教会で厳かに挙げる結婚式は憧れるものですが、その挙式の雰囲気を決める入場曲や退場曲を選ぶことができる場合もあります。教会のパイプオルガンにピッタリな曲をご紹介します。
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定番なのはワーグナーとメンデルスゾーンの結婚行進曲
この曲を耳にすれば、ほとんどの人が結婚式を連想するくらい定番です。
教会のパイプオルガンで聴くとオーケストラとはまた違ったイメージになり、厳かな入場シーンにピッタリな曲でしょう。
挙式の厳かな雰囲気を残したまま退場したい場合は、退場曲として使われることもあります。
この曲が響く中、子どもとバージンロードを歩きたいと願う親も多いようです。
聖歌隊が歌うなら、グノーのアヴェ・マリアも定番
近年、日本でも入場曲でよく使われているのが、グノーのアヴェ・マリアでしょう。
聖歌隊がしっとりと歌い上げる中の入場は、挙式の雰囲気をより厳かにしてくれるでしょう。
ただ、行進曲と違い、歩きづらいテンポだという意見もあるため、アレンジするなどの工夫が必要です。
アヴェ・マリアはグノー以外にも複数の作曲者がいますが、教会の結婚式では入場以外の場面でも使われる、定番のタイトルです。
パッヘルベルのカノンも明るい雰囲気で入場曲向き
アレンジのされ方によってイメージが変わるパッヘルベルのカノンも、教会の結婚式でよく使われます。
結婚式以外の場面でも、誰もが耳にしたことのある明るい雰囲気かつ心地良いメロディのため、入場曲以外でも選ばれることが多い曲です。
門出を華やかに盛り上げる、クラークのトランペット・ヴォランタリー
新郎新婦の退場には、2人の門出を祝うような明るい曲が合うため、クラークのトランペット・ヴォランタリーがよく使われています。
親や招待客が笑顔で送り出してくれる場面によく合った、華やかな雰囲気を演出してくれます。
英国王室の結婚式でも使われたことがあるため、耳にしたことがある人も多いでしょう。
音楽の父、バッハの名曲・主よ人の望みの喜びよ
音楽の父と呼ばれるバッハの名曲、主よ人の望みの喜びよは、心が浄化されるような美しい旋律です。
結婚式は新郎新婦を誰もが祝福しますが、親は祝福の思いとともに、子どもの旅立ちに淋しさも感じる人が多いはずです。
穏やかなバッハの旋律は、雰囲気づくりだけでなく、人の心を癒やすように響いてくれるでしょう。
パイプオルガンで演奏されると荘厳なこの1曲は、どの場面にもよく合います。
教会で行う結婚式は教会式とも呼ばれ、誰でも挙式できるものと、信者でなければできないものがあります。
教会によっては入退場曲を選べない場合がありますので、まずは選ぶことができるか、確認が必要です。