1.5次会といえども、立派な結婚式ですので、それに見合う準備が必要になってきます。
では、具体的にどんな準備が必要なのでしょうか? それぞれ時系列で見ていきましょう。
目次
挙式1年前~半年前
プロポーズや両親への挨拶が済んだら、まずは1.5次会用の会場を探しましょう。1.5次会といえども人気の会場は早々に予約が入ってしまいますので、できれば早いうちから探しておくことをおすすめします。
1.5次会に使える会場は、レストランやホテル、専門会場以外にも、パーティーや貸切ができるスペースであれば、対応してくれるところもあります。例えば大学のジャズサークルがきっかけで知り合ったような新郎新婦の場合は、ライブハウスで1.5次会をしたり、音楽の生演奏ができるような会場を選ぶというのもいいですよね。会場を選ぶ前にはしっかりと、「どんな結婚式にしたいのか」を2人で話し合っておきましょう。
ちなみに、1.5次会の会場に挙式できる会場が併設していれば問題ありませんが、レストランなどの場合は、挙式会場を別に手配しなければならないことも多くあります。挙式をする場合は、挙式会場の予約も忘れずにしておきましょう。
挙式半年前~
会場が決まれば一旦は安心です。具体的な準備は約3ヶ月前から始まりますが、直前になって慌てないように、この時期にしておきたいことがあります。まず、招待するゲストのリストアップと、当日のウェディングドレスやブーケ、装花や装飾のイメージを固めることです。
招待するゲストのリストアップ
特に、招待客のリストアップは早めにしておいて損はありません。実際に招待状を送るのは3ヶ月前くらいになりますが、誰を招待するか、その人が来られなくなったときにはどうするのか、といったことを早めに把握しておきます。招待状を送る前には対面、または電話で結婚の報告をして、1.5次会に招待したいことを伝えましょう。
ウェディングドレスを探し始める
ウェディングドレスですが、できれば気に入ったドレスは試着をして決めたいですよね。1日のうちに試着できるドレスは限られていますし、会場と提携しているショップや自分で選んだショップでピンとくるドレスがなければ、またお店を探すところから始めなければならなくなります。そのため、ドレスもできるだけ早く探し始めておくことをおすすめします。
ブーケや装花、装飾のイメージを固め始める
装花や装飾についても同じです。実際に手配するのはまだ先になったとしても、どんな演出をしたいか、そのためにどんな設備が必要かなどは早めにイメージで持っておくと、具体的に準備するときにスムーズです。
演出は季節によっても異なるものです。結婚式の半年前というと、ちょうど季節は真逆の時期です。例えば結婚式当日が春先だったとしたら、半年前は秋口です。これから冬に向かう時期に「いいな」と思う演出や装花と、これから夏に向かう結婚式の時期に「いいな」と思うものは違う可能性が高いので、この時期はあくまでもイメージにとどめておいていいかもしれません。
具体的な予算を立てる
結婚式にいくらかけられるかというのは、会場を決める前にある程度2人で話し合っているでしょう。しかし、実際に結婚式が近づくにしたがって、気がつけば当初決めていた予算を大きくオーバーしてしまった、という声は少なくありません。
ドレスやブーケは一つ何万、何十万もするものですが、たくさんのカタログの中から選ぶとなると、やはりより良いものを選んでしまいがちです。料理についても、いろいろな価格帯の中から一つを選ぶのはとても大変な作業です。予算があったとしても、「一生に一度のことだし予算をオーバーしても……」という考えになりがちなのです。
これから具体的にいろいろなことを決めていくにあたって、「ここまでなら予算をオーバーしても大丈夫」というギリギリのラインを見極めるためにも、ここで一度具体的な予算を洗い出しておくことをおすすめします。
挙式3ヶ月前
いよいよ具体的な準備が始まる挙式3ヶ月前。準備するべきことはたくさんあります。
ドレスやブーケを決める
少し前から、試着したりと準備をしてきたドレスやブーケですが、挙式3ヶ月前を目処に、正式に決めてしまいたいところです。それよりも早い時期だと、結婚式当日までに体型が変わってしまうこともありますし、遅くなってしまうと他の人に押さえられてしまう可能性があります。
ちなみに、結婚式が近づくにつれて花嫁さんは体調や心が不安定になることが多いよう。これはいわゆる「マリッジブルー」というものですが、結婚式のリハーサルでドレスを着てみたらブカブカだったという人も少なくありません。もしも体型に変化が出たときには、ドレスのサイズダウンやサイズアップが可能かどうか、確認しておくと安心です。
会費制にするかご祝儀制にするかを決める
いろいろなことが具体的に決まってくると、それに合わせて予算もはっきりしてきます。結婚式にかかる費用を計算し、会費制でも大丈夫か、ご祝儀制にした方がいいのかを決めましょう。一般的に、会費制の場合は引き出物などがなくてもあまり問題視されませんが、ご祝儀制の場合は、ゲストも一般的な披露宴と同じ扱いで見てきますので、引き出物などの準備も抜かりなく行いたいところです。
招待するゲストに結婚報告
いよいよ招待状を送る準備に入りましょう。招待するゲストに連絡を取り、直接会うか電話で結婚の報告と結婚式の案内をします。
参加できると返事をくれたゲストには、後日改めて招待状を送りましょう。また、このときに合わせてスピーチや余興を依頼する場合はお願いしておきましょう。ちなみに、なんの報告もなくいきなり招待状を送るというのはマナー違反なので、注意してくださいね。
挙式2ヶ月前
招待状の送付
ゲストが日程を調整しやすいよう、遅くても2ヶ月前までには、結婚式の日取りと時間を伝えておきたいものです。会費制にする場合は、招待状に会費制にするということを明記しておくと親切ですね。
引き出物や料理を決める
引き出物を渡す場合は、引き出物の品物を決めて注文に移ります。もし会費制で引き出物を準備しないという場合は、プチギフトだけでも準備しておくとゲストに喜ばれます。
引き出物や引き菓子、プチギフトは、会場が提携しているショップを利用するという手もありますが、自分たちが気に入った品物を他のショップで購入して持ち込むという方法もあります。持ち込みの際には、持ち込み料がかかるかどうかを会場に確認してください。
挙式数日前~前日
いよいよ準備も最終段階です。やり残したことはありませんか? 結婚式を数日前に控えたら、当日クマができていたり、疲れた顔の写真がたくさんできてしまうことがないよう、リラックスしてゆっくり休息をとることをおすすめします! 結婚式の簡単なリハーサルや打ち合わせ、最終確認だけで終わるようにしておくと安心ですね。
1.5次会とはいえ、披露宴と同じように準備することはたくさんあります。結婚式の直前はゆったりと過ごして、万全の体調で結婚式に臨めるよう、準備期間は長めにとって早めに取りかかっておきましょう。