20代半ばにさしかかると、友人や同僚の結婚式に参列する機会も出てくるでしょう。はりきってフォーマルなスーツとご祝儀を用意し、準備万端!と思っているあなた、ちょっと待ってください。足もとにもしっかり気を配っていますか? 服装は足もとまで見られています。冠婚葬祭の場では見た目の印象が特に大切です。結婚式の場に相応しくない靴には、一体どんな特徴があるのでしょうか。
目次
男性が履く靴!結婚式ではストレートチップが基本
結婚式で履く男性の靴で一般的なのは、紐付きで黒のストレートチップです。ストレートチップとは、つま先に横一直線に縫い目の入った物のことです。さらにフォーマルな“内羽根タイプ”を選ぶとよいでしょう。内羽根とは紐を通す鳩目部分が内側に潜り込んだ物を言います。また、この鳩目部分が足の甲に乗ったタイプを“外羽根”と言いますが、とてもカジュアルな印象になってしまいます。出来れば内羽根タイプがよいでしょう。色は黒が望ましいです。
平服でOKとされている場合はこの限りではありません。ダークブラウンのカジュアルではない物を選ぶのがおすすめです。しかし、つま先がW型に装飾された“ウィングチップ”や“メダリオン”と言われる小さなが穴がたくさん開けられたデザインも控えるべきでしょう。
動物柄や型押しタイプはNG
動物の柄や型押しタイプは「殺生」を連想させ縁起の悪い物とされていますし、ブーツはカジュアルすぎるため、結婚式の場には相応しくありません。一足黒のストレートチップを用意しておくと、悩む必要がなくなるためおすすめです。
女性が履くパンプス!注意すべき5つのポイント
次に女性が履くパンプスですが、結婚式の場には相応しくないとされる物があります。
オープントゥはNG!
例えば、まずつま先が出ている“オープントゥ”は控えなければなりません。つま先は「妻」が「先」に逝くことを連想させるため、縁起が悪い物とされています。こじつけのように感じる人もいるでしょうが、古くからの言い習わしでもあります。結婚式で履くのは控えるのがマナーと言えるでしょう。
カジュアルな印象を持たせるミュールも控えよう
“オープントゥ”ほどではありませんが、かかとが出る“ミュール”もおすすめしません。かかともすっぽり覆われているパンプスがよいでしょう。男性同様、ブーツもよくありません。おしゃれなサンダルやミュールも、年配の方からすれば「つっかけ」にしか見えない可能性があます。
パンプスはヒールがあるものを選ぶ
ちなみにパンプスはヒールがある物がフォーマルです、それも細いヒールの方がよいとされています。太くて低めのヒールはカジュアルな印象が強く、あまりふさわしいとは言えません。ただし妊娠中の女性の場合は、何よりも安全を重視したセレクトで構いません。
おしゃれなバイカラーも結婚式ではNG
2色に分かれた“バイカラー”は控えましょう。2色に分かれた物は“別れ”を意味すると言われていますので注意が必要です。
ストッキングを履くのがマナー
女性は必ずストッキングを履きましょう、素足はいけません。黒い色や派手な色、柄物ではなく、無地で肌色に近い物がおすすめです。女性の場合、男性のように1足あれば何とかなると言う物でもなく、着るドレスによって何足か用意しておいた方がよいかもしれません。
注意事項を心得て「結婚式に相応しい靴」を選ぼう
結婚式に相応しくない靴の特徴をご紹介しました。選んではいけない靴のポイントを押さえておくことで、おのずと“履くべき靴”が見えてきます。結婚式に参列される親族の中には年配の方もいらっしゃいます。おしゃれであると言う理由だけで靴を選んでしまうと、不快感を与えてしまう恐れがあります。新婦方の参列者は、新郎の友人を見て新郎がどんな人なのかを知ろうとしますし、逆もしかりです。大切な友人のためにも、失礼のない装いで参列しましょう。