婚約指輪はどの指にはめるのが正解？

「結婚指輪は左手薬指にはめるもの」というのがごく一般的なイメージ。

では、婚約指輪は右手と左手、どちらにはめるものなのでしょうか。

婚約指輪をはめる指の正解は？

結婚式の指輪交換に使う「結婚指輪」は、左手の薬指にはめることは誰もが知っていると思います。

それと同様に、欧米諸国や日本では婚約指輪も結婚指輪同様に左手の薬指にはめるのが一般的なスタイルです。

結婚式で指輪を交換するときだけは左手の薬指以外の指に移す、あるいは外すなどして薬指を空けておきますが、結婚指輪をはめた後はその外側に婚約指輪を重ねづけします。

ただし、ヨーロッパ圏でもチェコやフランスなどは右手の薬指に婚約指輪をはめる習慣があるなど、その正解は国によってもさまざま。足の指にはめるのが正式という国もあるようです。

日本でも左手にはめる人がいれば右手にはめる人もいるように、正解にとらわれることなく、ふたりが納得いくスタイルを貫いてOK。ファッション感覚で好きな指を選ぶのも楽しそうですね。

左手薬指にはめる理由とは

そもそも、結婚指輪を左手薬指にはめるようになった由来は、古代ギリシャにまで遡ります。

古代ギリシャの時代では、左手の薬指には心臓とつながる特別な血管が通っていると言われていました。

また、感情は脳ではなく心臓が支配していると考えられていたことから、左手薬指に指輪をすることが永遠の愛を誓う象徴とされていたようです。

現在でも、左手の薬指は「愛を進展させる」「永遠の絆」などを意味し、まさに結婚や婚約にふさわしい指です。

10本の指の中で、「絆を深める」など相手に対する意味合いを持つのは唯一左手の薬指だけ。

指輪が女性の気持ちを繋ぎ止めるものだという考えは、紀元前2500年という、気が遠くなるほどの昔から現代に受け継がれてきたもの。

どの時代のどの国でも、指輪には男性のロマンティックな願いがこめられているのです。

はめる指によって意味が違うってほんと？

左手薬指以外の指にはめたい場合は、指が持つ意味から考えてみるのもいいかもしれません。

左右の10本の指には一本ずつ異なる意味があり、はめる指によって指輪の名称も異なります。

親指「サムリング」

左手……信念を貫く

右手……目標の達成

人差し指「インデックスリング」

左手……集中力と積極性、行動力を高める。

右手……人を導く力、集中力を高める。

中指「ミドルフィンガーリング」

左手……協調性、判断力を高める

右手……インスピレーション、直感を高める

薬指「アニバーサリーリング」

左手……愛や絆を深める

右手……不安を取り除き、本来の力を発揮する

小指「ピンキーリング」

左手……チャンスを呼び、恋を引き寄せる

右手……自分らしさを発揮する

まとめ

婚約指輪をはめる指について、由来や指の持つ意味をご紹介しました。

指の持つ意味に限れば婚約指輪には左手薬指が向いていると言えそうですが、婚約指輪をどちらの手のどの指にはめるかということに、世界共通の正解はありません。

ふたりが納得のいくスタイルで、幸せいっぱいの婚約期間を楽しんではいかがでしょうか？