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【黒川伊保子さんインタビュー】人工知能・脳科学のプロが語る恋愛における男女脳の違いとは

投稿日:2017年7月15日 更新日:

みなさん、恋愛を楽しんでいますか!?

相手のことが嫌になったり、喧嘩したり......恋愛をしていく過程には、様々な苦難と向き合わなければならないこともあるでしょう。

死ぬまで一生ラブラブ!なんてカップルや夫婦はほとんどいないのではないでしょうか。

今回は、「ホンマでっか!?TV」や「とくダネ!」 にもご出演され、人工知能・脳科学研究者の黒川伊保子さんに男女の脳の違いや夫婦円満の秘訣についてお話をお聞きしました。

恋愛に悩むみなさんにとって、役立つ情報満載です!

マリアル
今回は恋愛と結婚について、男女の脳の違いからどうしたら上手くいくのか教えていただけたらと思います。どうぞよろしくお願いします!
黒川さん
こちらこそ、よろしくお願いします。

男女の脳の違いについて

マリアル
早速ですが、男女の脳ってそんなに違うんですか?
黒川さん
全然ちがいます。脳の神経回路の構成と、神経信号の特性がまったく違う。違う装置のようなものです。しかも、一般の男女脳ですら、違いがかなりあるので、惚れあう二人は、もっと違います。動物の脳には、自分と感性が真逆の相手に発情するようにプログラミングされているからです。できるだけ豊かな感性を子孫に残すためですね。感性が違うので、当然、イラッとしたり、ムカッとすることに。つまり、夫婦が上手くいかないのは当然です。生殖相性(遺伝子配合の相性)は、人としての相性に反比例します。男女は、生殖相性の良さを察知して、恋に落ちるので、「激しく愛し合った2人」ほど人間相性は最悪なんです。
マリアル
残酷すぎませんか?(笑)
黒川さん
本当にそうですね(笑)でも、これが事実です。このことをもっと多くの男女に知ってほしいです!
マリアル
これは、知っておいて損なしですね。
黒川さん
暑さに強い個体と、寒さに強い個体がつがって子孫を残せば、地球が寒冷化しても温暖化しても子孫が残ります。だから、寒がりと暑がりが夫婦になる。エアコンの適正温度が一致するわけがないのです。どちらかが神経質なら、もう一方は大らか。どちらかが寝つきがよければ、もう片方は寝つきが悪い。たとえば、爆発音が聞こえたら、立ちすくむ方と、逃げ出す方に別れるのが夫婦というもの。系の生存可能性を上げるので、動物学的には理にかなってますが、心理学的には、とっさの行動が違うので、腹が立つわけですね。「なぜ今、これを言う?」「なぜ、こんなことがわからない?」とかね。
マリアル
生き残ることを考えたら、そうなりますね。
黒川さん
他には、恋愛に対する考え方というか、生殖に関する戦略が男女では、全然ちがいます。哺乳類のメスは、妊娠も出産も文字通り命がけです。授乳期間もありますから、一生殖に長い時間をかけます。一生殖のリスクがオスに比べて圧倒的に高いのです。このため、脳が、生殖相手を厳選します。無意識のうちに異性の遺伝子情報をキャッチして、「近づいてもいい異性」とそうでない異性を瞬時に選別します。その感度が最も高いのが20代半ばと言われています。20代半ばの女性ならば、千人に一人の相手を探し出しているかもしれません。一方で、哺乳類のオスである男性のほうは、遺伝子をばらまく方が勝ちなので、そこまで厳しく取捨選別しません。ちょっとかわいい子に言い寄られたら、ついほろりとなるくらいの鷹揚さですね。
マリアル
女性の機会損失に関して、考えたことがなかったです。たしかに、女性は慎重にならざるをえないですね。

女性の結婚・出産について

黒川さん
女性は、20代半ばに生殖感度が最も高くなり、20代後半には「優秀な個体」を残す確率が最も高くなると言われています。したがって、20代後半の女性の脳は、恋の確信が深く、結婚したがっています。ここを逃すと、結婚難民になってしまう確率が上がるため、とても大事な時期です。
マリアル
そうなんですね。
黒川さん
ここで、女性にアドバイスしたいのが、本当に結婚したいのであれば、「この人だ!と思った男性と付き合ったら、早く結婚に持ち込むこと」です。早く結婚に持ち込まないと、ある日、いきなり相手が嫌になります。脳が「この相手にこだわっていると、生殖できない」と判断して、相手を嫌うように仕向けてくるからです。さらに、年齢を重ねると、恋のときめきが起きにくくなる。30過ぎても結婚しないでいると、1000人に1人を選ぶ余裕がなくなってきて、許容範囲が広がります。すると、脳が厳選した相手でないことを知っているので、「そこそこ」な感じがしちゃうんです。つまり、恋のときめきは、独身未出産のまま30歳を過ぎると、どんどん下がることに。今の恋がいい恋なら、早く結婚して、子どもを持ったほうがいい。
マリアル
そんなに急いだほうがいいんですか?
黒川さん
現代の男性って、草食系とか言われますよね。勿論、違う人もいますけど。結婚したい!なんて強く思う人も少ないですし、プロポーズもめんどくさいと思っているし、女性と違って生殖リスクがないから、別に早く結婚する必要もないし、結婚したらお財布事情は苦しくなるし......などメリットよりデメリットが目立つので、結婚にかなり消極的なんです。女性に言いたいのは、待ってても結婚できる保障はとてつもなく少ないということです。そう思いませんか?
マリアル
え......と......はい。(図星すぎて固まっている私♂)
黒川さん
なので、結婚まで女性が追い込んでいくことが大事なんです。もうビジネスみたいなものかもしれません(笑)。「じゃ、結婚しよか」って言わせれば、勝ちなんです。本当は、特別な場所で、素晴らしいプロポーズをしてくれて、「お嫁さんになってください」なんていわれたら、最高ですけど、なかなか難しいので、理想を少し下げたほうがいいかもしれません。
マリアル
どんなふうに追い込んでいくんですか(笑)?
黒川さん
時期でいうと、付き合って1年以内に結婚を決めるのがベストです。最初の1年間は、ラブラブな状態が続くので、2人の仲が非常に良好ですし、結婚まで持っていきやすい期間なんです。1年後からそのラブラブはほとんど続かないから覚悟しておいてください(笑)。
マリアル
具体的な追い込み方ってあるんですか(笑)?
黒川さん
1番手っ取り早いのは、同棲かもしれません。同棲すると、、会う頻度や時間を気にする必要もなくなるし、家賃や光熱費などの固定費も下がるし、自由なお金も増えるので、男性にとっても十分メリットはあります。一緒に住んだら、2人のお財布を作って、「将来のために貯めようね」なんて言えば、男性は、「あー、なんか結婚するってこんなかんじかもな」と思いやすくなりますし、結婚を匂わせる状態はつくれるのではないでしょうか。ただし、最初から目標を設定しておいた方がいいです。「貯金が○○円になったら結婚しよう」「次のアパートの契約書き換えのときには、ちゃんとしよう」のように。男性は「ゴール設定」したらその通りにしたくなっちゃう脳なので、素直に結婚に向かいます。
マリアル
・・・・・・・。
黒川さん
あっ、そういえば!これは、私も最近知ったんですけど、「未届けの妻」って知っていますか。何かというと、同棲して、住民票を異動するときに、続柄に「妻(未届)」と書く事ができるんです。これを2人で役所に出しにいけば、かなり追い込めると思いますね(笑)。これは、女性の強い味方になるかもしれません。
マリアル
・・・・・・・(なんだその強力な武器は。記事にするの迷うな)。
黒川さん
ちゃんと記事にかいといてくださいね。
マリアル
か、かしこまりました(逃げ場を失った)。

男性へのアドバイス

黒川さん
今の話で、男性にもアドバイスできることがあるとすれば、女性はそんなに待ってくれない、ということです。さきほどから話しているように、女性は、機会損失は避けたいので、付き合って約3年で結婚が難しそうであれば、急にその人への愛情が切れちゃうんです。結婚する気ない人と一緒にいるのは、時間もったいないですし、違う男性を捕まえにいきたくなるんです。だから、本当に結婚したければ、3年以内に結婚してしまうことを目途にプロポーズすることをおすすめします。
マリアル
3年って、長いようで短いですよね。
黒川さん
20代後半になったら、いままで私が話してきた理由で、結婚や出産の話が多くなると思いますが、それはしょうがないことだからと認識しておいてください
マリアル
わかりました!

結婚後のお話

マリアル
次の質問に移ります。いままで、結婚前のお話を中心に聞いてきました。ここからは、結婚後のお話を伺いたいと思います。夫婦になってから気をつけるべきこと・意識すべきことは何かありますか?
黒川さん
まず、冒頭でも少し触れたように男女の脳は全然違うので、夫婦になるということは、性格の相性があまりよくないことを理解しておいてください。その相性の違いをお互いに理解することができれば、良好な関係でいられる可能性が高くなると思います。
マリアル
この事実を知っておくことは大事ですね。
黒川さん
次に、夫婦のとある法則をお話しましょう!ズバリ、結婚7年目・14年目・21年目・28年目に夫婦の危機がやってきます。すべて7の倍数になんですが、人の脳には、7年という生体サイクルがあり、人間の骨髄液が7年で入れ替わるので、それに応じて、生体の免疫システムも入れ替わります。
マリアル
ほうほう(最後のほうが理解できていない)
黒川さん
ちょっと分かりにくいので、夫婦生活に置き換えて話しましょう。夫婦生活が始まると、自分のすぐ側に外界の刺激(夫なら妻、妻なら夫)がいるので、ドキドキしたり、イライラします。イライラしても、よほど酷くない限り7年は続きます。
マリアル
ほうほう(さっきより理解している)
黒川さん
ただ、結婚7年目になると、外界の刺激に慣れ、環境の一部だと脳が判断するので、「どきどき」が消え、「しみじみ」が始まります。この時期に、不倫・離婚が多くなる傾向があります。なので、この時期をどう踏ん張れるかが非常に大事なわけです。そんなわけで、7の倍数の年には気をつけてください。
マリアル
はい!(完全理解)

不倫・離婚について

マリアル
いま、少し出てきた「不倫や離婚」についてどのように捉えていますか?
黒川さん
まず、男性の不倫・浮気と女性の不倫・浮気は全く違います。男性は、誰かを永遠に愛せると同時に、それ以外の人も愛せます。男性に浮気された時、女性が自分が嫌われたと思いがちですが、たいていの場合、あなたのことを嫌いになったわけではないです。同時に愛せてしまうんです。女性は、同時に何人も愛すというよりは、1人だけを愛し、違う人を愛すときは、同時ではなく、別れを告げて、次の人にいく傾向があります。
マリアル
「誰かを永遠に愛せると同時に、それ以外の人も愛せます」という部分、ものすごくわかります(いや、たぶんわかってはいけないんだろうけども)。
黒川さん
少し、話はそれるかもしれませんが、私の場合、「婚外恋愛はOKで、不倫はNGというスタンスです。婚外恋愛とは、二人とも家庭(あるいは子ど)を持っていて、この関係で子どもを持つ必要性を感じていない状態のことです。脳科学の研究をしている以上、1人の人間を長期間、愛するのは厳しいことや、ラブラブ熱が時が経つに連れて冷めることを重々承知しているので、不倫も容認せざるを得ないのかな、と考えています。ただ、家庭がある男性と、これから家庭を持って子どもを産むことを望む女性との不倫だけは許せない。それは、先ほど述べた「女性の機会損失」を作ってしまうからです。例えば、20代の女性と不倫するとしましょう。その女性と子供を産む気なら良いですが、ほとんどの場合は、遊びでしょう。その期間、その女性は、貴重な生殖の機会を奪われるわけです。それは、脳科学の研究者としても、同じ女性としても、許せないのです。
マリアル
先生だからこそできる主張ですね。
黒川さん
話を戻しましょう。今述べたように、不倫を完全に防ぐのは難しいと考えています(本心は、勿論完全に防ぎたいですが)。いまから話すことは、研究者というよりは、私は、経営者でもあるので、ビジネス視点での考え方かもしれません。仕事柄、相談もよく受けるんです。最近、相談されたのが、「夫が不倫をして、不倫相手の家にほぼ毎日帰り、私たちの家に帰ってこない日が続いているので、離婚しようかと考えている」ということでした。この局面で考えてほしいのは、「今の状況を冷静に客観的にみる」という点です。彼女に聞くと、生活費や子供の養育費は、ちゃんと振り込んでくれているとのことでした。であれば、夫はそのままにしておいて、振り込まれるお金を自由に使えばいいと思うんです。さらに、彼女は専業主婦だったので、振り込みのある今のうちに職業訓練を受けて独り立ちする準備をすればいい、とアドバイスしました。そうして、恋愛もして、夫の元から幸せに旅立てば? 彼を独り立ちのスポンサーだと思えばいい、離婚はいつでもできる、と。そんな話を彼女にした後日再び、会うと、「自分でも驚いていますが、旦那がいない生活に慣れて、新しい趣味も見つかって、以前より充実した生活が送れています」とのことでした。
マリアル
まさかの事態ですね(笑)
黒川さん
まだ続きがあって、彼女の夫が、ある日を境に、家に帰ってくるようになったとのことでした。しかし、彼女は、もう夫がいない生活を謳歌している真っ最中だったので、夫が邪魔なわけです(笑)。現在は、夫が家の横に小さなプレハブみたいなものを建てて、住んでいると聞いています(笑)。
マリアル
本当に人生何が起こるかわかりませんね。
黒川さん
不倫や浮気が起こらないことが勿論1番良いことだと思います。しかし、いざ直面したときに、どのように対処するかを冷静に考える力は自分の人生のためにも非常に大事なことではないでしょうか。
マリアル
そのとおりだと思います。

夫婦で長く仲良く過ごしていくには?

マリアル
今までのお話で、男女の脳、夫婦の脳がかなり異なっていることが理解できました。それを踏まえた上で、夫婦が仲良く過ごしていくには、どのようにしたらよいでしょうか。
黒川さん
1つは、定番をつくることです。夫婦でしかしないことをつくるんです。例えば、月に1回、おいしいワインを飲みにいくとか、○○のお店は、友達とは行かずに、夫婦でいくとか。夫婦の定番みたいなものを決めると2人だけの楽しみが増えるのではないでしょうか。定番と少し似ていますが、共通の趣味をつくることも効果があると考えています。
マリアル
夫婦限定!が大事なんですね。
黒川さん
次に、親友になることです。「恋」や「ときめき」は年を重ねるにつれて、薄れていってしまいます。夫婦でありながら、親友のような関係性を築くことが大事かもしれません。「この人となら、なんでも話せる」「一緒にいるのが心地よい」などが親友に近づく要素にでしょうか。「夫婦でもあり、親友でもある」そんな関係を目指してみてください。そうして長い年月の果てに、相手の痛みを自分のことのように感じ、しみじみと溢れてくるのが真実の「愛」です。「恋愛」で始まり、ときめきが消えて友になり、「真実の愛」で終わるのが夫婦の長い旅ですよ。
マリアル
私もがんばります!長時間にわたり、貴重なお話、誠にありがとうございました。
黒川さん
こちらこそありがとうございました。

[書籍紹介]


夫婦脳―夫心と妻心は、なぜこうも相容れないのか (新潮文庫)

[黒川伊保子 プロフィール]
人工知能研究者、脳科学コメンテーター。1959年、長野県生まれ。奈良女子大学理学部物理学科卒業。株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリにて人工知能(AI)の研究開発に従事した後、2003年に株式会社感性リサーチを設立。

[ホームページ]
http://www.ihoko.com/

 

 

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