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働いている企業で人を判断する親に、結婚を相談するのは辞めましょう。

投稿日:2017年7月25日 更新日:

自分の結婚相手ぐらい自分で決めなさい

結婚を考えている彼氏を親に紹介したところ、彼の「職業」を理由に結婚を許してもらえなくて困っているという相談に乗ったことがあります。彼女曰く、「彼氏がベンチャー企業に転職したてで、私の親は両親ともにガチガチの公務員。そもそも真逆の価値観で相容れるはずもないのだけど、周りの友人に相談すると、親の意見も尊重した方がいいという意見もあり迷っている」とのこと。

というのもその彼女もいわゆる大企業にお勤め。志望した理由も、「ちゃんと働けば安定した給料がもらえると思ったから」という親の価値観をバリバリに引き継いだ感じの動機でした。どうやら彼女の(家族の)頭の中にはベンチャー=不安定、という図式が出来上がっているらしく、その未来が不安だということなのでしょう。

「いや、その頭の中身の方が不安になります」とさすがに面と向かって彼女に言うことは筆者にはできませんでしたが、ベンチャー=不安定の裏側に、大企業=安定と言う図式が隠れているから、その図式をまずは放棄した方がいい、ということをお伝えした次第です。

もうこの日本に、というか世界に、安定した仕事なんてないんですよ

「安定した仕事に就いてるかどうか」で結婚相手を選ぶなんてナンセンスです。この世の中に「安定している仕事」なんて存在しないからです。読者の皆さんも薄々気づいているはずです。JALが潰れ、東京電力からは優秀な人材が離れていき、東芝は瀕死の危機。日本を代表する企業がこの有様で、一体この国のどこに「安定した仕事」があると言えるのか、教えていただきたいレベルです。

それこそ、公務員は? なんて質問が飛んで来そうなのであらかじめ断っておきますが、国だってきちんと破産しますし、日本の財政を見れば40兆円の歳入に対して90兆円の歳出があるわけで「正常値ではない」ことは火を見るよりも明らかです。

世界を見れば、弁護士だって会計士だって医者だって薬剤師だって、AIとロボットにどんどん仕事を奪われていて、生き残っているのは一部の「超」優秀な人たちのみです。資格があれば飯が食える時代はとうの昔に過ぎ去ったわけです。

そんな時代に彼氏の勤めている会社がベンチャーか大企業かなんて、中長期的に見たらどうでもいいことです。それよりも、彼氏が自分にどれだけ自己投資しているか、もっと言えばあなたが自分にどれだけ自己投資しているかを結婚の判断材料にしなくてはいけないのではないでしょうか。

結婚の判断材料は、親の価値観ではなく、二人の将来性

一時期の大企業万歳・公務員万歳の時代の価値観で育った親に、結婚相手のアドバイスをもらうのは不毛です。そんなことは幻想であり、日本の未来にその価値観が戻ってくる可能性は限りなく低いでしょう。

そうではなく本当の意味で安定的な収入を得るための必須条件は、彼氏もあなたも「どんな会社に行ったとしても活躍できる人材になるための努力をしているか」です。「安定した仕事に就いているか」はもはや幸せの指標にすらなりません。

将来子どもを産もうと考えているならなおさら、大企業に就職できましたおめでとうございます、で歩みを止めている場合ではありません。未来の家族のために、今、必死こいて己を磨いておく必要があります。

冒頭の相談者さんの話に戻りましょう。もし、あなたの親が「相手の勤めている会社」で結婚相手にふさわしいかどうかを判断しているなら、そのアドバイスを聞き入れる必要は一切ありません。親の価値観に左右されることなく、自分の意志で決めていただきたいと説に願うばかりです。

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