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自分すら知らない自分を褒められると人は恋に落ちる

投稿日:2017年4月24日 更新日:

私たちは、褒め方を知らない

コミュニケーションにおいては、相手を褒める、というのはとても有効的です。人は皆誰かに認められたがっていますし、純粋に褒められて嬉しくない人はいません。

ところが多くの人は「結果」でしか相手を褒めることができません。学生ならテストの成績がよかったら、社会人なら成果物の出来がよかったら、営業の成績がよかったら、でしか褒められないのです。
結果を出ている人間を褒めることは簡単です。相手も結果が出ていることはわかっているわけですから、「さすが!・知らなかった!・すごい!・センスいいですね!・そうなんですね!」のさしすせそを言っておけばいいわけです。

しかし、そんなことは誰にもできること。「あれ、この人ちょっといいかも」と思われる褒め方には、ちょっとしたコツが必要です。必要ですが、ものすごく簡単でほとんどの人がやってないので、上手に使えばその人にとって特別な存在になること間違いなしです。

「ジョハリの窓」を使って相手を上手に褒めよう

自己には「公開された自己」(open self) と「隠された自己」(hidden self) があると共に、「自分は気がついていないものの、他人からは見られている自己」(blind self) や「誰からもまだ知られていない自己」(unknown self) もあると考えられる。ーwikipediaより

人には「自分にも他人にも知られている自分」・「自分しか知らない自分」・「自分は知らないけど他人は知っている自分」・「自分も他人も知らない未知の自分」の4つの自分があると言います。「自分も他人も知っている自分」というのは、いわゆる「あなたって、私ってこういう人よね」という自分と他人とで共通認識が取れているその人らしさみたいなものです。
ジョハリの窓の「開放の窓」の部分がそれにあたります。ここを褒めれてもあまり嬉しくありません。他の人もそこを褒めているからです。モデルさんに、スタイルいいですよねと褒めても「仕事なんですけど」と思われるのがオチなのは、そういう理由です。
また「髪切った?似合ってるね」などの、ちょっと変化した部分を褒める、というのも嬉しいですが、「自分が認識している自分」ですのでインパクトは少し弱めです。

突っつくべきは「盲目の窓」、つまり本人が自覚していない本人の良さです。人は自分の知らない自分に会うことによって喜びを得ます。ですからできるだけ「あの人が自覚していなそうなあの人」を褒めてあげると良いでしょう。

褒めのポイントは「当たり前」を「ありがとう」に昇華すること

例えば、美容室でしてもらうシャンプー。髪を切るという行為に比べるとあくまでサブ的なお仕事です。当然多くのお客さんからは「ありがとう」の一言もないのが普通です。そこであなたが(名札を見て)「〇〇さんのシャンプーすごく気持ちよかったです。ありがとう」と心を込めて感謝したとしたら、どうでしょう。

アシスタントの人は、お客さんの髪を切れるようになるまで時間がかかりますから、お客さんからの直接の「ありがとう」をもらう機会は少ないですし、それが「当たり前」になっています。

しかし、そこであなたが「あなたのシャンプーはとても気持ちの良いもので、お客さんの満足度に繋がっている」という、あなたが知っていて、本人が知らない本人像に気づかせてあげることができたら? 嬉しいですよね。きっとそのアシスタントさんは、あなたの名前を当分忘れないことでしょう。

それと同じことを恋愛でもすればいいのです。「〇〇さんのとるコピーはいつもキレイだね。見やすくて非常に助かっているよ」でもいいでしょうし、食事に行った時に「本当に美味しそうに食べるよね。見てるこっちが幸せな気分になるよ」と言うのでもいい。

ポイントは、いかに「本人の当たり前だと思ってやっていることに価値があるのかを、言葉で持って明確に伝えてあげるか」です。褒められる側にとってもできるかどうかの「結果」で評価されない安心感があるのと、本人にとってはそれが当たり前なことなので、より頑張ることにそんなに負担がありません。

そうなれば、その人はあなたからのありがとうが欲しくて、またその当たり前を頑張ることでしょう。そこをまた褒める。以降無限ループです。冒頭にも言いましたが、人は認められたい生き物です。もし、等身大の自分らしさを気づかせ認めてくれる人がそばにいたら?恋に落ちない理由ありますか?

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