“結婚”をするということは、二人で新しい家庭を作るということです。また結婚式には、親から独立した新郎新婦が、一から新しい家庭を作るという意味もあります。せっかく結婚式を挙げるなら盛大にやりたいですよね。
しかし、自分たちで用意できる資金には限界があるもの……。そこで、結婚式の資金を親に借りることを検討する人も少なくありません。実際、結婚資金を親から借りることについてどう考えているのでしょうか。結婚式の予定がある人や、これから結婚を迎える人たちからの意見を元に考察しました。
目次
結婚資金を親から借りる……「アリ」派の意見
まだ親に頼ってもいいと思う
アリだと思う人の意見としては「まだ親に頼ってもよい」や「新生活を営むためには協力してもらう必要がある」という考え方があります。結婚式や披露宴はお互いに披露するもの、人を呼んで盛大に行うのですから、親に頼るのは仕方がないという意見のようです。また、結婚式や新生活の前はまだその家の子供なのですから、甘えてしまっても構わないという意見もあります。
予算が少ないからこそ甘えたい
また、“親からお金を借りるのがアリ”というよりはぜひ資金を借りるべき、という意見もあります。まだ若く収入が少ないことや、できちゃった婚により貯金の準備期間が短かかったことからきているのかもしれません。また予算が少ないからこそあえて甘え、生活を先に安定化させるという考えもあるようです。親ということもあり、無理せずに少しづつ返済できるのもうれしいところ。返済額なども調整しやすくなりますね。
ローンを借りるくらいなら親に頼るべき
上の「予算が少ない」という場合、中には「ブライダルローン」を利用する場合もあります。これは挙式や披露宴、記念品、結納のため、あるいはそれ以外の様々な新生活のために借りられるローンです。とはいえ、このようなローンは金利がありますし、手数料なども発生します。余計な出費が発生するくらいなら、いっそ甘えてしまったほうが良いという考えもあります。
ブライダルローンについては無担保・無保証人で借りられる分、金利は高めになっているのです。最初から借金を背負っての新婚生活になるくらいなら、いっそ甘えてしまったほうが良いという考えもあります。余計な金利の分は貯金するなどして、より良い生活のために備えておくのも賢い選択かもしれません。
結婚資金を親から借りる……「ナシ」派の意見
独立した二人だからこそ自力で払うべき
一方、ナシ派の意見は、親から独立した二人が新しく生活するためのものなので、頼るのは恥ずかしいという考えです。自分たちの貯金やローンを使ってでも、自分たちで賄ってしまったほうが良いという考えを持つ人も多いようです。
後から親にいろいろ言われるのが面倒
また、ナシだという意見の中には干渉を嫌う場合もあります。挙式の席次や披露宴の出し物、料理などいろいろ言われるのが煩わしいため、誰の力も借りずに自分たちだけでやるというものです。また、結婚式準備や当日は何も言ってこなかったけれど、後になっていろいろ言われるのが嫌だという理由もあるようです。
【結論】どうしても資金が足りない時にだけ頼ろう
最近は、男性女性と関係なく働いていることが多いので、自分たちですべて支払える範囲で結婚式を挙げる人が増えています。ただし、どうしても費用が足りないという場合は、足りない分だけ親に頼ってもよいのではないでしょうか。結婚すれば、お金が必要な場面が増えます。結婚式費用だけでなく、新婚旅行費用や出産や住宅ローンなど様々な場面でお金と向き合うことになるでしょう。そのことも踏まえて結婚式費用を親に借りるかどうか検討してみても良いかもしれません。