結婚式に招待する人を選ぶ上で悩ましいのが、日頃お世話になっている上司の招待です。すべての上司を招待しようとすると、人数が大幅に増えてしまう可能性もあります。しかし、会場のキャパシティには限りがあり、それを超えないよう招待する人を選ばなければなりません。
一体、どのような判断でお世話になっている上司を結婚式に招待すればいいのでしょうか。
今回は、招待する人を選ぶ方法や、上司を招待する際に注意すべき点をご紹介します。
結婚式を挙げたことのある先輩に招待すべき人を聞く!
会社関係の人といっても社長をはじめとする役員から、直属の上司・先輩・同僚など多岐に渡ります。また会社の規模や職種によっても招待する範囲が変わるかもしれません。まずは社内で実際に結婚式を挙げた経験のある人に聞いてみるのがよいでしょう。その人が挙げた結婚式では、直属の上司だけを招待したのか、役員にも声をかけたのかなどリアルな体験談を得ることができます。
さらに、招待した範囲や実際に挙げてみて感じたこと、周りの反応など様々な学びが得られるでしょう。もし周りに経験のある人がいない場合は、会社の事情に詳しい人に聞くとよいです。失礼のないよう、上司の招待は事前にしっかりと確認しておきたいところです。
実際に招待する人が固まってきたら、結婚式へ招待したい旨と招待状を送っても構わないか直接もしくは電話で確認します。事前に連絡しておくことで、発送する住所や宿泊の有無に関する相談がスムーズに行うことができるからです。それから披露宴の中で挨拶や乾杯は、招待客の中で最も社会的ステータスの高い人にをお願いするのが一般的です。こちらもあわせて確認しておく必要があります。
上司の招待は席次表決めも重要!
招待状の返信が届き、出席確認が出来たら、席次を考えなければなりません。もちろん結婚披露宴の席次も、一般的な飲み会などと同様に上座下座が存在します。基本的に二人の座る高砂に向かって、左側が新郎の招待客、右側が新婦の招待客となります。高砂に最も近い最前列の中央側が主賓となり、この位置に会社関係の招待客を配置するのがマナーといえるでしょう。
さらに、テーブルごとに順位があり、こちらも前方の中央に近いところが最も地位が高い人の席となります。仲の良い人同士を隣合わせにした席や役職を無視した席次は大変失礼です。不快な思いをさせないように、順位を意識した席の配置を心がけましょう。
また、当日配布される座席表にはそれぞれの肩書が記されます。会社関係の招待客であれば、会社名と課長以上には役職をつける必要があります。年度末の異動や昇格で肩書の変わる場合もあるので、事前にしっかりと確認しておきましょう。
遠方から来る上司は、交通費や宿泊費も
結婚式に遠方から来る上司を招待した場合、交通費の用意が必要なことをご存知でしょうか。一般的に招待する側が、交通費もしくは宿泊費を負担するのが一般的です。あらかじめ、交通費や宿泊費を全額負担にするのか半額負担にするのか、二人でどのくらい負担するか話し合っておきましょう。
ちなみに上司に対して、格安交通機関のチケットを送るのは失礼にあたるので注意しましょう。そして新札の現金もしくはタクシーチケットの用意をするなどの配慮も必要です。さらに、挨拶や乾杯をお願いする人にもお礼を用意する必要があり、その金額は1万円ほどとされています。
交通費や宿泊費、お礼を渡す人を忘れないよう事前にその金額、内訳などをリストアップしておくとよいでしょう。これらを渡す人は特に決まりがなく、受付の人や両親など様々です。依頼する人が一目でわかるように付箋をつけるなどして渡し間違いのないよう準備しておくのがマナーです。
事前準備をしっかり!気持ちよく結婚式に上司を迎えよう
上司を呼ぶとなると友人以上に気を遣う部分もありますが、今後の二人の生活について配慮や応援してもらうこともある大切な存在です。失礼の無いようにひとつひとつ確認を行って準備をしていきましょう。そうすることで、今後もお世話になっている上司と良好な関係を築くことができます。ぜひ、参考にしてみてくださいね。