できちゃった結婚は、準備がとにかく忙しいもの。
その上、新婦が妊娠しているので、準備は通常の結婚式準備以上の大変さがあります。
今回は、そんなできちゃった結婚をできるだけスムースに進めるために、やることリストをご紹介します。
結婚までの計画を立てる
妊娠が判明したら、まず二人で結婚までの計画を立てましょう。
予想外の妊娠だったとしたら、これから先について、なおさら二人でしっかりと話し合うことが大切です。
初めてのことばかりで動揺しているかもしれませんが、ここは落ち着いて先々のことまで考えるようにしましょう。
何が不安なのか――お金のこと、仕事のこと、家族のことと、さまざまだと思います。
でも、漠然と「どうしたらいいのか」と不安を抱えているよりは、きちんと問題を具体的に書き出して、クリアにすることの方がずっと建設的です。
- お互いの貯蓄額
- 仕事への考え方
- 結婚式はするのか
- 産後は男性側の収入だけでやっていけるかどうか
- 住まいの場所
- 家族にどう説明するか
- 職場にどう相談するか
など、思いつく項目を細かく書き出していきましょう。
そして、その一つひとつに具体的な対策を書き込んでいきます。
ある程度二人の考えがまとまったら、いよいよ両家の両親へ結婚の挨拶に行きます。
両親への挨拶
できちゃった結婚の挨拶は、通常の結婚の挨拶とは異なります。
「結婚前の娘になんてことを!」と、反対される可能性ももちろんあるでしょう。
女性側も「慎みがないのでは」と言われてしまうこともあり得ます。
あらゆる事態を想定して、慎重に話を進めることが必要です。
まず、お互いの両親に、お互いが話をつけておくことがスタートとなります。
「会わせたい人がいるから」と連れてきた相手が妊娠していたとあっては、両親も動揺しかねません。
あらかじめ事情を説明し、理解を得た上で、お互いの家に挨拶に行くようにしましょう。
また、挨拶に行く順番も、間違えてはいけません。
最初に女性側に、結婚の許可をいただきに行くべきです。
もしかしたら反対されるかもしれませんが、そこで簡単に引き下がって諦めたり、反発して駆け落ちのようなことをしてはいけません。
結婚前の娘に妊娠をさせたというのは、配慮不足を非難されてもしかたがないもの。
覚悟を決めて、順番が前後してしまったことを謝罪の上、幸せな家族を築くと決意表明をしましょう。
女性側の両親に許可を得た後、男性側の両親に挨拶に行き、その後は顔合わせや結納などについて、両家の考えをすり合わせながら準備を進めていきます。
最初は反対していたとしても、親としては自分の子どもに不幸にはなって欲しくないもの。
最終的には祝福したいという気持ちが、必ずあるはずです。
相手の出方を見ながら慎重に、話を進めるようにしましょう。
職場への報告 ~退職する場合
両家の両親に結婚の許可を取ったら、職場へ報告します。
男性側は結婚することで、さまざまな手続きが必要となるもの。
女性側は、出産後仕事を続けるかどうかで、大きく話が違ってきます。
退職する場合は、後任を採用してもらい、仕事を引き継ぐ等の対応が必要にもなりますから、できるだけ早めに職場に報告するようにしましょう。
職場への報告 ~産休を取得する場合
産休を取得する場合も同様に、早めに報告する必要があります。
退職する場合と違い、産休・育休の場合はまた後で職場に戻ってくることを考え、一時的とはいえ職場のメンバーに迷惑をかけることを理解しておくことが大切です。
負担をかけてしまうメンバーがいることに対し、申し訳ないという気持ちを持ち、かつ感謝していることを丁寧に伝えるようにしましょう。
入籍
職場への報告が済んだら、いつでも入籍してもかまいません。
入籍に関しては、思い入れのある日を選びたい場合もあるでしょうし、手続きの兼ね合いで早めに済ませたいケースもあると思います。
二人でよく話し合い、入籍の日取りを決めるようにしましょう。
新居の準備
新居探しは、おなかが大きくなる前にスタートしましょう。
体に負荷がかからないようにインターネットを活用するなどし、できるだけ負担軽減に努めます。
いくら元気に見えても調子がよさそうでも、おなかに赤ちゃんがいることを忘れてはいけません。
結婚式準備
結婚式を挙げる場合は、結婚式の準備も並行して行わなくてはいけません。
どのような規模の式にするかが、最大の焦点となると思います。
また、結婚式は両家の意向も含まれなくてはいけないことを忘れずに、親の考えについても確認を取ることが必要です。
最近は「できちゃった結婚プラン」などもあり、出産を控えたカップルの負担軽減のために、すべて揃えてあるプランもあります。
いろいろ大変だから、とお任せで話を進めたいカップルはそのままプランに乗っかるのも、ひとつの方法です。
「多少は自分たちらしさを出したい」という場合も、相談すれば対応してくれるところがほとんど。
まずは、自分たちの希望するイメージや規模を明確にしてから、プランを比較検討し、実際に下見に行くようにすると話が早いでしょう。
また、気になる点はメールや電話であらかじめ確認しておくことをおすすめします。
引越
新居への引越は、体の負担を考え妊娠7か月くらいまでには済ませておきましょう。
いくら男性側が「自分がメインでやるから」と言っても、細かなところは女性が気になるもの。
できるだけ時間的にも、精神的にも余裕を持って動くようにし、赤ちゃんが誕生するころには、環境が整っている状態にしましょう。
出産準備
出産準備は、臨月までには済ませておくのが理想的です。
臨月を過ぎ、妊娠37週を超えると「正産期」という、いつ赤ちゃんが誕生してもおかしくない状態になります。
急きょ入院することになってしまった!ということもあり得ますので、余裕を持って支度しておくようにしましょう。
ここまでこなせば、あとは大仕事である「出産」を待つばかりとなります!
できちゃった結婚は、出産までに済ませなくてはいけないことがたくさんあり、忙しい日々を過ごすことになるでしょう。
しかし、その分夫婦の絆が深まる経験ともなります。
お互いを思いやる心を忘れずに、そして限られた二人だけの新婚時代を楽しみながら過ごせるといいですね。