パートナーとのけんか、できればしたくないけれど、パートナーシップを築く上で避けては通れない時もありますよね。
もちろん、けんかすることによって、以前より相手をよく知ることができるようになったり、信頼関係が深まったりすることもあります。
ですが、二人の仲を深めるか、愛想を尽かされてしまうか、って紙一重。
男女の心理の違いをちゃんと把握しておかないと、ただの痴話けんかだと思ったのに、せっかくの交際がそこでジ・エンドともなりかねないのです。
実例で紹介!男性と女性の「過去・現在・未来」の捉え方の違い
例えば、男性がデートに5分遅れたとして、「なんで遅れてくるの?私はちゃんと時間通りに来てるのに!」というのが現在進行形での女性側の感情。
そこに、「でも、前もそうだった!」という過去が入り、「きっと、また同じようなことが起こるわ」という未来から「彼は私を大事にしてくれてない」というところまで、感情と思考が行き着き、感情が噴火してしまう。。。
こんな場面、身に覚えあったりしませんか?
女性は過去・現在・未来をついつい脳内で融合してしまい、思考が拡大してしまいがちなんです。
一方で男性は、現在の問題と過去の問題とを結びつけて考えることが少ない。
なので、過去のこと、現在のことを関連付けて、一気に感情的に怒られても、何を彼女がそこまで怒っているのか分からない。
「5分遅れちゃってごめんね」って思うものの、ここまで激怒している女性の気持ちが分からず、5分くらいの遅刻でなんて心の狭い人なんだろう・・・って、気持ちが冷めてしまうということがありえます。
女性からすると、過去に遅刻したことと今の遅刻を結びつけ、未来まで妄想してしまい、イコール「彼は私を大事にしていない」という方程式を導き出しているわけですから、男性が「5分の遅刻でそんなに?」って態度でいることにより、「全然反省してない!」と、また、更に怒りが湧いてくるということになりかねないのです。
「お互いに脳の仕組みが違う」ということを理解することが大事
お互いに、見ている視点がずれているのだから、こういうたぐいのけんかは、不毛なやり取りが続いてしまいがちですね。
また、この種のけんかは、信頼を積み重ねることは難しく、積み重ねると、「価値観が合わない」という破局の理由を生み出します。
だけど、本当は「価値観が合わない」のではないのです。脳の仕組みの違いをお互い理解していないだけです。。
ですが、女性の脳の仕組みを変えることも男性の脳の仕組みを変えることもできません。
なので、お互いに脳の仕組みが違うということを理解し、男性は女性の拡大思考を理解し、女性の話の矛盾に耳をすませ、言葉で誤解をといてください。
そして、女性は、あなたの拡大思考を男性は理解できないということを重々理解した上で、一度冷静になって、「何に怒りを感じているのか」順を追って、ことらも言葉で伝える癖を付けてみましょう。
怒りをベースにいくら相手に感情的な言葉を投げかけても、男性には伝わっていません。
「言葉」は伝えるためにあるのです。
相手に分かる「言葉」で伝える癖をつけて、けんかだって信頼関係を深めるスパイスにしていきましょう。