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あなたの結婚式はキャプテン次第!?進行を司るキャプテンの想い

投稿日:2017年3月23日 更新日:

結婚式当日の責任者である「キャプテン」。結婚式の進行を把握しながら、入退場のタイミング、演出のタイミング等全て指示を出すとても重要な役割を担っています。この、結婚式には欠かせないとても大切な存在である「キャプテン」はどのような想いで結婚式をサポートしているのでしょうか。

結婚式のプランニングを行うウェディングプランナー兼、結婚式の当日進行を司るキャプテンも行っている、まさに“結婚式のプロ”である鈴木氏が、結婚式当日「キャプテン」としてどのようなことを心掛けているのか、その“想い”を伺いました。

“結婚式のプロ”ウェディングプランナー兼キャプテン

人物紹介
鈴木 健二(すずき けんじ)
クルーズ・クルーズ YOKOHAMA 主任/ウェディングプランナー

元々人をプロデュースすることが好きで、レストラン業やアパレル業を経験。友人の結婚式2次会の幹事を任せれることも多い中で、自身の結婚式で1つの結婚式を創り上げる感動を味わったことをきっかけに、ウェディングプランナーを目指し今にいたる。現在はウェディングプランナーとキャプテンをこなしつつ、スタッフの教育も行っている。

ウェディング業界に入ったきっかけは?

私がウェディング業界に入ったきっかけは、自身の結婚式でした。

レストランのサービスという仕事を続けてきた中で、一度アパレル業界に転職したことがありました。元々人をプロデュースすることがとても好きで、お客様のコーディネートをすることがとても楽しかったことを覚えています。そんな中で友人の結婚式に参加することが増え、出席するたびに「この演出いいな!」や「この進行はちょっと惜しいな……」とただ楽しむだけでなく、結婚式の内容に注目するようになっていきました。それにともない、結婚式の2次会の幹事をよく頼まれていました。友人の結婚式2次会はほぼ全て私が幹事したのではないでしょうか(笑)。「演出」をプロデュースすることがとても好きでしたね。

そして1番のターニングポイントは自分の結婚式です。打ち合わせをする度にいつも頭の中で当日をイメージして……「こんな感じでお願いします!」とプランナーさんに自分の意見をどんどん出しました。プランナーさんと一緒に「結婚式」を創り上げることがすごく楽しくて、自分の結婚式が終わってから1年後には今の会社にいましたね。

実際にキャプテンやプランナーを経験して感じること

とても感動する仕事で、いつも涙を流しています(笑)。

私はとても感情移入しやすく、泣き上戸なので、自分の担当したお客様の結婚式が終わると、毎回泣いています。最後のお見送りの後に新郎新婦様にご挨拶する時に「泣いてしまいましたー…!」というのはお決まりですね(笑)。

滞りなく結婚式を進行することはもちろんですが、結婚式当日に新郎様に新婦様宛のお手紙を書いていただき急遽サプライズを行ったり、時間の関係でテーブルラウンドを諦めていたお客様に、なんとか時間を捻出してテーブルラウンドを行わせていただいたり……お客様が喜んでくださると私もとても嬉しくなります。

自分の担当のお客様が後日レストランに食事に来てくださることがあります。レストランは後日自分が結婚式を行った思い出の場所で食事をすることができるという点がとても魅了的な部分だと思いますね。お客様にとってもですが、私たちスタッフにとっても過去に担当したお客様が来てくださることはとても光栄です。

キャプテンとして心がけていること

新郎様に寄り添う

1番心掛けていることは「新郎様に寄り添う」ことです。

結婚式当日はキャプテンとは別に、新婦様のサポートをする「アテンダー」という役割がいます。しかし新郎様のサポート役はいないので、キャプテンである私が新郎様に寄り添うよう心掛けています。何か話し掛ける時は必ず新郎様に話し掛けるようにしていますね。

また、結婚式が始まる前は緊張されている新郎様が多く、顔がこわばっていらっしゃる方がひじょうに多いです。ですので、初めの打ち合わせが終わった後に新郎様の肩を「ぽんっ」と叩き「緊張していますか?大丈夫ですよ~!」とボディタッチするようにしています。ボディタッチを使ったコミュニケーションをすることで新郎様の緊張がほ段々とほぐれ、距離が縮まり、小さなことでも相談してくれるようになるのです。

話しやすい雰囲気づくり

「何でも言ってくださいね!」と言葉で言っていても、なかなかお客様からすると相談しづらいもの。だから私の場合はお客様と仲良くなり、何でも言いやすい“雰囲気”をつくるようにしています。

キャプテンは全ての進行を見て、常に動けるようにしておかなけらばならないため、初めに指導されるマニュアルでは、なるべく新郎新婦の側にいなくても良いようになっています。しかし私はなるべく新郎新婦様の側にいて、要望にすぐに答えられるようにしています。

また、お二人に話し掛けるときは“テンション”を意識しています。お二人の前ですとまあテンション高いですよ(笑)。どんどん盛り上げるようにしています。

他のスタッフからも「鈴木さんのお客様との距離、あれだけは真似できません」と言われますね。プランナーを担当し、結婚式当日別の者がキャプテンについた時でも、お客様に「鈴木さん呼んでもらって良いですか?」と私に相談されることはしょっちゅうありますね(笑)。「いやいや!僕はプランナーなので、キャプテンに相談してください!」とは言いますが、やっぱりとても嬉しいですよね。

人は「何でも言ってください」と言われると堅くなってしまうもの。「何でも言ってくだっさいね」という言葉を遣うよりも、お客様と仲良くなり、言いやすくなる雰囲気をつくることを大切にしています。

リハーサル中に写真をたくさん撮る

なるべくリハーサル中に多くの写真を撮るように心掛けています。

1番多く写真を撮れるタイミングは結婚式中ではなく、実は「リハーサルの時間」。進行の区切りが良いタイミングでカメラマンに「写真撮ってください」と声を掛けるようにしています。また、結婚式本番前にたくさん写真を撮ると、いろんなバリエーションのたくさんの写真が撮れるということだけでなく、お二人の緊張がほぐれて、のちのち本番中にとても良い笑顔を撮ることができるのです。

まず挙式のリハーサル。チャペルに入ったタイミングで撮影。そして指輪交換のときにも撮影。もちろんリハーサルの時間が超過しないよう調整しながら、いっぱいいろんな写真を撮るようにしています。

挙式がないパーティーではカメラマンに「あまり写真を撮る場面がありません」と言われることがあります。挙式がないからといって、写真のパターンが少なくなってしまうのは寂しいですよね。なので私は、挙式がないパーティーでは披露宴がスタートする前にお二人だけで会場に入ってもらい、写真を撮るようにしています。

私自身結婚カメラが好きなので、「ではこういうポーズしましょうか!」といろんなポージングを新郎新婦様に依頼して、お二人をほぐしながら進めていますよ。

頭を使うより心を使う。演出をたくさん詰め込みたいと言われるお客様にも、頭で考え「時間が足りないので無理です」と断ってしまうのではなく、「ではどうやって理想の結婚式にしようか」と心で考える、それが私の仕事だと思っています!どんなことでもお気軽にご相談くださいね!

 

【取材協力】
レストランだからこそ叶う自由なスタイルで結婚式を行うことができます。お好みのメニューをチョイスし、お二人とスタッフで作り上げていくオリジナルの時間、オリジナルの感動、オリジナルの想い出。「おふたりとゲストを幸せにするスペシャルメニュー」を自信を持っておすすめします。

クルーズ・クルーズ YOKOHAMA
TEL:045-450-2111

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