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結納の具体的な流れと抑えておきたい4つのマナー

投稿日:2017年1月24日 更新日:

結納は結婚するにあたって避けて通れないともいえるイベントです。しかし、どんなことをするのかピンとこない方も多いのではないでしょうか。

結納とは、仲人を設けて両家間で結婚の誓いを立てる儀式のことで、1,000年以上の歴史があります。

近年では仲人を立てずに行うケースが主流ですが、さらに簡略化が進み、婚約食事会のみ行う新郎新婦も増えています。しかし、二人だけの意思で結納の形式を決めるものではないため、両家家族の意向などにより儀式的な結納を行う可能性があるかもしれません。

そこで今回は、いざというとき困らない結納の具体的な流れや注意点などついてご紹介します。

結納当日の具体的な流れ

両家が結納会場で集合する

新郎新婦とそれぞれの両親が結納会場で集合します。基本的に余裕を持って早めに自宅を出るようにしましょう。遅刻は厳禁です。一般的には、新婦側家族が先に会場入りし、つづいて新郎側が会場に入ります。

結納会場となる部屋の飾りつけをする

まず、会場となる部屋に新郎側で用意した結納品の飾りつけをします。この時、新婦側の家族は席を外しましょう。飾りつけが終わったら新郎側は部屋を退出し、新婦側が部屋に入り受書を飾ります。このとき、受書を新婦側の母親が動かしやすい位置に置いておくと良いでしょう。理由は、結納本番で新婦側の母親が受書を新郎側に渡す必要があるからです。

結納会場となる室内へ入室する

それぞれの準備が完了したら、両家揃って入室し着席します。もし新婦側の自宅で行う場合は新郎側の家族を上座へ案内しましょう。ちなみにホテルやレストランなどで行う場合は、レディファーストの考え方で新婦側が上座に案内されることが多いです。入室後は床の間側から、本人・父親・母親の順で着席します。

結納本番スタート

新婦側の父親から口上を述べてもらい、いよいよ儀式の始まりです。新郎側の母親から新婦へ、新婦側の母親から新郎に向けてあらかじめ準備していたお祝い品を渡します。そして最後に、新郎側の父が結びの口上を述べて儀式は完了となります。時間にすると15分~20分程度でしょう。

記念撮影や乾杯をする

正式な婚約として乾杯・祝宴や記念撮影をします。記念撮影の際は、結納品を並べておきましょう。新郎新婦の二人のみでなく、それぞれの両親にとっても一生の思い出に残る記念写真になるはずです。

食事会がスタート

それぞれの両親との交流を深めるチャンスです。お酒を酌み交わしながら、いろんな話題を持ち掛けていけるとよいでしょう。

心得ておこう!結納のマナー4つ

結納当日は飾りつけ終了まで会話を慎む

集合から飾りつけまでの間はなるべく会話を慎みましょう。これには「縁起の悪い言葉は口にしない」という理由があります。

両家のスタイルに合わせた結納準備を行う

両家のスタイルを合わせておくことは不要なトラブルを避けるためにも重要です。特に日程は、六輝にこだわる人がいる場合、大安や吉日で調整しなければなりません。また、結納会場を自宅にするかお店にするかも、それぞれの両親に確認しておくとよいでしょう。また、結納のお金や記念品などの用意も事前に両家で相談しておくと、結納当日をスムーズに迎えることができます。

会場は必ず個室を予約しておく

もし結納をお店で行う場合には、必ず個室を予約しましょう。また、予約時に説明慣れしているスタッフがいるお店を選ぶのも重要です。

新郎新婦側で用意しておくものをしっかり把握する

新郎側は、品を包む紙や水引、品々の明細を記した目録、お金、婚約記念品を用意します。そして新婦側では、受書、会食準備、記念品のお返しを用意しておきます。当日、用意し忘れたということがないよう事前にしっかりと確認しておきたいところ。抜けや漏れを起こさないようにするのもマナーのひとつといえるでしょう。

具体的な流れとマナーを知り気持ちよく結納を迎えよう

儀式的な結納をやる予定ではなかった二人でも、それぞれの家族の意向などにより、今回ご紹介したような結納をとり行う可能性があります。特に儀式的な結納は、新郎新婦にとって初めてのことばかりになるでしょう。しかし、当日の流れやマナーを心得えておくことで気持ちのいい結納を迎えることができるはずです。緊張する場面も多いですが、その分心に残る1日になることは間違いありません。

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