1.5次会

司会者だから分かる!1.5次会トラブルランキングベスト5!・・・とその対処方法

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幸せなはずの1.5次会でトラブルは絶対避けたいもの。
どれだけ万全に準備をしてきても、トラブルが100%起こらないとは‥残念ながら言い切れません。

年間約120本の婚礼司会を行ってきた司会者が、具体的なトラブルと対処法を伝授します!

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 トラブルランキング5位「思っていた流れと違う‥」

1.5次会特有で起こりがちなトラブルの1つが「思っていた流れと違う‥」です。

例えば「ゲームを始める前に先に景品を発表する予定だった」「サプライズだったのに、先に本人に言われてしまった」「新郎新婦が言う予定だったセリフを、司会の友人に言われてしまった」「ウェディングケーキにドリップソースをかけてから入刀する予定だったのに、入刀が飛ばされてしまった」など。

色々考えて作ったプログラムが、違う流れで行われてしまったら悲しいですね‥。ただ、プログラムの内容をゲストは知りませんので、トラブルが起きたことにゲストは気が付きません。そういった意味合いで、5位にランキングしました。

対処方法

原因の多くは「ちゃんと伝わっていなかった」「ヒューマンエラー」の2パターンです。

1.5次会をアフターパーティーのような形で行う場合、結婚式や披露宴の準備にも追われています。慌てて準備をした為に「伝えたつもりになっていた」というケースですね。とくに1.5次会は、プロに依頼した場合でも、打ち合わせの回数が披露宴に比べ少ないことが多いです。(プロ司会者との打ち合わせが無い場合も多いのです‥!)

ご友人に司会進行を頼んだ場合も、プロではないからこそ1~10まで伝えなくてはなりません。しっかりと伝えたつもりでも、思い違いや、抜け漏れはどうしても起こり得ます。

◆対処法①こだわりのプログラムは、プログラム表にきちんと載っていることを確認しましょう!
「ゲームを始める前に、先に景品を発表したかった」を例に挙げると、プログラム表のゲームの欄に「先に景品を発表」という一言が入っている必要がありますね!逆を言えば「プログラム表に載っていないことは、やってもらえない」と思った方が良いでしょう。

ご自身でプログラム表を作る場合でも、行ってほしい流れを明確に記しましょう。それでも不安であればフォントを変えて強調するのも手です。

◆対処法②複雑なプログラムを組む場合は、プロに依頼しましょう!
決してプロ司会者を頼め!と推進している訳ではありません(笑)ただ、新郎新婦の持込み企画は‥プロが作る企画よりも複雑なことが多いのが本音です。
「1位には待ってもらって、2位から景品を渡すんだけど、7位の時はあぁでこうで‥」と、プロ司会者でも頭をフル回転させ、注意して挑むゲームが持ち込まれることが多々あります。

きっと悩みに悩んで考えたゲームでしょう。プロとして盛り上げるべく進めますが‥
ご友人司会の場合、説明をするだけでも大変。しかもゲスト全員にきちんとルールが伝わることも必須。なかなか「思っていた流れと違う‥」を回避することは難しいでしょう。

どうしても行いたい複雑なプログラムは、プロに依頼するのが安心です。
ご友人に司会進行をお願いする場合は、あまり複雑に作ってしまわないこともポイントの1つですね!

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トラブルランキング4位「幹事とのトラブル」

1.5次会では、ご友人に何か役割をお願いすることも多いでしょう。とくに幹事をお願いするほどの方は、親友であることが多いはず。トラブルになってしまわないよう注意したいものですね。

「スタイリッシュな1.5次会にしたかったのに、まるで二次会」「予算以上の景品を勝手に準備された」「グダグダすぎて後悔」「会場の締切日を幹事が忘れていて、余計なお金がかかってしまった」「幹事が儲けを出そうとしていた」など、新郎新婦から幹事への不満。

「幹事をやったのにお礼がなかった」「ほとんどお酒も飲めなかったのに会費をとられた」「丸投げされて大変だった」「ゲストが盛り上がってくれなくて苦痛だった」「新郎新婦がよそ事をしていてムカついた」など、幹事から新郎新婦へ不満。

こんな悲しいトラブルは‥絶対に避けたいところです。

対処方法

原因は「役割や希望が明確に伝わっていなかったこと」「思いやりの不足」ですよね‥。こうして冷静に見てみると当たり前だと思うことも、忙しい中では忘れがちになってしまいます。

◆対処法①1番最初に、役割と希望を明確に話し合っておきましょう!
幹事にお願いするメインどころは「プログラム」「司会進行」だと思いますが、「親族や上司も来るので、二次会よりちょっと真面目にやりたい」など、希望とする雰囲気を伝えておくと良いです。

どこまでを幹事にお願いし、新郎新婦は何を受け持つのか、明確にしておきましょう。
出欠の纏めや、会場への最終連絡、会費、景品など、金銭に関わる部分は、新郎新婦が受け持った方が良いです。

◆対処方②幹事への配慮を忘れない!
親しき仲にも礼儀ありです。幹事は準備も大変で、当日も飲食はほぼできません。
準備期間に声を掛けてみたり、お礼はきちんと形にして伝えましょう。

トラブルランキング3位「新郎新婦で大喧嘩」

1.5次会は「披露宴と二次会の間」ですが、新郎新婦の感覚の違い・思い入れの違いで大喧嘩に‥とんでもない1日になってしまったケースもあるようです。

ケース①欠席者が続出!定刻になっても新郎側のゲストが全然来ない‥。
1.5次会の場合、招待状ではなく、メールやWeb招待状を使う方が増えている昨今ではありますが‥なんと。新郎が飲み会感覚で声を掛けただけで、出欠をしっかり確認していなかったらしいのです。

ケース②男女比が9:1
今は披露宴でも異性の友人を招待する方が多くなりましたが、1.5次会を自由席にしたので席次表を用意する必要がなかったため‥男女比を見る機会がありませんでした。新郎は入場した瞬間、男性ゲストの多さにビックリ!ちなみに‥数少ない女性ゲストも、男性の多さに若干肩身の狭い想いをして過ごしたそうです‥。

ケース③当日になって、あれこれ言い出す新郎
ほとんど幹事と新婦で準備をしてきた1.5次会。司会進行は、喋るのが得意な新郎友人が務めることになっていました。
新郎はプログラムを知らないので、仲の良い友人に「あれやりたい」「こう変えてよ」と悪気ない要望をずけずけ言ってしまったのです。

対処方法

根本的な原因は「準備不足」「コミュニケーション不足」が大きいでしょう。どのケースをとっても、一緒に話し合って準備を進めていればクリアになっていた可能性が高いです。

対処法①話し合い一緒に準備を進めましょう!
業界の人間以外、1.5次会を挙げることに慣れている人はいません。話し合って一緒に進めることがベストです。

とはいえ、まだ一緒に住んでいなかったり、仕事の都合で片方に任せてしまう場合ももちろんあると思います。そんなときは‥

対処法②「1つの準備が進むごと」に「話すこと・聞くこと」を心がけましょう。
溜めてから話すと長くなりますし、準備を進めてしまってから文句でも言われようものなら喧嘩に発展しかねません。1つの準備毎であれば10分くらいのこと。コミュニケーションを取りながら、そして労いの言葉も忘れずに‥!

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トラブルランキング2位「ゲストを怒らせてしまった」

新郎新婦が1番避けたいところではないでしょうか?

1.5次会は昔はありませんでしたので、カジュアルさに驚いてしまい‥「親の面目丸つぶれじゃないか!」「自分で料理を取りにいくなんて」「メールで招待するなんて失礼」「飲み会に来た訳じゃない」「平服なら先に言ってほしかった」「会費が高いだけの二次会じゃないか」「祝辞を用意してきたのに」「上司が下座なんて」などと言った、不満の声がコソコソと聞こえてきたり、ネット上にも書き込まれているほどです。コソコソ不満を言われるのも悲しいですが‥とくに両親や親族とのトラブルは、今後の付き合いにも多大な影響があります。

対処方法

対処法①「礼儀・マナー」には充分に気を配りましょう!
1.5次会であることを前もって伝え、親世代以上の方には「カジュアルなスタイルですが、それでも出席いただけますか?」と一言添えるのもオススメです。親族や上司を呼ぶ場合には「両家代表挨拶の有無」や「祝辞の有無」も伝えます。お願いしない場合でも、やらなくていいのかな?と気にかけてくださっているものです。1.5次会のマナーを把握しておきましょう。

対処法②会費に見合った「おもてなし」を!
二次会ではなく1.5次会です。カジュアルを追及しすぎてはNG!

対処法③ゲストが知っておきたかった‥と思いそうな情報は、予め伝えておきましょう!
「会費制・祝儀制」「ドレスコード・平服」など、披露宴と違って選択肢がある部分については、きちんと伝える必要ります。

トラブルランキング1位「金銭トラブル」

泥沼化してしまう可能性が1番高いのが「金銭トラブル」。金銭トラブルは「対ゲスト」「対業者」の2パターンがあります。
ケース①対ゲスト「お金が足りない!」
会費の設定や景品の購入、当日の受付を友人が行ってくれましたが、精算時になって‥10万円足りない!新郎新婦が払っても、友人が払っても‥すっきりしませんよね。

ケース②対ゲスト「交通費・宿泊費を払う払わないで険悪に‥」

ケース③対会場「事前清算だと知らなかった」
事前清算だと把握していなかった為に請求書が届いて驚き!請求書が届く時期は、比較的1.5次会の直前です。今更両親にも相談しづらいですよね。

ケース④対会場「請求金額や注文物が、思っていた内容と違う」
言った言わないの問題であったり、勘違い、伝え忘れなど様々。

対処方法

対処法①友人に任せる金銭関係は最小限に!
幹事トラブルと同じく、友人にお金の管理を任せるのは「当日の受付だけ」がベストでしょう。受付で仮に友人が数え間違いをしたとしても何十万円といった金額にはなりません。

対処法②お車代・お礼は基本準備する。できない場合は事前に伝えておく。
当日になってからでは、言う方も言われる方も気持ちが良いものではありません。1.5次会でも基本的にはお車代・お礼用意するのが一般的ですが、もし用意できないのであれば、”1番最初の”声掛けの時点で「お車代は用意できませんが、それでも来てくれると嬉しいです」など付け加えておくと良いですね。ゲストにとっても、1番最初であれば「日程が合わないから」と断りの文句も言いやすいです。

対処法③会場からの書類はきちんと目を通し、不明点は聞いておく!
清算方法は契約する前に説明を受け、契約書にも書いてあるはずです。注文内容や請求内容については、最後の打ち合わせで基本的には一緒に確認するはず。もし無さそうであればお願いしましょう!後になって「変更を伝えたはずなのに反映されていない‥」と思っても、最後の打ち合わせでご自身が確認をしていたならば、その要望は通らない可能性もあります。

大きなトラブルにまで発展することは稀なケースですが、大事な1日であり多額のお金がかかること。
疑心暗鬼になる必要はありませんが、「思いやり」を忘れず「段取り上手」に進めていけたら良いですね!

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