人生のどこかで誰かが結婚したという話は聞くものです。自分が結婚するまで、結婚式を知らないという人はまずいないほどに知られているものですね。女性であれば小さいころに花嫁に憧れたという方もいらっしゃると思います。
しかし最近、挙式をしない夫婦も増えています。理由はまちまちですが、一番多く耳にする理由が、お金がもったいないという言葉です。
式に使うくらいなら貯めたり、旅行にお金をかけたいという話はよく耳にすることでしょう。
私自身も結婚する時、式を挙げるのは迷いました。友人や従妹たちからもそんな言葉を聞きました。
しかし、特に娘をもつ親は挙式を願うもの。口には出さずとも形だけでもと思うようです。
今回は卒花嫁に聞いた自分たちなりの結婚式のことについてご紹介したいと思います。
卒花嫁紹介
卒花嫁:はら えりこ (37) 年齢を重ねてからの結婚式でしたが、挙げてよかったと心から思えます。この記事を読んでそう思ってもらえたなら嬉しいです。 |
母の思いを知って決めた、結婚式を挙げること
実際私も、「式を挙げなくてもいいかな?」と母に相談したところ、「それは二人で決めることだから」と答えが返ってきましたが、その様子からは”花嫁姿を見たい”という気持ちがひしひしと伝わってきました。
実家にお金を入れていなかったので、式にかかるお金は親に頼ることなく自分たちで出せる分だけと決めていました。
そこで本当に来てほしい人だけを呼ぶ、少人数での式を挙げることにしました。
少人数の定義は人によってまちまちです。職場の関係もあり、挙式だけでなく披露宴もこじんまりとでも行わなければならなかったので、50人程度のゲストを呼んで披露宴を行いました。
呼ぶ人数もそこまで多くないので招待状や当日のペーパーアイテムなどは自分たちですべて手作りし、予算内に収めることができました。
式の当日も、ゲストの方々全員と話をしたり、交流することができてとてもよかったです。
職場の上司にも「このくらいの人数の式って良いもんだね」と声をかけていただきました。
年齢なんて関係ない!結婚式をしたいなら、年齢構わず挙げていい
お金以外の理由で挙式をしないのに、年齢という話も聞いたことがあります。三十代後半の女性からたまに耳にする意見です。
ウェディングドレスを着るのが、この年齢だと恥ずかしいという話です。
しかし、今、この年齢はこれからの人生の中で一番若い時です。
後になってウェディングドレスを着ておけばよかった、式を挙げておけば良かったと思ってもなかなかタイミングがありません。
私も、36歳の時に結婚をしました。結婚式を挙げる前は、年齢のことも多少気にしましたが、実際結婚式を挙げてみて、「年齢は関係ない!」と実感しました。
今では胸を張って「結婚式を挙げてよかった」と言えます。
結婚式を迷っているなら、どんなカタチでもいいから”挙げたほうがいい”
大勢に花嫁姿を見せびらかす必要はありません。大々的に宣伝する必要もありません。
絶対やりたくないという意思があったり、結婚式に一切興味がないなら挙式をする必要はありませんが、もし迷っているなら自分の身内と相手の身内だけ呼ぶという形で、派手ではなくても式を挙げることをおすすめします。
最近では新郎新婦の二人だけで式を挙げることもできるようです。
私の周りの挙式を迷っていた友人たちも身内だけだったり、親族と親しい友人だけを呼んだりして式を挙げた人が多かったです。
結婚式はこれからの長い夫婦生活の中で、一つの楔のような役割を果たします。
結婚生活が最後まで波風なく、円満に進むということは少ないでしょう。大なり小なり不満やトラブルは出てきます。
その中で特別な日があるということは、とても心強いことです。
恋人から夫婦になる一つのけじめにもなる挙式。迷っているなら自分たちに合った形を探しててみてください。