遠距離恋愛をしながら結婚を意識し始めたカップルには、様々な不安があると思います。なぜなら結婚式は大変なものだと思い込んでいる人たちが多いからです。結婚を意識する結婚適齢期になる人は、職場においても働き盛りの年齢であることが多く、時間を作らなければいけないと思うだけで、大変な気がしてしまうのです。
しかし、遠距離恋愛をしている2人は無意識のうちに時間の使い方がうまくなっているものです。たまにしか会えない時間をいかに有意義に過ごすか、会えない時間をどのように充実させるかなど、メリハリのある時間の使い方をしているのではないでしょうか。そんな2人に結婚という同じ目標が見えた時、2人はそこへ向けてうまく時間を使い、スケジュールをすり合わせることができるのです。
仕事はどうする?
まず考えなければならないのは、結婚後も今の職場で異動願いなどを出し、異動を待ちながら結婚生活を続ける場合と、どちらかがいちど仕事を辞める場合です。お互いが仕事を続けながら結婚式の準備を進めるのは大変かもしれませんが、最近はテレビ電話などが普及しているため、離れていてもそばにいるような感覚で実際に同じものを見ながら、同じタイミングで話を進めていくことができます。もし、どちらかが退職する場合は少し早めに退職をして、結婚式の準備に専念するのもいいでしょう。
両家への挨拶
二人の中で結婚を決意したらまずは両家に挨拶に行くことから始まります。その後、両家の意向も考慮したうえで結婚式を挙げる場所を決める必要があります。結婚後、女性が職場を辞め嫁いでくるのであれば、結婚式は女性の地元であげるなどお互いに配慮することが大切です。
結婚式場を決める
「会えない時間が長いから会える時間を大切にしたい!」という2人の思いは、結婚式の準備をする時にも発揮できるはずです。何度も2人で下見に行くことができないので、その前の準備をしっかりとし、下見の日にある程度決めるよう段取りをつけるでしょう。大変だ!面倒だ!と思わず、発展的な目標に向かっていることを喜び楽しめば良いのです。
インターネットで検索するなどして式場の候補を決めます。式場では、式場を探すカップルに向けた試食会やドレスの試着会などのイベントが行われているので、時間が許すようであれば出席して、実際に式場の雰囲気を感じるのが1番です。片方しか行けなかったとしてもそれは残念がることではなく、動画などを撮り、あとから2人でゆっくり話をすればいいのです。
結婚式のとらえ方で気持ちにも余裕が?
時間に追われ、幸せな反面不安もあり、複雑な心境のため、時に2人の意見がぶつかることもあるかもしれませんが、2人で決めていけることを幸せに思いましょう。場合によってはここで親が口を出してくる場合があり、大変な思いをしている人もたくさんいます。ただ結婚を経験して個人的に思うのが、結婚式は親のために行うものだということです。結婚式を自分のためのものと思っているとうまくいかないことにイライラしてしまいますが、親への感謝を告げるパーティーだと思えば、色々なことに配慮して進めていくことができます。私はドレスなんて着たくないから結婚式はあげなくてもいいと思っている人いませんか?これは大きな考え違いです。主役は新郎新婦かもしれませんが、結婚式の真の目的はご両親からの旅立ちにあると思います。お金がないからと迷っている人も、親への感謝の気持ちがあるのならば、ぜひ結婚式をあげることをお勧めします。あまり派手にしなければご祝儀で費用は賄えるはずです。自分たちの予算に合ったプランに近づけられるよう、ウェディングプランナーに気軽に相談してみましょう。
遠距離だからこそ結婚への段取りはスムーズ!
遠距離恋愛のふたりだからこそ、細かいことでぶつかり合う時間がもったいないという意識が働き、本当に大切なことが見えて来やすいのではないでしょうか。また、打ち合わせなどに何度も時間が取れないことが分かっているからこそ、そのひとつひとつを合理的にこなすことができ、思いのほかスムーズに結婚準備は進んでいくのです。