正式に再婚することを二人で決めたら、次にすべきことは互いの両親への挨拶です。
「相手の両親は再婚の自分を受け入れてくれるだろうか……」と不安な方もいると思います。
そこで、今回は再婚のパターン別に、結婚挨拶のポイントをご紹介します。
ポイントをおさえて、自信をもって結婚挨拶に挑んでくださいね。
始めに、どのパターンの場合も共通して気を付けるポイントご紹介します。
目次
結婚挨拶の気を付けるポイント
事前に自分から親に説明しておこう
結婚挨拶でいきなり離婚歴があると言われると、両親は驚いてしまいます。
結婚挨拶に行く前に、相手に離婚歴があることを自分の親に実際に会って伝えましょう。
電話やメールではなく、なるべく直接会って伝えることが大切です。
女性の家から挨拶に行く
男性に離婚歴がある場合も、女性に離婚歴がある場合も、結婚の挨拶は女性の家から行くのが常識です。
服装に気を付ける
やはり印象は大切です。
男性ならスーツ、女性ならひざ下丈のワンピースなら間違いないでしょう。
髪型も清潔感を大切にしましょう。
手土産を持参する
結婚挨拶には手土産を持参するのが常識です。
予算は3,000円～4,000円前後のものが一般的。手土産は会話のきっかけにもなります。
離婚について聞かれたら
自分からは、いつ離婚したかなど簡潔に事実を伝えます。
原因の詳細などは聞かれたら答えましょう。
たとえ自分に離婚の原因が全くなかったとしても、前の結婚相手の悪口を言うのではなく、「自分に原因がありましたが、今は反省している」ことを伝えます。
この時に相手の悪かった点ばかりズラズラ並べて話してしまうと、逆効果でご両親は良くない印象を抱いてしまいます。
大事なのは過去の失敗から何を学び、新しい家庭は幸せに築いていきたいという気持ちを伝えることです。
ご両親から離婚理由を聞かれなければ自ら答える必要はありませんが、もし質問されたら正直に答えられるよう準備しておくと良いでしょう。
それではパターン別の結婚の挨拶例文をご紹介します。
女性が初婚、男性が再婚の場合
自己紹介の挨拶
はじめまして。●●と申します。本日は、お時間を作っていただきありがとうございます。
いつも■■さんにはお世話になっております。
本日はどうぞよろしくお願い致します。
離婚について伝え方
■■さんからお聞きになっているかと思いますが、〇年前に離婚の経験があります。
離婚によって自分自身を見つめなおし、■■さんに出会って今度こそ幸せな家庭を築きたいと思っています。
再婚で心配に思われると思いますが、■■さんを必ず幸せにします。
結婚のお許しをいただけますでしょうか。
離婚については簡潔に述べ、結婚する決意を伝えましょう。
離婚の原因など詳しいことは、質問されたら正直に答えます。
バツイチだからといって変に卑屈になり必要以上に媚びへつらわず、堂々と彼女に対する真剣な気持ちを伝えましょう。
女性が再婚、男性が初婚の場合
挨拶
はじめまして。■■と申します。
本日は、お時間を作っていただきましてありがとうございます。
いつも、●●さんにはお世話になっております。
本日はどうぞよろしくお願い致します。
離婚についての伝え方
離婚歴のある女性が初婚の男性の両親に挨拶に伺う場合は、男性から離婚について両親に伝えてもらう方が話がスムーズに進むでしょう。
また、女性の実家からはすでに承諾をもらっていることも伝えましょう。
先日、私の実家に●●さんと行き、●●さんから結婚の挨拶をいただきました。
今日は結婚をお許しいただきたくお願いに参りました。
離婚の経験がありますが、一緒に幸せな家庭を築けるように努力してまいります。
どうぞよろしくお願いします。
両方が再婚の場合
お互いに離婚歴がある方が、どちらか一方が離婚歴がある場合よりも気楽かもしれません。
この場合も離婚について自分からは簡潔に伝え、詳しく質問をされたら答えます。
「互いに離婚経験があると、またうまくいかないのではないか」と心配する両親もいるでしょう。
お互いに離婚の反省を踏まえて、今回の結婚についての決意を真剣に伝えましょう。
どちらかに子供がいる場合
子供がいる場合も、結婚の挨拶は女性の両親から挨拶に伺います。
注意すべき点としては子供を連れていくかどうかですが、基本的には結婚の挨拶はなるべく二人だけで行きます。
子供が小さいと落ち着いて話すことができませんし、落ち着いて座っていられる年齢でも、相手の親からしたらいきなり子供のことまで受け入れる準備ができていない場合があるので、後日改めて子供と相手の親を会わせる機会を設けましょう。
自分の親のところへ挨拶に行く場合
しかし、自分に連れ子がいて自分の親に挨拶に行く場合は、子供を同席させるのもありです。
ご両親にとっては孫になる子供が、再婚相手になついてる姿を見ると安心することができます。
反対されそうな場合
もし、再婚を反対される可能性がある場合は、どちらの親へ挨拶に行く場合も、子供を同席させるのは避けた方が無難です。
不穏な雰囲気に子供を付き合わせてしまうのはかわいそうですし、子供がいる場では話が進まない可能性があります。
子供は、結婚の承諾を得られる場合のみ、連れていきましょう。
いかがでしたか？
再婚の場合の結婚挨拶について、パターン別の挨拶例文とポイントをご紹介しました。
自分に離婚歴がある場合、相手の両親へ挨拶する時は緊張すると思いますが、相手の両親も粗探しをして何がなんでも反対してやろうと思っているわけではありません。
自信をもってこれから二人で幸せな家庭を築いていくことを伝えて、両親を安心させましょう。
楽しい結婚挨拶になることをお祈りしています。
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