幸せの絶頂にいるはずなのに、何だか急に寂しくなったり不安になったり、そういった経験は大なり小なり誰にもあるものです。これは女性によくあることと思われがちですが、男性にもあるのです。女性は友人とおいしいものを食べながら、楽しくおしゃべりをすることで、その不安を払拭する術を知っています。しかし男性はなかなか胸の内を明かすことができないため、誰にも言えず1人で悩んでいる人も多いことでしょう。でもこれは、決してネガティブなことではありません。
前向きな不安……
結婚を目前にした人が陥るマリッジブルーに関しては、前向きな不安と捉えられるでしょう。見えない未来への不安に押しつぶされそうになったり、ひとりの時はそこまで深く考えなかったのに、結婚が決まった瞬間に難しく考えるようになると言う事は、相手のことを大切に思っているからです。自分の人生にパートナーを巻き込んでしまうことへの不安や、相手を幸せにする力が自分にあるのかなどといった責任感の強さから来るものです。しかしこのような漠然とした不安は取り越し苦労に終わることが多いので、考えることが大切ですがあまり深く悩み込まないようにしましょう。
また、具体的な不安を持っているという人も多いことでしょう。「結婚後、相手のご両親と仲良くできるだろうか……」「家事と仕事、うまく両立できるだろうか……」「友達との付き合いが減るかも……」などといった具体的な不安がある場合は、直接相談するようにしましょう。ときにはネガティブな内容も、しっかりと伝えることが大切です。
パートナーを信じて!
これから長い人生を共に歩んでいくわけですから、遠慮ばかりしていては成り立ちません。心に引っかかっていることをしっかりと相手に打ち明け、相手がそれを許してくれれば悩みが1つそこで解決するのです。万人がダメだと思っていても相手が1人わかってくれればそれでいいこともあるのです。
子供の頃は新たな世界に飛び込むことにワクワクと胸を弾ませ、楽しみにしていた人でも、大人になると新たな世界に飛び込むことに躊躇するようになります。周りのことや余計なことまでいろいろなことを考えるため、その一歩には勇気が必要となるのです。まだ見たことのない世界不安を感じるのはごくごく当たり前のことです。
しかしよく考えてみてください。マリッジブルーやマタニティーブルーと言う言葉がありますが、結婚している人はたくさんいますし、子供を産んでお母さんになっている人もたくさんいます。不安の先にはその何倍もの喜びや幸せが待っているのです。悩んだ人ほどその喜びを大きく感じられるのかもしれません。マリッジブルーはネガティブに考えるのではなく前向きに捉え、本当に辛い時はパートナーに相談しましょう。
新たなふたりの出発
最初は言いにくいこともあるかもしれませんが、あなたが信じて選んだパートナーです。結婚したらなんでも打ち明け、喜びや悲しみを共に共有する相手なのです。言いにくいことでも言い合える関係を、はじめから築いておくことは今後の結婚生活において、大変有意義なものとなるでしょう。
真剣に悩むあなたにはきっと素敵な未来が待っています。