憧れの神社で結婚式を挙げる――そんな時、気になるのは結婚式には友人も参列可能なのかという点だと思います。
人生の新たなるスタートを大切な人たちに見守って欲しい、そんな願いは、神社でも叶えられるのでしょうか。
両家が結ばれることが「結婚」とする神道の考え
神道では、結婚とは両家が結ばれ、ひとつの家族となることだと考えられてきました。
結婚式の最後には、両家の親族が盃に注いだお神酒を飲み干すことで家族の契りを交わす「親族杯の義」も行われます。
近年は、親族一同ではなく、両家両親のみが親族代表として盃を飲み干す場合もあり、神社によってスタイルは多種多様となっています。
収容人数次第で参列OK
親族を招待し、その上で収容人数に余裕がある場合は、友人に参列してもらうことも、もちろん可能です。
新たなる人生のスタートを、親しい人たちに見守って欲しい――そんな気持ちがあるのは、当然のこと。
ただし、神社としてもそれぞれのお考えがあることですので、事前にきちんと確認することが必要です。
その上で、問題がない場合は友人も招待しましょう。
神前式の概要をゲストに伝えておく
神前式は、本来神殿という聖なる場で家同士が神の前で契りを交わすものであるということを、事前にゲストへ一言知らせておくようにしましょう。
特に親族は、親族杯の義や玉串拝礼など、参加してもらう場面もあります。
心の準備をしてもらうためにも、きちんと伝えておきましょう。
また、社殿内は神様がいらっしゃるところですので、撮影はNGとなっていることも、知らせておくと安心です。
神前式は、流れやマナーが分からず戸惑う友人も多くいるでしょう。
いい機会だと思って事前にプランナーに質問したものを簡単にまとめて、招待状に一言添えておくというのも、ゲストへの心遣いになります。
当日、自分たち自身も、ゲストたちもみんなが静かな心で式に臨めるよう、そんな気遣いができると喜ばれるかもしれません。