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式場探し前にチェック!ブライダルフェアの基礎知識

投稿日:2017年9月2日 更新日:

結婚が決まった皆さん、おめでとうございます! 今、みなさんが気になっているものは、きっと式場探しですよね。“式場を探そう”と思うと、何を検索しても、「まずは、ブライダルフェアに参加しよう!」の文字ばかり。「ブライダルフェア」という言葉自体は、きっと聞かれたことがある方は多いと思います。しかし、「ブライダルフェアって、どんなことをするの?」「どうやって参加するの?」そんな質問に答えられる方は、どのくらいいるでしょう。

“最高の結婚式”を挙げるためには、「ブライダルフェア」を通じて、いかに自分たちにマッチした会場と出会うことができるかが、とても重要です。「ブライダルフェア」を思い切り楽しんで、失敗や後悔をしないために、今回は、「ブライダルフェア」を徹底的に解説します。

ブライダルフェアって何?

「ブライダル相談会」「会場見学会」「ウェディング体験フェア」「ブライダルフェスタ」……結婚式場のホームページや、式場検索サイトなどを見てみると、様々なネーミングのイベントが開催されていることがわかりますね。これらはすべて、いわゆる「ブライダルフェア」です。そもそも「ブライダルフェア」って、何をすることなのでしょう?

「ブライダルフェア」とは、結婚式場を探しているカップル(もしくは、それに準ずる方)に、会場を知ってもらうためのイベントの総称です。その定義は、会場によって異なるため、ブライダルフェアでどんなことができるのかについては、厳密な決まりがありません。

「ブライダルフェア」の規模も様々で、数ヶ月も前から日程が定められ、有名なタレントのトークショーやドレスファッションショーが催されたり、実際の結婚式の料理を試食できたりするような大規模なものもあります。一方で、挙式会場や披露宴会場を見学したり、引き出物のサンプルや写真集などを手に取ってみることができたりと、かなり実質的な内容のものもあります。ドレスの試着ができたり、模擬挙式に参列したりと、結婚式を体感できるイベントも多く催されています。同じ式場であっても、開催日によって内容や規模が異なる場合も多いので、ブライダルフェアに参加する前に詳細内容は必ず確認してくださいね。

「ブライダルフェア」と大々的に告知されていなくとも、会場の見学や試食ができ、引き出物やプチギフトのサンプルをお土産にくれるところもあります。ブライダルフェアが開催されていない場合でも、気になる会場があれば、直接問い合わせてみるのもいいでしょう。

ブライダルフェアに参加する3つのメリット

結婚式を考えるカップルにとって、欠かせない「ブライダルフェア」。基本的には日時が設定されているものが多く、特に模擬挙式・披露宴や試食会などは、自分たちのスケジュールとマッチしないかもしれない、というデメリットも確かにあります。しかし、結婚式を考えている会場のブライダルフェアに実際に参加してみることは、メリットが沢山あるのです。次に代表的なメリットを3つ挙げてみました。

結婚式を体験できる

一番のメリットは、結婚式を検討している会場の雰囲気やサービスを体験できることです。HPやネット上の口コミ情報だけではわからないことでも、実際に会場を見たり、試食をしたり、また模擬挙式や本番さながらの会場デコレーションなどを通して、イメージを膨らませることができます。具体的な体験内容については、次項(「ブライダルフェアで体験できること7つ」)で取り上げますので、参考にしてみてくださいね。

また、実際に会場へ足を運ぶことで、ウェディングプランナーをはじめ、会場のスタッフと実際に接することができるので、サービススキルやホスピタリティなども肌で感じることができるのもブライダルフェアの大きなメリットです。

成約特典・来店特典をもらえることがある

ブライダルフェアに参加すると、来店特典や成約特典をもらえる会場もあります。来店特典で、個数限定の人気パティシエのお菓子がもらえたり、人気の美容グッズがもらえたり、また、ブライダルフェアに参加したカップルが成約した場合は、特典として人気の演出をサービスでつけてもらえたり、結婚式費用を割引してもらえたりするのです。実際に、いろんな体験ができる上、お得に結婚式が挙げられるようになるなんて、ブライダルフェアに参加しない手はないですね。

成約特典の例

  • 人気演出3点のうち、好きなものを1点プレゼント
  • ブライダルエステプレゼント
  • カラードレス1点プレゼント
  • 高級ホテル宿泊プレゼント
  • 結婚式費用 ◯◯万円引き  など

「結婚」するきっかけになる

お付き合いの期間が長かったり、同棲後、結婚するタイミングが見つからなかったりするカップルにとって、デート感覚で参加できる「ブライダルフェア」は、結婚を意識するきっかけになります。ブライダルフェアに参加したことをきっかけに、実家への挨拶や、結納、結婚準備の段取りを相談するなど、”いつかの夢だった「結婚」”が、具体的に動き出した先輩カップルも多いのです。そろそろプロポーズしてほしいな、と思っている方や、彼氏に結婚を意識させたいな、と思っている方は、一度彼を誘って、デート感覚で参加してみてもいいかもしれませんね。

ブライダルフェアで体験できること7つ

メリットがたくさんあるブライダルフェア。実際に参加すると、どんなことが体験できるのでしょうか。会場やイベントによっても内容は変わってきますが、代表的なものをあげてみました。

試食

料理やサービスを大事にしたいカップルにとって、「試食会」は数あるブライダルフェアの中でも人気のあるイベントの一つです。味や彩りのほか、サービススタッフのホスピタリティも、直接確認ができます。試食会の方法は、ハーフコースでの料理提供から、フルコースを少量ずつワンプレートに盛りつけるもの、デザートのみの提供など様々です。ランチやディナーに合わせて参加し、お腹がいっぱいにならなかった、という先輩カップルの経験談からもわかるように、試食会は、あくまでも「試食」であることを忘れないようにしましょう。中には、有料でフルコースを試食できる会場もあります。

模擬挙式

新郎新婦役のモデルを起用し、神殿やチャペルなどの挙式会場で、本番さながらの挙式が行われます。ブライダルフェアに参加するカップルは、参列者席に座ることが多く、式当日のゲスト目線で挙式を体験することができます。会場によっては、聖歌隊やパイプオルガンの生演奏などを味わえることも。フラワーシャワーやブーケトス、バルーンリリースなどの代表的な演出を、まるでゲストになった気分で体験できることも多いので、どんなことをやりたいか(やりたくないか)を考えるいい機会になります。

模擬披露宴・装飾

結婚式の雰囲気は、会場装飾やテーブルコーディネートで大きく変わります。実際にデコレーションが施された会場を体験することで、より具体的に自分たちの披露宴をイメージしやすくなります。テーブル数や新郎新婦の席との距離感も、肌で感じることができます。ホームページや雑誌に載っている会場の写真は、あくまでも3割増しの「イメージ写真」であることが多いです。実際の披露宴会場の雰囲気の中に身を置いて、どう感じるかを体感しましょう。機会があれば、新郎新婦席に座ってみたり、いろいろな位置のゲスト席に座ってみたりするのもオススメです。季節や時間帯によっては、窓から見える景色や雰囲気も変わるので、チェックしておきましょう。ブライダルフェア時は、華やかな装花やテーブルコーディネートになっていることも多いです。”見積もり確認”の際は、実際にブライダルフェアで見たものと見積もりに記載してある価格に、差がないかどうかも確認しておくと安心でしょう。

ドレス試着

レストランウェディングのドレスはどう手配する?3

会場が提携しているドレスショップ(1社〜複数社)のドレスを実際に試着できる試着会。会場が主催するブライダルフェア内のドレス試着会の場合、その会場の雰囲気に合うドレスを提案してくれることも多いため、よりイメージが膨らむでしょう。会場によっては、プロカメラマン撮影の写真をプレゼントしてくれることもあります。自分のカメラで撮影してもいい場合も多いので、デジタルカメラは忘れずに持っていきましょう。ドレスを試着する場合は、ブラジャーは、ストラップの取り外しができるもので、白やベージュなど、目立たない色のものを身につけていくことをお勧めします。肌色のストッキングを履いていくと試着もスムーズですよ。髪が長い方は、写真撮影の際に髪を結べるようにしておくか、アップスタイルにしておくと、本番の雰囲気に近づきます。

アイテム展示

会場を探しているカップル向けのブライダルフェア(※”成約者向けブライダルフェア”がある会場があります。)の場合、引き出物や招待状などのウェディングアイテムを大々的に宣伝されることは少ないです。しかし、会場に展示されていたり、パンフレットなどで案内を受けたりすることがあります。その会場で結婚式を挙げる場合、どんなアイテムを選ぶことができるのか、センスのいいものはあるのか、などイメージを膨らませるのに役立ちますので、ぜひ手にとってみてもいいかもしれません。引き出物は、会場指定の引き出物会社以外の引き出物を持ち込む場合、会場によって「持ち込み料(保管料)」がかかる場合もあるので、確認しておきましょう。

ブライダルフェアで展示されるアイテムの例

  • 引き出物・引き菓子・プチギフト
  • ペーパーアイテム(招待状・席次表・席札)
  • ウェルカムボード
  • 写真・アルバム・ビデオ
  • ブーケ  など

会場見学

チャペルや披露宴会場などを解放し、自由に出入りできるパターン、一人の担当者が会場を一緒に回って案内してくれるパターンなどがあります。挙式会場や披露宴会場のほか、新郎新婦控え室、親族の控え室やゲスト更衣室など、必要設備を一通り見学できることが多いです。

「ブライダルフェア」は、スケジュールが決まっていることが多いですが、短時間で効率良く会場を見学し、見積もりをもらって帰りたい、という場合は、問い合わせれば、ブライダルフェア以外の日程でも、対応してくれる会場がほとんどです。短い時間で見学だけしたい、という場合でも、事前予約は必須なので覚えておいてくださいね。

相談会

会場のプランナーに直接、具体的な相談ができる時間です。やりたい結婚式のイメージやプランニング、ブライダルフェアに参加して気になったことや疑問点についてなど、どんなことでも気軽に聞くことができます。要望を伝えると、プロならではの視点で意見をくれたり、流行のスタイルについてアドバイスをくれたりと、その会場に決定しなくとも、今後の式場探しをする上で、参考になる情報を得られることもあるので、積極的に色々聞いてみましょう。

会場が気に入れば、日取りや見積もりなど具体的な話になることも多いです。カップルによっては、即日成約したり、仮予約したりする場合も。たくさん相談をしたい場合は、当日は、余裕を持ったスケジュール組みをするのが賢明です。

参加費用は、無料って本当?

いざ、ブライダルフェアに参加しようと思った方が、次に気になることは、ブライダルフェアって、参加するのにいくらくらいかかるのか? ということでしょう。

ブライダルフェアは、基本的に無料であることがほとんどです。ウェディングドレスや和装の試着ができたり、模擬挙式に参加したり、帰りには、引き菓子のサンプルや素敵なカタログなどお土産をたくさんもらったり……そんな本番さながらの体験ができて、無料なんてちょっと信じられないですね。しかし、基本的にはすべて無料であることが多いので、気になる会場は、ぜひ参加されることをお勧めします。ブライダルフェアが、有料である場合は、フルコースが食べられる試食会や有名ドレスブランドとのコラボファッションショーなど、大規模なイベントである場合が多いです。有料である場合には、きちんと明記されていますので、詳細を必ず確認しましょう。

誰と行く?1人参加ってアリ?

ブライダルフェアはカップルで行くもの、そう思い込んでいる方は案外多いです。実際に、カップルで参加される方も多いですが、そうでない場合もあります。あなたは、誰とどんなブライダルフェアに参加しますか? 具体的に考えてみましょう。

カップルで参加

実際に料理を食べる試食会や長時間座って体験をするような模擬披露宴の場合は、カップルで参加し、意見を言い合えた方がいいでしょう。また、週末のブライダルフェアは、周りもカップルで参加している率がとても高いです。カップルで参加する一番のメリットは、お互いに同時に同じ体験や同じものを見聞きして、感想や意見を交わせることです。スケジュールが合わせられるなら、ぜひパートナーと一緒に参加するといいでしょう。

ひとりで参加

模擬挙式など、短時間の体験イベントは、一人でも参加しやすいでしょう。また、平日の夕方や夜に行われる相談会や会場見学会は、新婦一人で参加している方もみかけます。相談会は、ブースに通されるケースも多いので、一人でも気軽に参加できる場合も多いです。一人で参加する場合は、結婚式の希望時期や招待人数、予算、こだわりたいことなど、最低限の内容はきちんとパートナーと話し合っておくと、スムーズですよ。

母親と参加

新郎の仕事が忙しいなど、なかなかスケジュールが合わない場合は、新婦と新婦の母親とでブライダルフェアに参加するケースもあります。料理や引出物など、結婚式の中でもゲストへのおもてなしに関わる部分は、親の意見を聞いて考えたいという方も多いはず。式場を決定する前に、ブライダルフェアで実際に親に体験してもらう、実物に触れてもらう、というのもいいチャンスです。

友達と参加

新郎が一緒にブライダルフェアに参加できない場合、ドレスの試着会や相談会などに、新婦と女友達とで参加する、新婦と姉・妹で参加する、というケースもよくあります。会場の雰囲気やドレスなどは、新婦のことをよく知っている同性から、冷静にゲスト目線で意見をもらえることは心強いですね。結婚式を経験している既婚者であれば、頼もしい限りです。当事者では気付かない点に気づいてくれることもメリットのようです。間違っても、楽しそう! という理由だけでついてくる“同伴者”を選ばないように注意は必要です。

 

「ブライダルフェア」って、どんなものか、イメージはできましたか。式場を探している方はぜひ参加してみてくださいね!

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