくれて、その人に相談しながら準備を進める、という流れが一般的ですが、松永さんご夫妻には、ウェディングプランナーがいなかったといいます。全国各地での4度の結婚式、という通常以上に大変そうな準備はどのように進めたのでしょう。

熊本での結婚式は、基本的に僕と友紀(奥様)がプロデュースしました。

会場の装飾や当日の流れなどは二人で考えて、準備は家族や親戚にも手伝ってもらい、前日からは僕らが出逢うきかっけとなった「超∞(ムゲン)大学」というNPO団体の仲間達にも全国から集まってもらいスタッフになってもらいました。『「大切な人」(結婚式のゲスト)を「僕らの大切な人」(スタッフ)でおもてなし』というのも結婚式の1つのコンセプトにしたかったので、ドリンクのサーブ、ケーキ作りなども超∞大学のみんなに手伝ってもらったのです。おもてなしという重要な場面でゲストとスタッフが触れ合ってもらえることができたのはとても良かったです。

東京、大阪、京都の結婚式も同様に式場のプランナーさんには頼まず、大切な人達にたくさん力を借りて自分達で作り上げました。

準備スケジュールが知りたい!

1度の結婚式でも、準備は大変だと言いますが、4回の結婚式を挙げられた松永さんご夫妻のスケジュール感が気になるところ。準備は、やはり大変だったのでしょうか?

まず熊本で5月に結婚式を挙げる事になり、それから、6月に東京、8月に大阪で挙げる計画を立てました。結婚式の準備を始めてから初めて気付いたんですけど、結婚式ってめちゃくちゃ準備がいるんですよね。これを僕らは毎月のようにやる……、正直、これって本当に果てしないなと思いました。だから、準備期間は結構バタバタしていましたね。

どんな結婚式だったのか教えてください

ウェディングプランナーを立てず、自らがプロデューサーとして全国のスタッフの皆さんとともにゼロから作り上げる結婚式。聞けば聞くほど今までの「結婚式」の概念が覆ります。実際にどこでどんな結婚式を挙げたのか、そのコンセプトとともに伺いました。

熊本での結婚式

1回目の熊本は、親族と親友を招待した身内だけの式でした。

僕らが出会ったのは、お父さんお母さんが生まれて結婚して、もっと遡ると、おじいちゃんおばあちゃんが出会って結婚して、というつながりがあったから。そういう何代もの出会いがあって僕らがあるという、「命のつながり」が1番のコンセプトでした。そして“公民館”で結婚式をしたんですけど、会場をまるっきり変えて、みんなで会場を作り上げる、みんなで結婚式を作り上げる、というのもコンセプトの1つでしたね。

東京での結婚式

2回目の東京は、僕ら顔が猿っぽいんで「おさるウェディング」をコンセプトにしました。装飾を猿やバナナにして、プチギフトもバナナにしたりとか(笑)。

大阪での結婚式

3回目の大阪は、バーベキュー会場でやったんですけど、バージンロードにジャイアントフラワーをたくさん飾って、「フラワーウェディング」をコンセプトにしました。

京都での結婚式

4回目の京都は、「父親のための結婚式」。参列者は僕の父親だけという小さな結婚式を挙げました。

 

「1年間に4回の結婚式」、こう聞いただけでは、なかなか想像がつきませんが、具体的なお話をお伺いしていくと、新しいコンセプトのもと、毎回全く違うスタイルで行われたことがわかりますね。ますます興味深いです。

さて、次回は、誰もが気になるけれど、なかなか聞くことができない、費用についてのお話です。これから結婚式を挙げる新郎新婦様も取り入れられるかもしれない、費用をかけずに心のこもった結婚式をつくる方法も教えていただきましたよ。

【書籍紹介】

BackpackWedding~世界の絶景でウェディング~

【取材協力/松永真樹さんプロフィール】
1982年4月9日生まれ 大阪出身。
全世界各地年間100回以上(大学&高校などでも)キャリアや進路などの講演をして回る講演家。
学生時代にバイクで日本一周、アメリカ留学、世界50カ国の旅に出る。 インドで爆破テロに合い、目の前で50人の死者を見る。 人間はいつ死ぬかわからない。であれば毎日毎日、この一瞬を大事に生きたい!そう強く思う。
大学卒業後は2年間人材教育会社にて、個人や組織の目標達成をサポートする仕事をする。その経験を生かし2年後、株式会社Globe設立。代表取締役に就任。
2012年には自身の処女作「やりたいことの見つけ方」出版。
「大切な人を大切にする」をモットーに、愛するゆきと365日地球を舞台に人生彩り中。インスタのフォロワー3万人目前。

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