主婦のみなさん、毎日お疲れ様です。掃除に洗濯、大変ですよね。ただ、これらを粗末にしてしまうと清潔感が損なわれ、いつの日か足の踏み場もない、ゴミ屋敷のようになってしまうかもしれません(ちょっと言い過ぎかもしれませんが)。人が急に家にくることになっても、安心して家にあげられる状態にしておきましょう。今回、掃除・洗濯に関する知識をご紹介しますので、是非、実践してみてください。
『デキる』主婦を目指そう!~掃除編~
掃除の基本
こまめに掃除をする
ホコリや垢などのちょっとした汚れは、気付いたら「拭く」「落とす」を徹底しましょう。軽い汚れでも、時間が経つと、日光や熱、空気によって変化し、落ちにくくなってしまいます。
窓をあけて掃除をする
掃除中は、風の通り道をつくって、汚れた空気を外に出しましょう。特に掃除機をかけるときは、人の動きもあり、ホコリが舞い上がるので、かならず窓やドアをあけてください。
汚れ・材質・洗剤&用具を見極める
汚れをしっかり落とすポイントは、どんな材質にどんな種類の汚れがついているかを見極めて、それにあった洗剤や用具を使うことです。弱い材質に強い洗剤を使っていては、材質そのものがダメになってしまいますし、頑固な汚れに弱い洗剤を使っていては、汚れが落ちません。
「上から下へ」「奥から手前に」掃除をする
ホコリが落ちるので、天井に近いところから掃除をするのが基本です。ただし、液体洗剤を使用するときは液が垂れ、スジが残ることがあるので、下から上に素早く磨いてください。
掃除の仕方まとめ(台所)
ガスレンジ
まずは、軽く水拭きをしたあと、台所用洗剤を使用して拭きます。その後、つけおき洗いをして、クレンザーでこするようにしましょう。
冷蔵庫
⑴食材を全て出す
⑵取り出せるものは、台所用漂白剤で30分ほどつけおき洗いをして乾かす
⑶庫内は、5倍程度に薄めた台所用漂白剤を綿棒に含ませ拭く。カビを移さないように、こまめに布巾を洗う
⑷ドアパッキンは5倍程度に薄めた台所用漂白剤を綿棒に含ませ塗る。30分ほど置いてから水拭きをする
⑸冷蔵庫の外側は、台所まわりの洗剤を含ませた布巾で拭いたあと、十分に水拭きする
電子レンジ
⑴耐熱性の容器に水を入れ、2~3分加熱し、汚れをふやかす
⑵5倍程度に薄めた食器用洗剤を布巾に含ませ、拭く
⑶水拭きしたあとドアをしばらく開けておき、乾かす
⑷レンジの外側は、台所まわりの洗剤を含ませた布巾で拭いたあと、十分に水拭きする
掃除の仕方まとめ(お部屋)
クッションフロア・フローリング
髪の毛やホコリなど、毎日汚れがでます。できれば、毎日掃除をしたいところですが、難しい場合は、週1回を目処にしてください。ペーパーモップか掃除機を使用して、汚れを取りましょう。
カーペット
非常にホコリがたまりやすいので、ダニも発生しやすいので掃除機を使用して、隅々までキレイにしましょう。
壁
壁も年に1度は、掃除をするようにしましょう。室内でタバコを吸う人は、半年に1回が理想です。住居用洗剤を雑巾にスプレーして拭きます。壁のつなぎ目に洗剤がはいらないように気をつけてください。
[シールはがし]
壁についたシールがキレイにはがせない場合は、シールをドライヤーであたため、爪で出来る限り、はがします。残ったのりのあとは、クレンザーを含ませた雑巾でこすり取り、最後に水拭きをすれば完了です!
ソファ
[布張り]
普段は、掃除機で吸う程度で大丈夫です。月1回は、衣料用中性洗剤を薄めた液を布に含ませ、固く絞って拭き、最後にから拭きをするといいでしょう。
[皮張り]
普段は、布でから拭き程度で十分です。汚れが気になってきたら、専用のクリーナー、またはミンクオイルを少量つけ、ムラができないように薄く塗りのばし、から拭きをしましょう。
[合成ソファ]
普段は、布でから拭き程度で十分です。汚れが気になってきたら、住居用洗剤を布にしみ込ませ、拭きあげましょう。変色しないようにきをつけながら、行なってください。
『デキる』主婦を目指そう!~洗濯編~
洗濯の基本
素材に適した洗剤を選ぶ
なんでもかんでも同じ洗剤を使っていませんか?素材を傷めずにキレイに洗い上げるには、素材にあった洗剤を使うことが大事です。
洗濯物を詰め込みすぎない
洗濯の詰め込みすぎは、汚れが落ちないばかりではなく、洗剤が溶けきらない原因になります。洗濯機の上限kgの8割を目安にしましょう。
取り扱い絵表示にそって洗濯する
ほとんどの衣類には、その衣類に合った洗い方や絞り方、干し方を示した絵表示がついています。洗濯をする前に絵表示を確認し、適したお手入れをしましょう。
20℃〜40℃のぬるま湯で洗う
水が冷たいほど汚れ落ちが悪くなるので、可能ならば、お風呂の残り湯などを利用してぬるま湯で洗濯しましょう。ただし、すすぎは、キレイな水道水でしてください。
定められた洗剤量を守る
洗剤を多く入れれば、よく汚れが落ちるわけではありません。むしろ、すすぎが不十分になり、衣類に洗剤が残ってしまいます。もちろん、もったいないからと洗剤の量を減らせば汚れ落ちは悪くなるので、洗剤容器に表示された目安を守ることが大切です。
洗濯ネットをうまく利用する
衣類の傷みや糸くずの付着を防いでくれる洗濯ネットですが、洗浄力が多少落ちます。型くずれしにくいものはネットに入れずそのまま洗濯機に、汚れがひどいものは前処理をしてから、洗濯機に入れるようにしてください。
干し方の基本
・大きなシワをのばす
・細かいシワをのばす
・絵表示にあった干し方をする
・パンツやスカートは裏返して干す
・脱水が終わったら、すぐ干す
・洗濯物同士の間隔をあける
・日陰ではなく、日なたに干す
シミ抜きについて
お気に入りの衣類にシミがついてしまったら嫌ですよね。どんな処置をすればいいのでしょうか。
処理方法①
[用意するもの]
タオル、歯ブラシ
⑴乾いたタオルの上に、シミのついた部分を下にして置く
⑵歯ブラシを水にしめらせ、シミの外側から内側に向かって、トントンたたき、下のタオルにシミを移す
⑶タオルをずらしながら、タオルにシミがつかなくなるまでおこなう
⑷乾いたタオルで水分を吸い取り、自然乾燥させる
処理方法②
[用意するもの]
タオル、歯ブラシ、衣料用中性洗剤か食器洗い用洗剤
⑴乾いたタオルの上に、シミのついた部分を下にして置く
⑵歯ブラシに洗剤をつけ、シミの外側から内側に向かって、トントンたたき、下のタオルにシミを移す
⑶タオルをずらしながら、タオルにシミがつかなくなるまでおこない、水ですすぐ
⑷乾いたタオルで水分を吸い取り、自然乾燥させる
処理方法③
[用意するもの]
洗いおけ、漂白剤
⑴洗いおけに水をはり、漂白剤を溶かす
⑵衣類をひたして、しばらく置く。途中様子を見ながら、2時間を上限にシミがある程度消えるまでおこなう
⑶洗いおけに水をはり、水をかえて2、3回すすぐ
⑷脱水機にかけたあと乾かす
〜シミの種類別処理方法〜
上記の処理番号を以下に記載しています。
しょうゆ・コーヒー・ケチャップ:①⇒②⇒③
血・インク・紅茶・ワイン:①⇒③
口紅・ファンデーション・チョコ・ボールペン:②
カレー・ミートソース・ドレッシング:②⇒③
いつでも見せられる家に!
ここまで、主婦として知っておきたい掃除・洗濯の知識をご紹介してきましたが、いかがでしたか。ベテラン主婦のみなさんは、すでに知っている・できている項目も多いかもしれません。これから主婦になるみなさんは、是非、チェックしておいてください!誰かが家にきた際に「え〜、なんでこんなにキレイなの!?」と驚かせるくらいに家に常に見せられる状態にしておきましょう!
[参考書籍]
この記事は、以下の書籍を参考に、執筆しております。
[入江久絵さん プロフィール]
高校生までは「便せんに絵を描く人になること」が将来の夢だったが、
手に職を…という思いからシステム系の専門学校へ進み、一時はプログラマーとして働く。
結婚を機に退職。その後、イラストレーターとしての活動を開始。本著がデビュー作となる。
性格:楽天家・末っ子気質・小心者
好きなもの:お絵かき・山・鶏・石鹸・健康そうなもの
[結婚一年生ホームページ]
http://www.sanctuarybooks.jp/kekkon/author.html
[入江さんホームページ]
http://poorly.hacca.jp/