結婚式では、定番になりつつある”サプライズ”演出。
今日のテーマは、ウェディングプランナーが、よく相談を受けるサプライズについて。
準備を始める前に、ぜひ読んでみてください。
目次
1.サプライズターゲットを誰にするか?を考える。
「サプライズ!」と一言で言っても、まずは、誰に向けて行うか、を考えましょう。
結婚式のサプライズだからといって、
主役のおふたりがお互いにサプライズを行う
サプライズのターゲットとしては「新郎様から新婦様へ」、もしくは「新婦様から新郎様へ」という場合が一番よくあるパターンです。
でも主役のおふたりだけで行う決まりはありません。
新郎・新婦様からご家族へ
新郎・新婦様からゲストの方へ
親御様から新婦様(新郎様)へ
ゲストから新婦様(新郎様)へ
ザッと書き出しただけでも、これだけのパターンがあります。
結婚式前後にお誕生日や還暦祝い、結婚祝いなどゲストの方へ向けて行うサプライズも「ゲストを巻き込める」という点でとても人気があります。
2.披露宴の前に、ふたりきりでサプライズをするのも粋
次に考えることは、「いつ」行うか?ということです。
定番は、ゲストが見守る「披露宴中」です。
サプライズに驚く姿や、感激する姿をみんなにも見てもらえれて、インパクトがあり、サプライズし応えがあります。
新郎様から新婦様へ、新婦様から新郎様へサプライズをする場合、中には“皆に見られたくない、注目されたくない”、という方もいます。
こんな性格の新郎様、新婦様の場合、披露宴中のサプライズは、逆効果になってしまうことも。
そんな時には、「結婚前夜」や「結婚式当日の朝」などに、こっそりサプライズを仕掛けるのも一つです。
ギャラリーが誰もいない中で、ひっそりと気持ちを伝えたり、サプライズプレゼントをしたりして、ふたりだけの秘密の時間を作るのも思い出深くおすすめです。
特に、「結婚式の前」にサプライズを行うと、そのあとに控えた挙式や披露宴が持つ意味合いやそれを迎える気持ちが、より一層深いものになり、お互いの気持ちも盛り上がります。
3.サプライズを考える時間は、「お相手を思う時間」です
「彼にサプライズをしたいんですが、何かいいサプライズ、ありませんか?」という相談をよくいただきます。
どんな方にも喜んでもらえる定番サプライズは、もちろんたくさんありますが、サプライズを仕掛ける場合、
「そのお相手が一番大切に思っていることは何か」
「どんなことが一番、お相手の心に響くか」
この2つをまず考えてみてください。思い浮かばなければ、
「あなたとお相手にとって、一番の思い出ってなんだろう?」
「これから先、お相手と共に大事にしたいことってなんだろう?」
このような視点から考えてみても、何か思いつくかもしれません。
4.サプライズの相談をするときは、具体的なエピソードを添えて
ウェディングプランナーにサプライズの相談をされる際には以下のような具体的なポイントを伝えるとよいです。
こんな思い出のあるご友人へのサプライズ
こんな価値観を持ったお母様へのサプライズ
これから、こんな夫婦になっていきたいという意味を込めた彼へのサプライズ
具体的なエピソードや思いを交えてご相談をされるとウェディングプランナーも、一歩踏み込んで考えることができます。
5.成功の秘訣は、ウェディングプランナーを巻き込むこと
サプライズ演出について、もうひとつ、全国のウェディングプランナーを代表した立場からアドバイス。
もしも、結婚式の中で、ウェディングプランナー抜きでサプライズを考えている場合、「サプライズをする!」と決めた時点で、ぜひウェディングプランナーにその旨だけでも伝えておくことをお勧めします。
新郎様や新婦様が、実は同じようなサプライズをすでに考えていて、サプライズ内容が重複してしまったり、「ゲストの方からのサプライズ」が、新郎新婦様が知らないうちに、いくつか用意されていて、披露宴の時間内に、プログラムに組み込めない場合が出てくることがあります。
結婚式当日に、ゲストの方から、『実は、こんなサプライズを用意していて、、、』と、披露宴中や結婚式数日前に時間を設けてほしいと、相談を受けることがあります。
新たな演出を追加することで、結婚式の流れや雰囲気はだいぶ変わってきます。
しかも、新郎様・新婦様へのサプライズの場合、ウェディングプランナーから、おふたりに相談することもできないことも多々。
もしも、あなたがゲストの立場で新郎新婦様にサプライズを用意している場合は、ぜひ担当ウェディングプランナーへご一報くださいね。
いかがでしたか?
思い出に残るサプライズ演出になりますように。準備もぜひ楽しんでくださいね。