結婚式の準備をする中で、新婦が心ときめくのはウェディングドレス選びではないでしょうか。そのウェディングドレスを映えさせるのがウェディングブーケです。花の種類や色で、可憐さや清純さを演出してくれます。
ドレスと同様に、吟味して決めることの多いブーケだけに、挙式当日だけで終わってしまうのはもったいないですよね。ウェディングブーケを挙式後にも楽しめる方法をご紹介します。
1:シルクフラワー
挙式後もそのまま楽しみたいという気持ちがあるなら、シルクフラワー(造花)でブーケを作るという選択肢があります。
挙式日までに時間がある場合は、花嫁自身が作るということもできます。カルチャースクール等で、講師に指導をしてもらって作る方法もあります。ただし、素人作成のものは、やはりプロの作るものとは一味違うので、それを楽しめる方にだけお勧めします。こだわり派の方にオススメしたいブーケです。
2:生花からのアレンジ
生花のブーケを挙式に使用して、その後に加工処理をするものをご紹介します。
1:プリザーブドフラワー
プリザーブドフラワーは、特殊な保存液を使い、乾燥させて作ります。生花とほぼ変わらない状態で長期保存できるので、インテリアとして楽しめます。“元のブーケの形のまま作成する場合”と“別の形にアレンジし直す方法”があります。
(プリザーブドフラワーは事前に作っておけるので、挙式にプリザーブドフラワーブーケを使うことも可能です。ただし、花びら割れやドレスへの色移りの心配があります。その点を考えると、シルクフラワーの方が安心して使うことができます。)
2:押し花加工
特殊加工を施し、ブーケを押し花として再生します。額縁に装丁して、美術品のようなインテリアとして楽しむことができます。新婚家庭の壁を飾るのも素敵ですが、”挙式用“と”お色直し用“と二種類のブーケがある場合は、新郎新婦のご実家にプレゼントするのもオススメです。
また、参列してくれた方に、結婚式の写真と共にウェディングブーケの押し花の栞(花びら一枚)をプレゼントしてもおしゃれです。
筆者自身は、二種類のブーケを用意して、一つは額縁に装丁して“自分用”にし、もう一つは”独身の友達にプレゼント”しました。筆者自身もウェディングブーケをいただいて嬉しかった事があったのでそうしました。今でも、いただいたブーケのリボンは大切に取ってあります。
3:贈り物を前提に
1:ナチュラルステムブーケ
生花として、長い期間きれいに咲かせておきたいのであれば、ナチュラルステムブーケ(自然の茎を生かして束ねたブーケ)にしましょう。一般的なウェディングブーケは、持ち手がついているので花瓶にさすことは難しいので、水を吸い取る状態にする為にはブーケの形を崩すことになります。
2:分割できるブーケ
ウェディングブーケを渡したい相手が複数いる場合は、その人数分のプチ花束を1つにまとめた形のブーケを作ってもらいましょう。誰か一人にあげるよりも、みんなで楽しめる記憶に残る結婚式になりますよ。
ウェディングブーケを選ぶには
“ウェディングドレスのデザインに合わせたもの“はもちろんですが、そのブーケを”誰に渡したいのか”(もちろん自分で楽しむのもありです)、”どの方法が喜ばれるか“を考えて選ぶと、納得のいくものになります。
結婚後に新居案内をくれた友人は、案内のカードと一緒に、実家の庭で見付けた四つ葉のクローバーを押し花にした栞を同封してくれました。彼女らしい優しさを感じました。そんな思いやりがあれば、最高のウェディングになります。
自分も周りも幸せな気持ちにさせるウェディングブーケを作ってくださいね。