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結婚式で和装を着るなら知っておきたい!着物の柄に込められた意味

投稿日:2017年1月8日 更新日:

和装には素敵な日本刺繡や染めものが施されていますが、実はその柄には一つ一つ意味が込められています。

もしも衣装選びに迷ってしまったら、柄の意味を参考にしてみるのもいいかもしれません。

どんな意味が込められているのか、よく使われる柄をピックアップしてみました。

桜・松竹梅などの植物柄

着物の柄として有名なのが、桜や松竹梅、菊や牡丹などの花柄です。
女性の華やかさやたおやかさを表現することもできますし、花にもそれぞれに意味があります。

桜は国花でもあり、桜の開花で春を知ることなどからも分かる通り日本人にとても愛されている大切な花です。
また、五穀豊穣を意味するとも言われており、結婚式などの晴れの舞台にもふさわしい柄です。

菊も国花の一つです。
菊は昔から薬としても使われてきたことから、長寿を意味するとも言われています。
菊は秋の花ですが、季節問わず身に付けることができるようです。

松竹梅

松竹梅と言えば、おめでたい席でよく見かけるモチーフですよね。
それぞれ意味があるとされていて、松や竹は年中色あせず、竹は真っ直ぐに伸び、強い力がかかっても折れることがありません。
そのことから、苦難があっても折れずに真っ直ぐ進めるように、との祈りがこもっているとも言われます。

梅も寒い中を耐えて花をつけることから、苦難に耐える・高潔さなどを表すとされています。

牡丹

牡丹は大きな花で、百獣ならぬ百花の王とも言われる花。
とても存在感がある華やかな花で、過去には高い位の人しか着ることができなかったそうです。
牡丹の花は、高貴や富貴などを意味すると言われています。

鳥の柄にはどんな意味が込められている?

動物の中でも、鳥は縁起がいいとしてよく着物の柄に使われています。
鳥の柄として有名なのはやはり鶴です。
その他に、おしどりや鳳凰などがあります。

「鶴は千年、亀は万年」と言われるように、鶴は長寿を意味します。
また、鶴はつがいになると一生添い遂げる習性があるため、夫婦が仲良くずっと長生き出来る様に、という意味が込められています。

おしどり

おしどりは色も鮮やかで美しい外見をした水鳥です。
「おしどり夫婦」と呼ばれるように、つがいでいることが多いため、夫婦が仲良くいられるようにと言う意味を込められているそうです。

鳳凰

鳳凰は想像上の生き物ですが、不死鳥とも呼ばれる美しい鳥です。
優美で高貴な文様として着物の柄としてもよく使われています。

貝桶や檜扇など、その他の柄に込められた意味

花や鳥といった柄の他にも、着物にはいろいろな柄があります。
よく使われる柄をピックアップしました。

貝桶

貝桶はズバリ「夫婦円満」を意味する柄と言われています。
「貝合わせ」という貴族の遊びがそもそもの発祥です。
貝合わせとは、ハマグリの貝の片割れを見つけるという神経衰弱のような遊びのことですが、ここから、「運命の人との出会い」という意味もあるとされています。

檜扇(ひおうぎ)

檜扇は、檜を薄く板状にしたもので作られた扇の文様です。
扇は末広がりという縁起の良い意味合いがあるとされています。

また、檜扇は十二単を着た貴族が持つ扇ということから、結婚式の柄としてもふさわしいものとされています。

着物の柄一つとっても、こんなにもいろいろな意味合いがあるんですね。
似たようなイメージの着物で迷った時には、自分が結婚式に込めたい意味は何か、といったことを考えながら選んでみるのも素敵ですよ。

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