夢にまで見た、愛する人との結婚! いざ、実際に結婚するとなると、結婚式の準備で、決めること、やることが多く、イライラがつのり、つい衝突してしまい、結婚式準備中にけんかするカップルは多いです。むしろ、結婚式準備中に、一切けんかしないカップルの方が少ないのではないでしょうか? なるべくなら、仲良くすごしたいのも事実ですが、時にはけんかも必要な場合もあります。ただ、けんかの長さも重要です。
今回は、結婚式準備中のけんかの原因、けんかのもたらす効果、けんかの期間について確認してみましょう。
結婚式準備中のけんかの原因
なぜ結婚式準備中にけんかしてしまうのでしょう?
それは、結婚式準備には、決めること、やることが非常に多く、準備期間も結婚式のやり方にもよりますが、前もって計画的にやると半年から一年かかります。ごく内々で、簡単に式だけ挙げるのであれば、一か月くらいでもできると思いますが、一般的な規模の結婚式を挙げるのであれば、半年から一年は必要です。
この期間に
・どれくらいの規模でどんな結婚式を挙げるのか?
・日取りはいつにするのか?
・どこの結婚式場でするのか?
から始まり、
・招待客はどれくらいの人数、どこまでの親戚、友人を呼ぶのか?
・披露宴はどうするのか?
・ドレスは?お色直しは?
・引き出物は?
・料理はどうする?
・乾杯の音頭は誰に頼む?
・祝辞は誰にお願いする?
・余興は誰に頼む?
・演出はどうする?
・曲は?
・スライドの写真は?
・どういう構成にする?
ありとあらゆることを決め、それに合わせて準備するものは、準備し、お願いすることは、お願いしていかなくてはいけません。
さらに、この間、仕事が休みならいいのですが、もちろん仕事もあります。お互いに忙しい仕事をしながら、結婚式の準備を進めていく内に、お互いにイライラが募ります。“なんで、私がこんなに忙しい思いをしているのに、彼は、仕事があるから、仕事があるからって無責任じゃあないの?” “今、仕事が忙しいんだから、わかってよ”となってしまうのです。
また、結婚式をするのには、全てお金がかかります。料理、引き出物、ドレス、遠くの親戚の宿泊費、交通費、新婚旅行にいくのであれば、旅行費用……出費の連続です。
つきあっている時なら、お休みの日は、毎週のように楽しいデートで遊びまわっていたのに、結婚式の準備中は、何かと結婚式の準備に追われて、デートどころじゃない……。
また、結婚式の規模、やり方、招待客の人数、席次表などに関しては、両家の親も口を挟むことが多く、これらさまざまなことが原因となり、2人がけんかしてしまうのです。
けんかのもたらす効果
むろん、けんかしないで、仲良く結婚式の準備を進めていければ最高です。しかし、けんかすることで、今まで知らなかった、相手の一面、考え方が知ることができ、また、お互いの不満もある程度吐きだすことができるので、より相手を知り、2人の関係が深まるという良い効果も期待できます。
結婚生活は、仕事と家庭の両方をバランスよくこなし、2人の生活と将来のために、お金を稼ぎ、大事なことは、2人で話し合って決め、さらに両家の親を大切にし、両家の親とも関わっていかなくてはいけません。ん? 何かと似ていませんか?
そうなんです。結婚式の準備は、これから先の結婚生活の縮図的な要素が入っていて、まさに結婚生活の第一歩なのです。
こうやって考えると、けんかするのもうなずけませんか? これから先の結婚生活の中で、意見の食い違い、衝突は、必ずあるでしょう。そんな時、2人でとことん話し合って、お互いに相手を思いやり、お互いを尊重して解決していかなくてはいけません。どちらか一方が、常に我慢をしていくのではダメなのです。
そんな結婚生活の予行練習と考えれば、結婚式準備中のけんかも意味があるものといえるでしょう。
結婚式準備中のけんかの期間
結婚式準備中のけんかが特別なものではなく、そして、意味があるものであることはご理解いただけたと思います。では、けんかの期間はどれくらいで済ませた方が良いのでしょうか?
もちろん、けんかの度合いにもよりますが、あまり長引かせないほうが良いでしょう。
何より大事なことは、とことん話し合うことです。まずは、お互いに自分の主張をし、意見が出尽くしたら、お互いに相手の立場に立って、問題点を見つめ、考え、2人で解決策を導きだしていくことが重要です。時には、お互いに感情的にもなるでしょう。そんな時は、冷却期間も必要です。このように考えると、2~3日中に仲直りするのが良いのではないでしょうか?
けんかをしたその日に仲直りするのは難しいと思いますし、相手の立場に立って、問題点を見つめ、考える時間がありません。また、冷却期間もないので、そもそも、冷静に考えることができません。
逆に、3日よりも長くなってしまうと、タイミングを逃し、ギクシャクしかねません。どちらからともなく、歩み寄るのが難しくなってしまうと思います。
ですから、けんか1日目に、お互いの率直な意見を出し尽くし、感情をぶつけ合って、2日目の冷却期間を経て、相手の立場に立って、お互いに妥協点を見いだして、2日目か3日目に仲直りするのが良いのではないでしょうか?
もちろん、2人の性格、交際期間、ぶつかり合っている問題点などにより、一概にけんかの期間を決めるのは難しいとは思いますが、お互いの歩み寄りにより、あまり長引かせない方が無難でしょう。
まとめ
結婚生活は2人で築いていくものです。どちらか一方の我慢の上に成り立つものではありません。そういう意味からも、結婚生活において、けんかも必要なものなのかもしれません。ましてや、結婚生活のスタート地点に立つための結婚式準備中のけんかは、これから始まる結婚生活のウォームアップにすぎないともいえます。あまり張り切りすぎると、本番で疲れてしまうかもしれません。ほどほどにしておきましょう(笑)。
結婚準備中のけんかにしても、結婚生活が始まってからのけんかにしても、大事なのは、お互いの意見は、意見としてぶつけ合うことができ、その後、必ず、冷静になって、お互いのことを思いやり、2人で解決策を導きだしていくことです。
仲良くけんかしてくださいね。末永くお幸せに!