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これはNG!予算を抑えるはずが、残念な結果に……装花デザイン選びの4つのポイント

投稿日:2017年5月6日 更新日:

結婚式でゲストが一番長い時間を過ごすのは、披露宴会場です。その空間を彩るのは、各ゲストテーブルに飾る卓上装花と新郎新婦様が座るメインテーブル装花です。でも、“お花の予算を抑えたい”という声が多く聞こえてくるのも、事実。今回は、予算を抑えて、ボリュームアップを目指したい、という方が陥りやすいNGポイントをまとめました。ぜひ参考にしてください。

花材を指定する

お花の種類を指定することは、絶対にNGではありません。自分の大好きなお花で飾ることを心に決めている新婦様も中にはいらっしゃるからです。使いたいお花があるため、その旬の時期に結婚式の時期をずらされたお客様もいらっしゃるくらいです。

知っておいていただきたいことは、絶対に譲れないものとしてお花の種類を指定される場合、結婚式をされる時期には、出回っていないものがあって実現不可能なものやかなり高額になるものがあるということです。

お花の種類の指定(芍薬を使いたい、桜がいい、など)をせず、「柔らかい雰囲気」や「シャープな感じで」などと、イメージや色のみ希望をお伝えされる場合、基本料金内でもかなりボリュームが出ることもあります。

裏事情ですが、同週末に複数の組数の結婚式があり、同じお花を使用できる場合は、同時にたくさんの量のお花を仕入れることで、原価を抑えたり、予算内でたくさんのお花を仕入れたりすることができます。また、旬のお花は予算内でたくさん仕入れることができるので、ボリュームも出しやすくなります。

花びらを散らす

テーブルに花びらを散らすと、確かにベースにお花を飾っただけの状態よりも、ボリュームがあるように見えます。現に、ウェディング雑誌のチャペルや卓上にも、花びらを散らした写真がよく出てきますね。しかし実は、これは造花で撮影されていることが多いです。

実際の花びらを当日に卓上に撒くと、長時間の披露宴の間にお花が傷んで、黄ばんできたり、枯れて茶色くなったりして、とても見ていられない状態になります。造花で飾った場合は、生花のように傷むことはありませんが、造花であることがゲスト席に着いた時によくわかる為、あまりウェディング現場で積極的に用いられることはありません。

持ち込みアイテムを持参する

装花の価格とボリュームを気にされて、風船やオーナメント、ペーパーアイテム、ぬいぐるみなどを装花と一緒に卓上に飾りたい、もしくは飾った、という方もいらっしゃいます。けれど、こちらは、あまりお勧めはできません。

日常的によく目にする風船やぬいぐるみを、非日常空間の中に一緒に飾るには、かなり高度なセンスと技術を必要とされます。一歩間違うと、ボリュームを出す為にされたことが、とても安っぽい雰囲気になってしまいます。もしも、イメージされているものがある場合、希望のアイテムがある場合は、必ず事前にフラワーコーディネーターに相談し、装飾する際は、アイテムを預けてプロに装飾してもらうようにしましょう。

フラワーコーディネーターにすべてお任せ

花を使用しなくても、葉っぱやフルーツ、実などを使用してボリュームを出すことができます。また、フラワーベースをたくさん並べて動きを出したり、高さのあるものを使用して空間をうまく使ったりして演出することも可能です。

器にBOXや竹などを使用する、テーブルランナーやリボン、造花やジェル(ゼリー)などを装花と組み合わせる、などというアレンジで、価格を抑えて、イメージする雰囲気を再現することもできます。

これらは、すべて新郎新婦様がイメージするものがあったり、重視したいもの(ボリューム、雰囲気など)があったりして初めて、フラワーコーディネーターの力を発揮できる部分でもあります。すべてお任せ、と丸投げするのではなく、好きな雰囲気やイメージするもの、好きなものや嫌いなもの、重視したいことなどをぜひ明確に伝えてくださいね。

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