家族や夫婦で参加する場合は
家族や夫婦で参加する場合、届いた招待状が家族全員への連名となっていた時は、一つのご祝儀袋に連名でご祝儀を包みます。
ただし、家族の内の誰かが独立していて、その人にだけ個別に招待状が届いた場合は、その人は家族とは別に、個人としてご祝儀を渡すようにします。
なお、連名でご祝儀を渡す場合の金額は、全員分の費用を包みます。
たとえば、夫婦連名でご祝儀袋を手渡す場合、一人あたりの祝儀の目安が5万円なので、二人分の10万円を目安として包みます。
子どもも一緒に結婚式に参列する場合
子どもを連れて参列することになった場合、夫婦だけでなく子どもの分も忘れずに加算するようにしましょう。
子ども分のご祝儀の金額の相場については、子供用として当日用意される席やお料理の価格を参考にするとよいかと思います。
目安は次のとおりです。
0~2歳くらい
当日に子供用の席や料理を用意してもらわない予定の場合は、子ども分のご祝儀は加算しなくても大丈夫。
しかし、子どものためにベビーベッドや特別な部屋などを用意してもらっていることもありますし、小さい子供ですから式の最中に泣いてしまってご迷惑をかけてしまうこともありますので、ご祝儀とは別に5,000円程度のプレゼントやギフトを用意すると良いでしょう。
2~7歳くらい
お子さまランチなどワンプレートで子供用のお料理を用意してくれている場合、5,000~10,000円くらいの金額を加算するべきです。
5~10歳くらい
子ども用のミニコース料理を用意してくれることもありますよね。そういった場合は10,000~15,000円程度を加算してお包みしましょう。
11歳くらい
大人と同じ料理を出してくれるかと思います。その場合は15,000~20,000円をご祝儀にプラスして包みましょう。
金額が不吉な数字にならないよう注意
大体のご祝儀相場が把握できたかと思いますが、注意するべき点が一つ。
10万円未満のご祝儀の場合、4万円、6万円、9万円は不吉な数字になりますから、この金額は絶対に避けなくてはならない点です。
また、10万円以上を包む場合は、5の倍数になる金額を包むのがマナーです。
子ども分の金額の加算で端数が出そうだったり、半端な金額や縁起の良くない数字になりそうな場合は、加算するべき金額分のギフトやプレゼントをお渡しするのも一つの手ですよ。
親族へのご祝儀はいつ渡すのか
親族へのご祝儀は、結婚式までに事前に準備して直接渡すのが基本となります。
結婚式の直前は新郎新婦が時間を取りにくいので、どんなに遅くとも結婚式の一週間前には渡すようにしましょう。
この際には、「大安」「天赦日」「一粒万倍日」などの縁起の良い日取りを選ぶとより良いです。
ただし、縁起がそれほど良くない日であっても新郎新婦側の都合が良いのであれば、日取りにこだわりすぎずに先方の都合に合わせるようにしましょう。
結婚式までに事前に手渡しするのが基本的なマナーですが、遠方に住んでいたり日程が合わなかったりした場合は、結婚式の当日に渡します。
当日の親族紹介の時などに新郎新婦に会うのであれば、その際に直接手渡ししましょう。
また、新郎新婦に会う機会がなかったり、新郎新婦が管理に困ったりする状態であれば、新郎新婦の両親に預かってもらうのも良いです。
上に挙げたどの方法も難しい場合、受付に渡すのも良いですが、その際は親族という立場を忘れず、受付を担当されている方に身内であることを名乗って、受付を引き受けてもらっているお礼と挨拶を欠かさないようにしましょう。
関係性、年齢、参列人数、格式などによって総合的に判断することが大切
一般的な相場についてご説明してきましたが、親族へのご祝儀は自身の年齢や親族との間柄によって異なります。
上で挙げた例を参考に、門出をお祝いするにふさわしい分のご祝儀を贈りましょう。
また、夫婦や家族連名でご祝儀を手渡すのならば、全員分のご祝儀金額をきちんと加算して、なるべく結婚式よりも前の日に、ご祝儀を手渡すようにするのがベストです。
ご祝儀とは、相手を祝う気持ちを表すものです。
金額の多さが全てではないことはもちろんですが、相手が結婚しても親族として付き合いは続いていくものですから、最低限の相場やマナーは忘れないようにしてお祝いできると今後も良い関係が築けていけるものだと思います。
自分の気持ちがきちんと相手に伝わるように、親しい間柄ならば相場よりも多めに支払ったり、メッセージやプレゼントなどを添えたりしてお祝いする気持ちを表現していきましょう。
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