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国際結婚の場合の結婚式準備マニュアル

投稿日:2017年3月7日 更新日:

国際結婚の結婚式前に知っておきたいこと

国際結婚で結婚式を行う場合、調べておきたいことはたくさんあります。例えば、結婚式を挙げる国や、挙式のスタイル、ご祝儀などの文化についてです。海外で挙式する場合、国内婚と雰囲気は大きく異なります。そんな国際結婚をするカップルの、結婚式や準備方法、世界のウェディング事情についてご紹介します。

結婚式はどこですれば良いの?

 国際結婚をするカップルの結婚式は、3つのパターンがあります。まずはそれぞれのパターンについてご紹介します。

 双方の国で結婚式を挙げるカップル

 相手の出身国、自分の出身国の双方で挙式をするスタイルです。「2回分の準備と費用がかかり大変なのでは?」と思うかもしれませんが、双方の国での挙式は、大きなメリットがあります。

 国際結婚で2回挙式するメリット

 ・新郎新婦それぞれ公平

 ・それぞれの両親にとっても後々不満がない

 ・国内婚と海外婚2つの雰囲気に応じて挙式できる

 ・ゲストの負担や旅費の負担が少ない

どちらか一方の国だけで挙式する場合は、ゲストの旅費、スケジュールや宿泊施設の手配、海外旅行に不慣れな人への配慮など、気遣う部分は必然的に増えてきます。

ゲストを多く呼びたい場合、旅費や宿泊費のことを考えると、どちらか一方の国で挙式するよりも、双方の国で2回に分けて挙式を行った方が安く済む場合があります。

そのため、1回目はどちらか一方の国で挙式を行い、お金を貯めて数年後もう片方の国で挙式を行うというカップルもいるようですよ。

片方の国のみで結婚式を挙げるカップル

この場合、どちらかの出身国で挙式するというカップルと、どちらの出身国でもない国で挙式するカップルがいます。

出身国で行う場合は、どちらの出身国で行うのか、それぞれの両親とともに話し合いましょう。後々不満が残らないように、帰国後カジュアルパーティーを行うという配慮もあります。

どちらの出身国でもない国で挙式をする場合、例えば日本人とフランス人カップルであれば、比較的訪れやすいハワイや、バリなどリゾートでの挙式も良いでしょう。

近年、日本人同士でも、ハワイで挙式を行うカップルが増えています。国内のウェディング業者は、海外挙式プランも充実しています。そういったプランを利用すると、比較的楽に準備が行えます。

伝統的な結婚式をしないカップル

国際結婚では、ルールに縛られずに伝統的な結婚式を行わないカップルもいます。その場合は、新郎新婦の中だけでなく、それぞれの両親と相談をしましょう。

相手の出身国で挙式するときには

 相手の国で挙式する場合は、相手国のルールに、ある程度従いましょう。また、基本的には相手の国のルールに合わせるものの、所々で日本人らしい演出を取り入れても良いかもしれません。相手国で挙式する場合に、知っておきたいことをご紹介します。

相手の出身国のウェディングルールを調べる

結婚相手の国のことは、相手、もしくは相手のご両親に聞くのが、一番わかりやすいです。

例えばフランス式の結婚式では、ご祝儀の額は日本式の半分以下。日本のように親族、友人によってのご祝儀で包むべき金額に決まりが無いのです。

このように「予定していた金額よりも、ご祝儀が集まらなかった…」などとならない為にも、基本的なルールやマナーは事前に調べておきましょう。

衣装やドレスに希望がある場合は相手に相談を

日本でも西洋式と和式で衣装が異なるように、ヨーロッパ圏やアジア圏でも、それぞれのお国柄を表す衣装があります。近年では、各国で白いウェディングドレスを着る花嫁が多いですが、場合によってはそれぞれの国の衣装で行うことも。

相手の出身国の風習を重んじながらも、あなたの衣装の希望を伝えましょう。またウェディングドレスでも、国ごとで流行があるようです。

食事は相手の国の食事のルールに

相手の出身国で行う場合、ゲストは当然相手の国の出身者が多くなります。食事内容は、相手の国に合わせることがベター。並べ方や食べ方など、相手国のルールを尊重しましょう。

司会は2言語話せる人にお願いすることも

両国のゲストが多い場合、司会は2言語話せる方に依頼すると、どちらの言語でも理解できて式がスムーズに。

余興や演出は相手の文化に合わせて

余興や演出の内容は、国によって本当に様々。日本の結婚式の醍醐味、「両親への手紙」は実は海外では、少し引いてしまう演出のようです。余興や演出は、相手の国柄、風習を理解した上で行いましょう。

国内で挙式する場合は、相手の国に配慮する

 国内で挙式する場合は、日本でのウェディングで相手に合わせてもらう場合でも、相手の国の文化にも配慮しましょう。料理や言語などに配慮し、お互いが気持ちよく行える内容にします。

司会は2言語話せた方がいい

こちらは相手国で行う場合同様、司会が2言語話せるに越したことはありません。特に相手国から日本にゲストを招いている場合は配慮をしましょう。

料理内容の配慮

日本食を国によっては食べられない人がいることも。その場合は、和洋折衷のバラエティに富んだ食事内容にするのがおススメです。

演出に相手国の方法を取り入れてみて

日本式の演出で結婚式を進めるのも、もちろん素敵です。しかし、相手国の人も楽しめる演出がサプライズで入っていれば、お互いのゲストが楽しめて盛り上がること間違いなしです。

相手国のウェディングルールを確認しておく

相手国のルールを知っておくと、驚くことも少なくて済みます。また、相手の気持ちを配慮する上でも、お互いのウェディングルールを知っておくことは大切です。

お国柄?世界のウェディングの豆知識

イギリスでは席次が逆?!イギリスの結婚式事情

席次は日本式の場合、近い側から主賓(会社の上司や恩師など)、目上の人々、同僚・友人、親戚・家族の順が一般的です。しかしイギリス式の場合、全くの逆で身内(家族)・親戚、友人・同僚、目上の人々・主賓(会社の上司など)の順になります。

中国においてはゲストは私服で参列するのが当たり前?!

日本ではゲストも正装が当たり前の結婚式ですが、中国の地方では、ゲストは必ずしも正装でなくても良いのです。普段着やジーンズでも参列するというから驚き。特に農村部ではカジュアルな服装での参列が一般的のようです。

余興は即興?!ゆる~い、フランスの結婚式事情

フランスの結婚式は、カジュアルな雰囲気が特徴。男性ゲストは、カジュアルスーツにノーネクタイで参列が一般的です。また、ざっくばらんな雰囲気で、余興は当日ぶっつけの即興。日本のようにしっかりとした司会進行がなく、突然余興が始まったり、楽器を演奏して歌ったり、自由に帰ったりします。

飛び入り参加OK?!歌って踊るエジプトの結婚式

エジプトでは結婚式は、夕方もしくは夜からスタートして、気が付けば次の日のお昼なんてこともよくあること。

家族や友人、同僚だけでなく、知らない人まで当日飛び入り参加OKです。エジプトでは招待していなくても、結婚式だとわかると道行く人まで飛び入り参加します。そのためゲストは200~400人になることも。基本的に食事はビュッフェスタイル。結婚式のほとんどの時間が、ダンスタイムです。結婚式での目玉は、"新郎新婦ダンスのお披露目"です。そして参加者全員で、夜通し歌って踊ります。

基本的に長時間!海外の結婚式

日本の結婚式は、時間に正確なプログラム通りの挙式を数時間で行うのが一般的。しかしアメリカやフランスでは、午前11時頃から挙式がスタートし、昼の3時くらいから披露宴、宴会が夜中の2時~3時まで。中には朝まで歌って踊るという人もいます。

またエジプトやロシアでは、長い場合は2日間結婚式を行うことも。日本のように、決められた予定を厳粛に短く過ごすというよりも、アットホームな雰囲気で長く楽しむというのが一般的なようです。

お互いの国の特色を知って素敵なウェディングに

予算に余裕がある場合、また長期的にウェディングを計画する場合は、結婚式を2回行っても良いでしょう。どちらか一方の国で行う場合は、お互いのお国柄を知って、よく相談することが大切です。国際結婚では、異なる文化圏の人間同士が結婚するため、お互いを深く知ることが大切です。「郷に入っては郷に従え」という風に、時に相手の文化に飛び込むことも大切でしょう。二人で良く話し合って、お互いが満足できる素敵なウェディングを挙げてくださいね。

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