結婚式の会場を選ぶとき、一つの選択肢として上がってくるのがレストランウェディングです。
レストランウェディングは、何と言っても料理のレベルが高いことがポイントです。
また、ホテルや専門会場などに比べてアットホームな結婚式が実現できるというのも一つの特徴です。
そんなレストランウェディングについて、予約や準備、そして当日までの流れを徹底調査しました!
レストラン選びの注意点についても紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
レストランウェディングの予約や準備の流れ
レストランウェディングの会場の種類
まずは、レストランウェディングができる会場にはどんな種類があるかを知っておきましょう。
レストランウェディングとして多いのが、一軒家タイプのレストランです。
一軒家タイプであれば、一棟を丸ごと貸し切って結婚式ができるので、他のゲストに気を遣う必要がありません。
また、一軒家タイプには有名なレストランも多く、料理にこだわりたいという新郎新婦にはこのタイプのレストランウェディングは人気です。
一軒家タイプではなくても、ホテル内のレストランで結婚式ができたり、ビルの中に入っているレストランやパーティ会場などもあります。
会場の探し方、どうすればいい?
レストランウェディングの会場ですが、2人が交際期間中によく利用したレストランで結婚式を行うこともあれば、思い出の地にある有名なレストランを会場に選ぶ人もいます。
この選び方だと、あらかじめレストランの存在を知っていて利用したこともあるという人が多いため、料理や接客の質、レストランの設備やインテリアなど多くの情報を持っているため、会場選びに困ることはなさそうです。
しかし、結婚を決めてからレストランウェディングの会場を探し始める場合は、やはりまずは結婚情報誌やポータルサイトなどを見て広く浅く調べ始めるのが良いでしょう。
たくさんの会場をチェックしているうちに、「ここがいいかも!」と目が留まるレストランが出てくるはずです。
結婚式を挙げてみたいと思えるレストランがある程度絞れたら、デートを兼ねて実際にそのレストランに行ってみましょう。
実際に利用できれば一番良いですが、予算の都合などでそんなに多くのレストランに下見にいけないという場合は、近くまで行ってみる、カフェを利用してみる、お店の人に見学したいと相談してみるなど、工夫してみてくださいね。
会場を探すときに押さえておきたいポイント
1.設備面
レストランウェディングは、ホテルや専門式場とは違って、比較的自由に演出や式次第を決めることができるところが魅力です。
しかし一方で、ホテルや専門式場とは違うところもあります。
会場を探すときには、レストランウェディングならではの特徴を押さえておくことが必要です。
まずは、建物の設備面から。
レストランウェディングの会場となるのはその名の通りレストランです。
貸切でパーティなどに対応していても、基本はレストランとして利用するために作られていますので、専門式場などと比べてトイレの数が少なかったり、控え室が狭い、またはないといったこともあります。
また、喫煙室やロビーなどもチェックしておきたいところ。
全くないと確かに困りますが、それでも工夫すれば問題ないこともあります。
設備面でもう一つみておきたいのが、演出に使う機材です。
プロジェクターやDVD機器はあるか、スクリーンはあるかなど、自分たちが演出したいことが実現できる機材があるかどうかも合わせて確認しておきましょう。
2.アクセス
また、レストランウェディングでは挙式会場が併設されていないところも多いため、挙式会場から披露宴会場まで移動しなければならないこともあります。
希望しているレストランは挙式会場から近いですか?
移動はどのように行いますか?
アクセス面のチェックも忘れずにしておきましょう!
3.プランナー
レストランウェディングとして使われる頻度が多いレストランなどは、専門のプランナーがいることも少なくありません。
プランナーがいると、些細なことも相談しやすいですし、困った時に相談することで、プランナーの経験や知識に即したアドバイスがもらえたりもします。
また、レストランと直接やり取りをせずに間に入ってくれるので、いろいろな要望も言いやすいというメリットがあります。
レストラン会場を探すときには、専門のプランナーがいるかどうかもチェックしておきましょう。
レストランウェディングの予算の相場目安
レストランウェディングは、ホテルや専門式場での結婚式に比べて一般的にリーズナブルだと言われています。
もちろん会場やゲストの人数によっても相場は変わってきますが、50人前後で150万円~200万円あたりが相場のようです。
レストランウェディングはよく1.5次会という言い方もしますが、ご祝儀制ではなく会費制にしている人も多く、一人当たりの会費が15,000円前後と設定されていることが多いようです。
ご祝儀の相場が一人当たり3万円ということを考えると、レストランウェディングは主催側にとってもゲストにとってもリーズナブルだということがわかりますね。
仮予約の方法や注意点
レストランウェディングの会場を絞ったけれど、まだ複数の会場で迷っている、この会場で決めたいけど念のためにもう一つ見てから決めたい、そんな事情ですぐに本予約ができないこともありますよね。
その場合便利なシステムとして仮予約というシステムがあります。
仮予約はその名の通り、会場を仮押さえしてもらえるもの。
一般的な仮予約のシステムは、仮予約申し込みの日から7日~10日くらいの間、希望した日の申し込みを入れないようにしてくれるというものです。
予約金などの料金がかからず、その期間中にキャンセルしたとしてもキャンセル料がかからないのが基本です。
しかし、仮予約を巡ってはトラブルも起きているので注意してください。
多いトラブル例としては、仮予約のつもりが本予約の手続きで進められていたというもの。
また、仮予約をしたまま放置して仮予約の期間が過ぎてしまい、気がつけば本予約に移行していた、というものです。
仮予約のつもりが本予約だった、というケースですが、予約金を請求されたり、キャンセル料がかかると言われた場合は要注意。
また、簡易的な書類ではなくてしっかりとした申込書が出てきた場合も、念のためにレストラン側に確認しておきましょう。
仮予約の期間が過ぎた時の対応として、期間中に連絡がなかった場合はキャンセル扱いになるのか、それとも本予約に自動的に移行するのか、どういった流れになっているのかはしっかりと確認しておいてください。
そして、仮予約中にキャンセルしたい場合は、必ずレストラン側に電話でそのことを伝えましょう。
レストランウェディングならではの注意点
ドレスやブーケはどこで準備する?
レストラン会場によっては、ドレスやブーケは自分たちで用意して持ち込まなければならないところも少なくありません。
もしもレストランがドレスショップなどと提携している場合でも、他で気に入ったドレスやブーケがある場合には持ち込みを検討することになります。
ドレスやブーケについては、持ち込みはできても持ち込み料がかかる場合があります。
ドレスやブーケをどのようなものにするかは、実際に会場を決めてから取りかかる人が多いため、後になって持ち込み料がかかることがわかったり、もっと安いところで頼めばよかったと後悔したりすることにもなりかねません。
持ち込み料についてはしっかりと確認しておきましょう。
挙式会場はどうする?
レストランによっては、挙式会場が併設されていないこともあります。
その場合は、挙式だけを他の会場で行う必要があります。
街中にあるチャペルや神社、専門式場やホテルなど、挙式会場はたくさんの選択肢がありますが、そこからレストランまでのアクセスはスムーズかどうかも大切です。
場所によっては、週末たくさんの人が訪れて移動に時間がかかることもありますので、できれば結婚式の日と同じ条件の日を見計らって下見をしておくことをおすすめします。
準備はどこまで自分たちでするべき?
一般的な結婚式であれば、引き出物の手配などはある程度式場のプランナーが行ってくれますが、レストランウェディングの場合はそうとは限りません。
プランナーがつく場合でも、どこまでの準備を自分たちで進めなければならないのかはしっかりと確認しておきましょう。
レストランウェディング当日の流れ
開式までの準備の流れ
いよいよ結婚式当日。
緊張とワクワクで前日は眠れなかったという人も多いものです。
当日は、早めにレストラン会場に行き、ドレスの着付けやヘアメイク、ウエルカムボードなどの設置確認などの準備を行います。
挙式会場とレストランが別になっている場合は、あらかじめレストラン会場に必要なものを運んでおき、当日は移動するだけというのが一般的な流れです。
レストラン会場の多くは、前日までは普通にレストランとして一般営業しています。
そのため、披露宴様式にするために当日はスタッフが準備に忙しく立ち回ることもありますので、ゲストがあまり早く着き過ぎても中に入れないこともあります。
受付時間まで時間を潰せる待合室やロビーがあれば別ですが、ない場合の案内も事前にゲストにしておくと親切かもしれません。
レストランウェディングでの式次第
結婚式の一般的な式次第は以下のようなものですが、レストランウェディングであってもさほど大きな違いはありません。
- 新郎新婦入場
- 新郎新婦挨拶
- 祝辞、乾杯
- 歓談
- ケーキカット
- 新婦お色直しのため退場
- 歓談
- 新婦入場、キャンドルサービス
- 余興
- 新婦の手紙
- 両親に花束贈呈
- 新郎謝辞
- 両親謝辞
- 新郎新婦退場
- お見送り
レストランウェディングだから難しい演出というのは特になく、問題があるとすれば、プロジェクターなどの設備があるかどうか、司会を立てるかどうか、余興をするだけのスペースがあるかどうかなど、それぞれの会場ごとの事情で流れが変わってくるところがありそうです。
ちなみに、レストランウェディングのメリットの一つが、一般的な式次第にとらわれずに比較的自由な演出ができること。
例えば、ゲスト全員が参加できるゲームで盛り上がったり、新郎新婦が進行役をつとめてゲストをおもてなししたり、テーブルごとにケーキをサーブして飾り付けたり...
大きな会場なら少し難しいことでも、レストランウェディングならできることもありそうです。
やってみたい演出があるのなら、思い切って相談してみても良いですね。
レストランウェディングって素晴らしい!
オリジナリティが出せてアットホームな結婚式が実現できる
他の会場ではスケジュールや設備の関係で難しいようなことも、レストランウェディングなら実現できることもあります。
それに、ゲストと新郎新婦の距離が近く、よりアットホームなパーティが実現できるのもレストランウェディングの魅力です。
もちろん、ゲストの満足度を最も左右する料理は折り紙つき。
お世話になった大切な人に感謝の意をこめておもてなしをしたいというとき、レストランウェディングはとっても頼りになります。
アクセスや設備面はしっかりとチェックしておこう
メリットがたくさんあるレストランウェディングですが、もちろんデメリットもないわけではありません。
会場によっては挙式会場が併設されておらず、挙式会場から移動しなければならないこともあります。
また、待合室や控え室が全体的に狭いことが考えられます。
会場を選ぶときには、ゲストの目線に立ってみることも大切です。
たくさんのゲストに囲まれて格式高い会場での結婚式も素晴らしいものですが、ゲストの顔がより近くで見られてナチュラルな雰囲気で進められるレストランウェディングもとっても素晴らしいものです。
結婚式当日、ゲストの幸せそうな表情をたくさん目に焼き付けておけば、結婚生活がスタートしたあとも幸せな日々を送れそうです。
レストランウェディングならではのメリット、デメリットというのもありますので、しっかりチェックして、ぜひあなただけの素晴らしい結婚式をレストランウェディングで作り上げてみてくださいね。
幸せな結婚式を迎えられるよう、心からお祈りしています。