結婚する時に「家柄が釣り合わない」ことを理由に反対された…なんていう話を、耳にしたこともある方もいらっしゃると思います。
「そんな昔の話」というイメージかもしれませんが、最近でもそのようなことはあるのでしょうか?
今回は、家柄の違いや格差について、考えてみました。
目次
そもそも家柄の違いとは?良い家柄とはどのような家のこと?
先祖から受け継いでいる家の格式や、その家に対する社会的評価を「家柄」といいます。
良い家柄とは、元々華族であったり、士族であったりし、歴史が古く代々受け継いだ土地や財産を持っていることや、代々医師や弁護士など、いわゆる「師」族であることなどが挙げられるでしょう。
「地元の名士」という言葉を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
それは、いわゆるこういったことなのです。
お見合い結婚が多かった時代は、紹介する段階でそれぞれ釣り合いのとれた方同士をとなりますから、それほど不釣り合いなカップルというものは存在しませんでした。
ひと昔前は「結婚は家同士のもの」という考え方が、今よりもずっと強かったといるでしょう。
仲人さんがそれぞれのお家の格にふさわしいかどうかを見極めてご紹介するのですから、ある意味安心という部分はあったといるかもしれません。
また、最近では学歴の不釣り合いというものも存在します。
ハイスペックすぎて結婚できない方や、逆に学歴コンプレックスで結婚に二の足を踏んでしまう方もいます。
家柄、学歴、すべてが釣り合っていなくても、二人がしっかりと話し合い、理解し合い、仲良く生涯を歩んでいくケースももちろんありますので、そこから先は二人次第というのが本当の所といるでしょう。
家柄はそんなに大切?結婚する際、お相手との家柄の違いや格差があった場合はどうすればいい?
このご時世「愛があれば、家柄なんて」と考える方が多いのではないでしょうか。
でも、結婚後、親戚との付き合いは避けて通れません。
そうなってくると、家柄の違いがあった場合はお互いのフォローが必須となります。
行事ごとをしっかりと、大々的にやりたい家庭、あまり関心がない家庭、しきたりや習わしを重んじる家庭――誰しも、自分が育ってきた環境を基準に考えてしまいがちなので、そこから外れた人を「常識がない」と判断してしまいがちですが、決してそんなことはないということを理解しておきましょう。
夫婦二人はお互いを尊重し合い、それぞれの考え方を理解し、歩み寄りながら仲良くできたとしても、親族が出てくると話がややこしくなります。
相手方と考えが大きく違った場合は、それぞれのフォローがないと、辛い場面が多々出てきてしまうでしょう。
もちろん、愛し合う二人がしっかりとお互いのことを考え、上手にフォローし合って幸せに暮らしていくケースも多くあります。
大切なのは、お互い自分の価値観を常識と決めつけずに、お互いの考え方やそれぞれの家庭のやりかたを尊重し、認め合うことなのです。
「釣り合わぬは不縁の基」ということわざがあります。
これは、家柄だけではなく、育った環境が違うと価値観にも差ができてしまい、いずれは別れる事態に陥りやすいということを示しています。
そうなってしまわないように、二人が努力することが大切なのです。
「二人が努力する」と書くとごく抽象的ですが、具体的にはそれぞれの実家に相手の家の考え方を伝えたり、実家の考え方には則らずに、二人で考えてさまざまな行事などに取り組んだりすることに理解をしてもらうように努力することが挙げられます。
また、お相手やお相手の実家のことを悪くいうようなことを、許してはいけません。
波風を立てる必要はありませんが、あくまでフラットに「それぞれの家庭の考え方だから」と上手に納得させることが必要です。
逆に、実家の考え方でどうしても譲れない部分がある場合は、相手に理解と、協力を求めることが必要になってきます。
家柄に違いや格差があると、どんな問題が発生する可能性がある?
まず、両親から「釣り合わないから」と結婚を反対されるケースがあるでしょう。
それを乗り越えたとしても、親戚から「どこの馬の骨ともわからない」と評されて、蔑まされることもあります。
こういった周囲の雑音を二人で乗り切る覚悟がないと、結婚は難しいかもしれません。
場合によっては、興信所に依頼して素性を調べるような家庭も存在します。
両親を説得し、結婚が決まった後は、結婚式に対する考え方や、親族への挨拶などが問題となるでしょう。
こういった各家庭の慣習のようなものは、どうしてもついてくるものですので、上手に折り合いをつけながらお付き合いしていくことが必要です。
家柄や格差を理由に結婚を反対された場合の対処方法は?
反対されたとして、家柄の違いを気にすることなく、それを押し切ってでも一緒になる覚悟があるかどうかが、要となります。
極端なことをいえば、駆け落ちしてでも二人で生きていきたい――そのくらいの覚悟があれば、困難を乗り越えていけるのではないでしょうか。
家柄や家庭環境の違いがあったとしても、なかったとしても、最終的に二人が幸せになれるかどうかは二人次第。
うまくいったとしても、うまくいかなかったとしても、夫婦には夫婦にしかわからない「事情」のようなものが存在するのだと思います。
「半径100メートル以内に結婚相手はいる」という言葉を聞いたことがあります。
これは、同じような環境を選ぶ相手なら、結婚しても価値観も近く、うまくやっていけるお相手であるということを意味しています。
同級生や、職場の仲間などは、その代表格。
同じような家庭環境で育っていることがベースとしてあるので、ある程度安心してお付き合いできるといるでしょう。
家柄や格差だなんていうといやらしいと感じる方もいらっしゃると思いますが、長い結婚生活をともに過ごしていくと、どうしてもそういった局面に当たることも出てきます。
自分と違う部分を否定するのではなく、理解し、その上でどうしていきたいかを建設的に話し合える二人なら、格差や家柄なんて関係なく、ともに人生を歩んでいくことができるのではないでしょうか。
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