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花嫁を悩ませる手紙の準備はこれでOK!手紙の書き方のポイント

投稿日:2017年6月23日 更新日:

結婚式の楽しみとして、キレイな花嫁姿、いろんなサプライズ演出、楽しい余興なども盛り上がりますが、何といっても感動するのは、花嫁から親への感謝の手紙です。

ワイワイ、ガヤガヤしていたそれまでの会場の雰囲気が一変し、そこにいる全ての人が、静かに花嫁の言葉に聞き入り、涙します。結婚式の中で、最も感動的なシーンの1つです。

花嫁が読みあげた手紙は、親へと渡され、花嫁の親にとって、大切な宝物になります。

そんな大切な手紙を、どのように書いたらいいのでしょうか?

結婚式前に手紙を準備しておきましょう!

メールや電話が主流の現代社会において、手紙を書く機会は、極めて少ないと思います。手紙を書きなれていないので、何を書いていいかわからないですし、何より恥ずかしいと、手紙を書くことに抵抗がある花嫁も少なくないようです。

しかし、手塩にかけて育ててくれた親への感謝の言葉です。一生の宝物になるように、花嫁の自分の言葉で、花嫁自身による自筆の手紙を書き残すことに意味があると思います。

一生に一度の感謝の手紙です。親との思い出を振り返り、気持ちをこめて書きあげましょう。

花嫁からの感謝の手紙

何を書いていいのかわからないという花嫁も少なくないと思いますので、花嫁からの感謝の手紙の構成について確認してみましょう。

失礼がなく、しかも、花嫁の手書き感を感じさせるオリジナリティにあふれた手紙にしましょうね。

書き出し

まずは、つかみの導入部分、手紙の書き出しです。

ここは、お決まりとはなりますが、ゲストにひとこと挨拶しましょう。

「本日はお忙しい中、私たち2人のためにお集まりいただきまして、本当にありがとうございます。数々の温かいお言葉や楽しい余興をいただき、大変感謝しております。

この場をお借りして、私をここまで育ててくれた親へ、普段伝えられなかった感謝の気持ちを手紙につづり、読ませていただくことをお許しください。」

などのように、ゲストのみなさんへのお礼の挨拶から始まり、みなさんの前で、親への感謝の手紙を読みあげることを許してくださいと、ゲストへの配慮の気持ちを伝えましょう。

親への感謝の言葉

さあ、ここから本題に入ってきます。

気持ちのこもった言葉で、自分をここまで育ててくれた親に感謝の気持ちを伝えましょう。

「お父さん、お母さん、〇〇年間私を育ててくれて、本当にありがとう。今日のこの日を迎えられたのも、お父さん、お母さんが優しく、大切に育ててくれたおかげです。今まで本当にありがとうございました。」などのように、親への感謝の気持ちを伝えます。自分の親なので、他人行儀になりすぎないように、「ありがとうございました。」より、「ありがとう。」の方が、気持ちが伝わりやすいかもしれません。逆に、お嫁に行くので、この家を旅立つという気持ちを含めて、あえて「ありがとうございました。」でもいい気がします。年齢、状況を考えて、あなたがいいと思った言葉を選びましょう。ゲストではないので、あまり堅ぐるしくなくても大丈夫です。

エピソード

ここが腕の見せ所です。今までのエピソード話なので、完全オリジナルストーリーになります。今までにあった印象に残るエピソード話を書きましょう。

困らせたエピソード

自分の小さい頃を思い出してみてください。子どもならではのわがままで親を困らせた話の1つや2つは誰にでもあると思います。よく、親が、「お前が小さい頃は、〇〇で困らされたものだったな~。」とか、「お前が小学校1年生の時、〇〇して、あの時はどうしようかと思ったよ。」なんて話がありませんか?

また、病気やケガで入院して親に心配をかけたとか、小さい頃、薬がキライで、薬を飲みたがらずに、病気の時にいつも親を困らせたなんて話がきっとあるでしょう。

親がそう、そうと思えるエピソード話を盛り込みましょう。

うれしかったエピソード

自分が本当にうれしかったエピソード話もいいですね。

自分の心の中に残るうれしかったエピソードを書いてみましょう。

お父さんが仕事で忙しかったり、単身赴任などで、「なかなか会うことができなくて寂しい想いをしていたけど、忙しい中、〇〇に遊びに連れて行ってくれて、〇〇したことが、今でも忘れられない思い出です。」とか、「運動会の時に、いつもお母さんが作ってくれたお弁当を一緒に食べるのが楽しみでした。」なんてうれしかったエピソード話を綴ってみてもいいでしょう。

反抗期のエピソード

聞いている人が引くほどの反抗期のエピソード話は避けた方が良いと思いますが、反抗期のエピソード話も書きやすいと思います。

何もできない、しないのに、親に生意気な口をきいていたことを今考えると恥ずかしく、反省の気持ちでいっぱいです、みたいな話を具体的に書いてみましょう。

お母さんに対してした失礼の数々……

訳もわからず、父親のことが苦手になってしまい、キライではないのに、口をきかず、避け続けてしまった……など過去を振り返れば、何かしら反抗期のエピソードがあると思います。

エピソードの後には、「あの時はごめんね。」と反省の言葉を忘れずに!

親へのお礼と旅立ちの言葉

エピソード話をした後に、しみじみとお礼の言葉を述べましょう。

「いつも困らせてばかりの私を今日まで育ててくれてありがとうございました。」とか、

「いつも優しい笑顔で包んでくれてありがとうございました。」など、エピソードに合わせたお礼の言葉にします。

そして、「今日、私は〇〇家を旅立ち、〇〇さんと新しい家庭を築いていきます。」と旅立ちの言葉につなげます。新しい家庭をどんな家庭にしていきたいかを加えて、これからの抱負を述べるのもいいでしょう。

結び

結びは、新郎の親への挨拶とゲストのみなさんへのお願いの言葉で結びましょう。

新郎の親に対し、「お父さん、お母さん、何もできない私ですが、〇〇さんと2人で幸せな家庭を築いていきますのでよろしくお願いします。」などと新しい家族になる挨拶をします。

そして、ゲストのみなさんにも、もう1度お礼を述べ、幸せになる誓いをし、また、力になってくれるようにお願いします。

「今日は、本当にありがとうございました。お集まりいただいたみなさんに誓い、2人で力を合わせ、幸せな家庭を築いていきます。とはいえ、まだまだ未熟な2人ですので、これからも温かく見守ってください。よろしくお願いします。」などのように結びます。

いつ手紙の準備をすればいいの?

みんな入籍日はどうやって決めるもの?1

手紙は、結婚式の1週間前以降に準備しておくといいと思います。

それより前だと実感がわかず、心のこもった感謝の手紙が書きにくい気がします。昔をじっくり振り返り、気持ちをこめて、感謝の手紙を書くとなると、結婚式が迫ってきた1週間前以降の方が、“あ~、本当に私も結婚し、この家を旅立つんだな~”という実感がわいてくると思います。

ただ、前日は避けた方がいいです。結婚式当日の花嫁は、何かと朝早くから忙しく、前日は、なるべく早く休んだ方がいいからです。睡眠不足は、化粧ののりも悪くしてしまいます。ご注意ください。

まとめ

感動を誘う花嫁の感謝の手紙についてご紹介してきましたが、もっとも大事なのは、花嫁の感謝の気持ちです。今までのことをしみじみと振り返り、あなたのご両親がしてくれたこと、言ってくれた言葉を、よ~く思い出してみてください。きっと、あなたの感謝の気持ちがこもった言葉があふれてくることでしょう。

さあ、いよいよ“いい日旅立ち”です。

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