結婚式前に知っておきたい!結婚式の基礎知識【プログラム編】Part1の続編。
Part1では「迎賓~お色直しの中座退場」までの、披露宴前半のプログラムについて紹介しました。
Part2では、披露宴後半のプログラムをご紹介していきます!
目次
お色直し入場
お色直しをした新たな装いで、新郎新婦が入場すること。
衣装や髪型がガラっと変わることで、より盛り上がるこのシーン‥
元気に入場するのも、ロマンチックに入場するのも新郎新婦の自由です!
入場演出:キャンドルサービス
入場に続き「演出」を行う新郎新婦もたくさん!
各テーブルを回り「キャンドル」に火を灯していくのが「キャンドルサービス」です。
ゲストにとっても、近くで新郎新婦の姿を見られることも嬉しい演出です。
キャンドルの種類もたくさんあるので、可愛いキャンドルを用意すると幻想的な空間が広がります。
入場演出:メインキャンドル点火
各テーブルのキャンドルに火を灯したら、メインテーブル(高砂)にある「メインキャンドル」にも火を灯します。
キャンドルサービスだけで、メインキャンドル点火はしない方もいます!
入場演出:キャンドルイリュージョン
先に紹介したキャンドル演出とは異なり、「突然点灯される」のがキャンドルイリュージョン。
点火のタイミングは、新郎新婦が指定することができます。
例えば、「新郎新婦がメインテーブルの前でお辞儀をした瞬間」など。
機械による遠隔操作での自動点火なので、「火を灯す素振り」なく突然点火します。
サプライズ感満載の演出に、ゲストの歓声が上がること間違いなしです!
入場演出:光の演出
取り扱い業者によって、演出の名前は様々ですが‥
新郎新婦が無色の水を注ぐと、発光し始めるのが「光の演出」です。
- 各テーブルに1個ずつ設置し、ラウンドしながら水を注いでいくタイプ。
- メインテーブル横に大型なものを設置し、水を注ぐタイプ。と2種類あります。
色や形も様々あります。色は単色だけでなくグラデーションタイプも!
入場演出:バルーンスパーク
入場前に、各テーブルにバルーンを設置しておきます。
新郎新婦がこのバルーンを‥専用ステッキでつつきます!
何が始まるか検討がついている方でも‥目の前で行われると「キャー!」と言いたくなる!
ちなみに。
バルーンスパークをただ行うだけでなく「当たりのカラー」を決めておく方も。
「1人1個バルーンをお取りください」と司会者からアナウンスをしておきます。
演出が終わったら「実は当たりのカラーがあります‥赤いバルーンをお持ちの方!?」と当たり発表。
ささやかなプレゼントを渡し、赤いバルーンを持って写真撮影!といった流れです。
入場演出:鏡開き
和装を選んだ方にピッタリな演出が「鏡開き」
鏡開きを行ったあとは、新郎新婦の手でお酒を振る舞ってあげましょう!
各テーブルに置ける「ミニ鏡開き」も人気です。
中に入れるのはお酒じゃなくてもOK!お菓子などのちょっとしたプレゼントも喜ばれますよ!
フォトラウンド
各テーブルを回り、写真撮影をしていくことを「フォトラウンド」と言います。
確実にゲスト全員と写真撮影ができるので、フォトラウンドを行いたい新郎新婦は多いです!
注意したいのは、時間です。
演出もやって、余興も2本あって、デザートビュッフェもやって‥
フォトラウンドも!!は時間的に難しい可能性がかなり高い‥!!
フォトラウンドを絶対やりたい!という方は、1回目のプログラムの打ち合わせでプランナーに伝えましょう。
余興
披露宴を盛り上げるための催しが「余興」
友人や会社の方にお願いすることが多いですが、新郎新婦企画のゲームなどを行ってもOKです!
余興をお願いする際の注意点
- 依頼する前に、プログラムを見直そう
- できるだけ早めに依頼しよう
- お礼は忘れずに用意しよう
頼んでしまってから「プログラムがカツカツ‥」と気付いてもキャンセルするのは失礼です。
余興を先に頼んでしまい、やりたかったプログラムが出来ない!なんてことにならないよう注意しましょう。
余興は準備に時間がかかります。企画して、仲間を集めて、準備や練習をして当日を迎えます。
余興を依頼したいと思ったら、なるべく早めに依頼しましょう!
デザートビュッフェ
披露宴では、コース料理を用意されると思います。コースについているデザートも勿論素敵!
でも‥最近は「デザートビュッフェ」を振る舞う方が増えています。
お席にデザートを配るのではなく、「ビュッフェ形式」でデザートを用意するのが「デザートビュッフェ」。
何が良いって‥
- フォトジェニック!
- ゲストが好きなデザートを選べる!こと
筆者はかなりの甘党ですが‥実は「フルーツ」が食べられません。
スイーツは好きでも抹茶は苦手。甘いものは苦手だけどフルーツは好き。
というように、人にはそれぞれ好みがあります。
コース料理のデザートは、ゲスト1人1人の好みによって変えることはできません。
そこで人気なのが「デザートビュッフェ」です。
1つ1つはサイズが小さいので、たくさんの種類を食べられるのも嬉しいポイント!
また、「演出」や「余興」を行わないため、1つの演出としてデザートビュッフェを選ばれる方も多いです。
プロフィール映像(生い立ち映像)上映
新郎新婦の生い立ち・馴れ初めをまとめた映像を上映します。
上映のタイミングは式場によって様々。中座中、花嫁の手紙前に上映することが多いです。
司会者からも新郎新婦のプロフィールを紹介しますが、司会からの紹介事項は、生年月日や出身地、学歴、経歴などがメインとなります。
映像には、家族・友人との思い出写真をたくさん入れましょう!
言葉で聞くより映像で見る方が懐かしい想いが膨らみます。
映像の長さは、5分程度がお勧め!
あまり長いと集中力が切れてしまいますし、お手洗いや喫煙に席を立ってしまう方が増えます。
花嫁の手紙
新婦が両親に向けて、感謝を綴ったお手紙を朗読をするのが「花嫁の手紙」です。
新郎は新婦の隣に寄り添い、マイクを持ってあげたり、涙を拭いてあげたりします。
人前で話すこと、今まで言えなかった想いを伝えることで、新婦は気持ちがいっぱいいっぱいになることもあります。
新郎は、しっかりと新婦の気持ちに寄り添い、フォローをしてあげましょう。
手紙に関するQ&A
Q:兄弟に向けた内容を書いてもいい?
A:問題ありません。兄弟に限らず、祖父母にも一言伝える方もいます。
Q:便箋、封筒に決まりはある?
A:とくにありませんが、受け取った両親はきっと大事に保管されるはず。
薄いものより、少し分厚いレターセットがお勧めです。専用のレターセットも売っています。
専用のレターセットは便箋の行間も広く、朗読する際に読みやすいですよ!
Q:手紙はどれくらい書けばいいの?
A:ご自身が伝えたい想いの分だけ書いてOKです。
もし目安を言うならば‥便箋2~3枚がちょうど良い長さかもしれません。
Q:読まないのはあり?
A:問題ありません。ご家庭の事情や、恥ずかしいといった理由で読まない方もいます。
感謝の想いは、お手紙を渡すだけでもしっかりと伝わります。
Q:新郎も手紙を読んでもいいの?
A:問題ありません。
新郎も朗読をされる場合は、新郎⇒新婦の順で行うことが多いです。
花束・記念品贈呈
花嫁の手紙を読み終えたら‥両親の元に歩みより、花束や記念品をプレゼントします。
花束だけでも、記念品だけでも、両方でもOK!
渡す際には「ありがとう」と一言添えて贈りましょう。
花束にも少し工夫をすると、より感謝の想いが伝わります。
- カーネーションなど、感謝が伝わるようなお花を入れる
- 新郎新婦の誕生月にちなんだお花を入れる
打ち合わせで司会者に伝えておくと、花束贈呈のシーンで紹介してくれます。
両家代表挨拶
両家の両親と新郎新婦が一礼に並び、ゲストの皆様に向けて、両家代表の挨拶をします。
両家代表挨拶は、主に「新郎の父親」が行います。
不在の場合は「新郎の母親」か「新婦の父親」が行うことが多くあります。
新郎新婦や、片方の家族で決めるのではなく、両家で相談しましょう。
新郎挨拶
両家代表挨拶が結んだら、続いて、新郎から挨拶をします。
基本的には「ゲストに向けてのお礼の挨拶」になりますが、新婦の両親、ご自身の両親にお礼の言葉を伝えられる方も多くいらっしゃいます。
新郎新婦退場
新郎新婦が披露宴会場から退場します。
挨拶が終わり、ゲストの皆様に一礼をして退場口にはけていきます。
式場によっては、両親も新郎新婦に続き退場することもあります。
エンディングロール映像上映
披露宴の結びに、当日のダイジェスト映像「エンディングロール映像」を上映します。
「エンディングロール」「エンドロール」と呼ばれているこの映像。
元々は、列席されたゲストの名前を表示していたことから、そう呼ばれています。
「元々は」と言った通り、最近では「名前ロール」を入れないことも増えているのです。
挙式や披露宴の様子を、当日中に編集し上映する映像は、ゲストにとっても「映像」が見たい!!
「名前」の表示があることで、大事な映像が見にくいことから、名前の表示が減ってきています。
お開きを迎える頃には、挙式の入場は最早「懐かしい」シーンになっています。
最後に、1日を振り返ることで、「いい結婚式だったなぁ」と感じられる素敵な映像です。
送賓
ゲストに「プチギフト」を渡しながら、お見送りを行います。
新郎新婦と両親で送賓をしますが、新郎新婦のみで行うことも。
披露宴中、1人1人としっかりお話できる時間は少ないかもしれません。
来てくれた方全員に、お礼を伝えながらお見送りを行いましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?披露宴の後半はできることが盛りだくさん!
時間や予算を念頭に入れ、やりたいことを纏めておくと打ち合わせもスムーズに進みます。
打ち合わせが進んでから、アレも気になる!コレもやってみたい!と思いついても、
時間がなくて出来ないパターンも多くあります。
全体の流れを把握して、やりたいことの優先順位を決めておきましょう!