最近、話題の韓国フォトウェディング。
「気になる!」という方も、多いのではないでしょうか。
韓流ブームがすっかり定着し、韓国の文化はひとつのスタイルとして日本でも人気となっています。
そのテイストを自分たちの結婚式に取り入れられるとあっては、やはり興味がありますよね。
今回は、日本と韓国のフォトウェディングについて、その違いを調査します!
目次
日本と韓国の違いはメイクやヘアスタイルにも!
日本と韓国では、フォトウェディングのヘアスタイルやメイクにも違いがあります。
日本では、結婚の記念写真のメイクというと、王道な「ブライダルメイク」「ブライダルヘアアレンジ」といったものが存在します。
一方、韓国フォトウェディングのサンプルを見てみると、新郎新婦ともに、ごくナチュラルなスタイルを目にすることも。
その違いについて、ご紹介しましょう。
日本のフォトウェディングの場合
日本では「結婚」という人生の門出にふさわしいスタイルにこだわり、ブライダルメイクやブライダルヘアアレンジは凝ったものが主流となっています。
基本的なウェディングヘアスタイル・メイク
一番ベーシックなウェディングヘアスタイルは、どのようなものでしょうか。
日本の場合、ダウンスタイルではなく、アップスタイルもしくはハーフアップが主流となっています。
かしこまった席では髪をアップにすると習わしが、日本にはあるのです。
ヘアスタイルは定番の巻き髪や盛り髪
ブライダルヘアの王道は、髪をしっかりと巻いて、それをアレンジするスタイルです。
花嫁を華やかに、美しく演出するスタイルとして、人気です。
あくまでも普段のスタイルに近いものが人気
ブライダルメイクに関しては、劇的に普段とは違うメイクを、苦手とする方が多いため、基本的には花嫁自身が日常的にしているメイクをベースにしています。
それを少しアレンジしながら、より美しく見えるよう、少し濃い目に施すケースが多いようです。
くるくるまつげに憧れがある新婦の場合、つけまつげを付けるケースや、マスカラを重ね塗りするケースもあります。
ウェディングの服装や髪型は普段使いすると、違和感があるメイクかもしれません。
しかし、そういった少し濃いメイクもしっくりと馴染むほど、ブライダルヘアアレンジにはボリュームとインパクトがあります。
ドレスは定番のデザインが多い
一生の記念に残るフォトウェディングですから、お気に入りの衣装を着たいと考えるでしょう。
ウェディングドレスや着物など、フォトウェディングでは好きな衣装を選んで撮影することができますが、衣装の選択肢は決して多いとは言えません。
また、ドレスの種類に関しても定番のウェディングドレスがほとんどで、お姫様のようなデザインやシルエットが主流です。
そのため、人によっては着てみたいと思うようなデザインが見つからないこともあります。
これが、日本のフォトウェディングの特色といえるでしょう。
韓国のフォトウェディングの場合
それでは、韓国のフォトウェディングの場合はどうなのでしょうか。
ナチュラルヘアスタイルと韓流スターさながらの美肌メイク
韓国のフォトウェディングでは、ナチュラルスタイルが人気となっています。
髪を下したナチュラルなスタイルもOK!アレンジはドレスごとに
韓国のフォトウェディングでは、ダウンスタイルもOK。
日本のように「ヘアサロンでセットしました」というようなスタイルではなく、風に髪がそよぐような、ナチュラルなスタイルも人気です。
ふんわりしたお団子スタイルや、ゆるくまとめたスタイルなど、日本のブライダルフォトではあまりイメージできないような結婚写真は、花嫁本来の美しさを引き出してくれます。
ナチュラルかつ写真映えするメイク
ナチュラルメイクながらも、花嫁自身のチャームポイントを引き立たせられるようなメイクが主流。
まず、韓国のメイクは美しい透き通った美肌メイクが命。
韓国の女優さん達の、まるで陶器のような肌の美しさを、自分の肌で体験できるなんて嬉しいですね。
そして、目やまつげを必要以上に誇張することなく、花嫁自身のチャームポイント、例えば涙袋やリップなどを上手に引き出すように仕上げていきます。
自然ながらも韓流スターのように美しく仕上がるメイクは、いつもとは違う一面を引き出してくれます。
映画のような場面設定のある撮影に入る前に施される本格的なメイクは、撮影に対して気持ちを高めるステップともいえるでしょう。
ドレスの種類が豊富
フォトウェディングを撮影してくれるスタジオの多くが、ドレスショップと提携していますのでドレスの選択肢が豊富です。
ボリュームたっぷりのふんわりとしたドレスから、セレブが着るようなシンプルでシルエットの美しいドレスなど、異なるタイプのドレスがたくさん揃っています。
韓国のフォトウェディングではテーマを決めて撮影に臨むのが一般的であり、そのコンセプトやセットに合うドレスをスタジオが複数枚用意してくれています。
だからこそ、自分のイメージや好みに合うドレスも見つかりやすいのです。
ドレス選びの流れ
ドレスの種類が豊富にありすぎると、逆にドレス選びに時間がかかるのでは?と心配になってしまうでしょう。
基本的にフォトウェディングでのドレス選びは、自分の好みだけを優先するのではなく撮影の演出のために着る意味合いが強いのです。
ドレスを複数選ぶときも、印象が異なるドレスを選ぶとさまざまな雰囲気を楽しめるようになり、出来上がったアルバムもバラエティー豊かになります。
衣装選びの流れは依頼するスタジオによっても若干異なりますが、ドレスショップのスタッフがドレス選びを手伝ってくれるので心強いです。
ドレスのサンプル集などを見ながら自分の好みやイメージを伝えると、ドレスショップ側がスタジオのコンセプトやおすすめなどを考慮して、いくつか候補を準備してくれます。
その後、ピックアップした数着のドレスを試着し、どのドレスにするのかを決めていきます。
撮影時にドレスを着てイメージと違った、他のドレスに変えたいと言う場合も、できる限り対応してもらえることがほとんどです。
アルバムのページ数などにも違いが!
韓国と日本のフォトウェディングには違いがいくつかありますが、アルバムのページ数などにも違いがあるのです。
カット数の違い
ページ数を比較してみると圧倒的に韓国のほうが多いのですが、そもそもカット数にも大きな違いがあるのです。
日本のフォトウェディングの平均カット数が50~100カットであるのに対し、韓国では300カットが標準です。
また、アルバムで使用する写真は修正加工されているものがありますが、韓国では修正用のデータと無修正データを全て納品してくれます。
ページ数にもかなりの違いがある
日本のフォトウェディングアルバムのページ数が数ページであるのに対し、韓国では20~30ページが標準です。
それだけのページ数があれば見応えも十分でしょう。
なんと韓国では男性(新郎)もメイクをする!
新婦のヘアメイクには短くても2時間。
長いとマッサージやパックなどからスタートして4時間もの時間がかかる韓国フォトウェディングでは、男性もその間にメイクをします。
美容大国韓国では、新郎のメイクもごく一般的。
見るからに「メイクしました!」という濃いものではなく、もちろんナチュラルに肌を美しく見せたり、眉を整えたり、シャドーを少し入れて韓流スターのような仕上がりに。
驚かれる方もいるようですが、またとない機会ですから、旦那様にも楽しんでもらいましょう。
韓国フォトウェディングの撮影当日の流れを紹介!
日本のフォトウェディング撮影と比べてカット数が多いため、撮影時間もそれなりに必要になるでしょう。
撮影はほぼ一日がかりになることがほとんどですので、撮影当日の流れを簡単に紹介していきたいと思います。
衣装選びとヘアメイク
当日はスタジオに集合し、撮影で着用する衣装選びに入ります。
衣装が決まったらヘアメイクを行いますが、男性よりも女性の身支度に時間がかかることがほとんどです。
着替えとヘアメイクが完成したら、撮影場所まで車で向かいます。
撮影開始
撮影場所に到着したら、さっそく撮影に入ります。
ポージングや表情は、カメラマンがその都度細かく指示してくれますので、リラックスして撮影に臨みましょう。
カット数が多いので、いろいろと場所を変えながら撮影をすすめていきます。
撮影自体に慣れていないこともあり、疲れて笑顔を作るのがしんどくなってくるかもしれませんが、何とか乗り切りましょう。
アルバムに掲載するカットを選ぶのは、日本に帰国してからのケースがほとんどです。
必要に応じて修正もしてもらえますので、希望があればスタジオ側に伝えておくといいでしょう。
韓国フォトウェディングを利用するときの注意点
韓国フォトウェディングは日本だけでなく、他の国のカップルも撮影にくるほど世界的にも注目度が高いのです。
日本のフォトウェディングと違いもたくさんありますので、利用時の注意点について理解しておきましょう。
韓国フォトウェディングのスタジオは2種類ある
韓国フォトウェディングのスタジオは、大きく分けてトータル型とスドゥメ型に分けられます。
トータル型
トータル型とは、撮影スタジオ内でドレス選びからヘアメイクまで完結できるタイプです。
そのメリットとして、移動する手間を省けることやサンプルで見た衣装を着られること、ヘアメイクが常駐しているのでお直しにも柔軟に対応してもらえることが挙げられます。
ただし、ドレスショップと比べて、ドレスの種類や数が限られてしまう点がデメリットでしょう。
スドゥメ型
スドゥメ型スタジオとはスタジオ、ドレスショップ、メイクサロン別々になっているタイプのことを言い、ソウルのスタジオに多くあります。
それぞれの部門が分けられていることから、ドレスの選択肢が豊富であったり、メイクも撮影も本格的であったりするのがメリットです。
一方でデメリットとして、移動の手間が発生してしまうこと、スタジオにヘアメイクが常駐していないので途中でお直しできない場合があることが挙げられます。
それぞれのスタジオの特徴について理解し、スタジオを選ぶときの参考にしてみましょう。
日本語対応可能なスタジオを利用しよう!
実際に韓国スタジオで撮影をお願いする際は、日本語対応可能なところを選ぶのがおすすめです。
近年、日本人の利用者も多いことから、日本語対応可能なスタジオも比較的簡単にみつかります。
言葉のニュアンスや受け取り方の違いは、日本語でコミュニケーションを取っていても起こり得ることですが、そのような認識のずれが、撮影や写真集の出来栄えにも大きく影響を与えることがあります。
日本語ができるスタッフや通訳が常駐していると、細かい要望なども伝えやすくなりコミュニケーションが円滑にすすむようになり、満足度の高いフォトウェディングを撮影できるようになるでしょう。
韓国フォトウェディングと日本のフォトウェディング、それぞれの良さがあります。
自分たちが理想とする記念写真を残せるように、よく比べてみてくださいね。
[smakonphoto]