わざわざ時間を作っていただいたことに対するお礼として、結婚の挨拶の場合には手土産を持っていくのが常識です。
安い物は厳禁ですが、だいたい3,000円から5,000円に収めるといいでしょう。
ただし、何でもいいというわけではありませんので、失礼にならないように選ぶことが必要です。
喜ばれやすい定番の手土産
手土産を選ぶ時は、事前に贈る相手の好きな物や嫌いな物を確認しておくことが大切です。
残る物ではなく、消え物と呼ばれる食べ物がいいとされています。
ただし、すぐに食べてもらえるとは限らないため、2カ月程度の賞味期限がある物にするといいでしょう。
なかでも、縁起の良い以下のようなお菓子が喜ばれます。
・最中
縁起ということも考えると、最中は「合わさっている」ため結婚の挨拶にも適しています。
・バームクーヘン
バームクーヘンも定番で、木の年輪に見えることから、時を重ねていくということで縁起が良い品とされおすすめです。
・昆布
昆布も慶事によく使われていますので、手土産ということでは押さえておきたいところでしょう。
話題を広げることができる手土産
話のタネになるような手土産を持っていくのもおすすめです。
特に相手方のご両親とあまり面識がない場合には、和やかな雰囲気を作るのに役立ってくれるはずです。
・お酒
お酒好きの方であれば、地元で有名なものを選んだりすることによって、話題も広げることができます。
ただし、自宅以外の場所でご挨拶をする場合には、荷物になるため向きません。
・地元の銘菓
好きなお菓子や馴染みのあるお菓子があれば、ぜひ召し上がってくださいと渡すことで、話題にすることもできるでしょう。
特に自分でよく食べているものであれば、味もわかることですし、おすすめです。
選んではいけない2つの品物
結婚の挨拶ということで手土産を持って行く以上、縁起の悪いものは避けなければいけません。
定番品と思われているせんべいは、割れるということで縁起が悪いとされています。
羊羹も使われやすいものですが、結婚ということを考えると、切り分けるということで縁起が悪いとされており、挨拶に伺う際には縁起が悪い手土産です。
あまり気にしないという人もいますが、もらう側の意識を考えて行動するべきですので、おすすめすることはできません。
手土産は、結婚の挨拶のお礼ということを忘れないでください。
基本的にのしを付けないものですし、外のしも付けるべきではないでしょう。
まだお願いをする段階であるということがわかると礼儀も見えてきますので、間違っても礼を欠くようなものにしないことが大切です。