「お金が貯まったら結婚式を挙げたい!」と考えていても、結婚資金がなかなか貯まらず、結婚自体を先延ばしにしてしまうカップルもいるのではないでしょうか。
たとえゲストからご祝儀をいただけるとしても、結婚式場には前払いをしなければならないケースがほとんどです。両親からの援助や一時的な立て替えが期待できない場合は、ふたりで結婚式費用を用意しておかなくてはなりません。
憧れの結婚式場で理想の結婚式を挙げるためには、ふたりで常日頃から協力して、コツコツと節約に取り組むことが大切です。今回は、結婚式費用を節約するおすすめの方法と、節約がNGなポイント、貯金のコツなどを詳しく紹介します。
目次
よくある結婚式の節約方法は手間がかかるものが多い……
結婚式費用を節約したいと考えたとき、ペーパーアイテムやムービーの自作・持ち込みはもはや定番の節約方法といえるでしょう。
実際に「ゼクシィ」やさまざまな情報サイトで紹介されているので、挑戦してみようと考えた方も多いのではないでしょうか。
ただし、定番とされる節約方法の多くには「手間や時間がかかる」というデメリットがあります。また、その制作は新婦一人に任されるケースが多く、新婦の負担ばかり増してしまいがち。
さらに自作したペーパーアイテムやムービーを持ち込む際、結婚式場によっては持ち込み料が必要となることもあり、手間や時間をかけたわりに大した節約にならない……なんてパターンも考えられます。
負担ばかり増えてしまうのでは、せっかくの節約も本末転倒です。
【結婚式】手軽に節約できるおすすめの方法4選
費用的にも手間的にも負担の少ない結婚式にしたいなら、最初から費用の安い結婚式を検討するのがよいでしょう。具体的には次のような方法がおすすめです。
人気のないシーズンや日程を選ぶ
ジューンブライドで知られる6月を始め、気候の良い春や秋などは結婚式の予約が集中し、費用も高くなりがちです。一方で、人気のないシーズンは結婚式場側が値引きや特典を用意していることが多く、お得に利用できることがほとんど。
六曜の「大安」や「友引」なども人気があるので、お日柄を気にしないのであれば結婚式場の「仏滅割引」などを活用するという方法もあります。
ほかにも「平日割引」や準備期間の短い「直前割引」など、結婚式場ごとにさまざまな割引や特典があるのでぜひチェックしましょう。
格安結婚式
格安婚プロデュース会社を利用した「格安結婚式」も、近年広く認知されつつあります。
結婚式費用の後払いに対応しているケースが多く、結婚式費用の多くをご祝儀でまかなえるため自己負担が少なく済むというメリットがあります。ご祝儀の見込み金額内に費用を抑えられれば、「自己負担ゼロ円」での結婚式も夢ではありません。
演出や日程に多少の制限がかかることはありますが、とにかく費用を抑えたい方におすすめの方法です。
少人数結婚式
結婚式全体の費用は、招待するゲストの人数に大きく左右されます。料理やドリンク、引出物など、ゲスト一人一人に用意するものが多いためです。
ですから、結婚式費用を節約するなら、招待人数を抑えた少人数結婚式が断然おすすめといえます。結婚式準備の負担軽減や費用の節約以外に、ゲスト一人一人との距離が近いアットホームな結婚式が演出できるという特長があります。
会社関係など付き合いでの招待がなくなる分、本当に親しい方々とともにふたりらしい結婚式ができるというのもメリットの1つといえそうです。
フォトウェディング
とことん費用を節約したいなら、フォトウェディングという方法もあります。
写真という形で思い出に残すことができ、家族や親族にもふたりの晴れ姿を見せることができます。
実際に、ゲストを招いて結婚式をおこなうのに比べて費用負担が大幅に軽減できるので、その分新婚旅行のグレードアップや、新生活の費用に回すことも可能です。また、ふたりのペースで撮影に臨めるフォトウェディングは、体力的な負担を避けたいマタニティウェディングにもピッタリです。
ここをケチるとバレやすい!結婚式の節約NGポイント
結婚式費用を節約するにあたって、どの部分の費用を削減するかが非常に重要です。
ケチった部分をゲストに気付かれないためにも、以下の節約NGポイントをしっかりと把握しておきましょう。
料理・ドリンク
結婚式では、料理を特に楽しみにしている方が多いため、料理のグレードを下げたり、品数を減らしたりするのはできるだけ避けたいものです。とはいえ、高いコースを選べば必ず満足してもらえるわけでもありません。
そこで、試食会が開催されている場合は、積極的に参加してみましょう。実際にふたりで料理を味わってみて、おいしいと感じたコースを選ぶのがおすすめです。
同じくドリンクもゲストからの印象を左右するものではありますが、料理と比べると節約に気付かれないことが多いでしょう。
ポイントとなるのは、フリードリンク制にするべきか、メニュー以外のドリンクに対応するか、という点です。たくさんお酒を飲むゲストが少ないなら、フリードリンク制を選ばず、別で追加注文に対応するほうが節約できる場合もあります。
引出物・引菓子
引出物や引菓子はゲストが持ち帰るものですので、あとで価格をチェックされてしまうケースがあるのが悩みどころです。
インターネットで商品名を検索すれば、ある程度の価格は把握できてしまいます。何度も結婚式に出席しているゲストには、「ほかの結婚式でもらったものに比べて安っぽい……」と節約したことに気付かれてしまうかもしれません。
引出物や引菓子のグレードを落とさないようにするコツは、結婚式場以外の業者を上手に活用することです。同じようなグレードの品物であっても、オンラインショップで手配したほうがお得になるケースも多くあります。
また、引出物・引菓子の宅配サービスを利用して、まとめて割引してもらうのも1つの方法です。宅配サービスを使えば、結婚式後の荷物も減らせるため、遠方のゲストには特に喜ばれるでしょう。
会場装花
会場装花を節約すること自体は可能ですが、全体的にボリュームを減らしてしまうと、結婚式ならではの華やかさが失われて寂しい印象になってしまいます。
写真として残ることを考えつつ、ポイントを押さえて節約することが大切です。
例えば、新郎新婦が座るメインテーブルは、ゲストから写真撮影される機会が多いため、優先的に装花のボリュームを増やすのがおすすめです。
装花代を節約したいのであれば、ゲストから注目されやすい場所には生花を、それ以外の場所には比較的安い場合が多い造花やグリーンを取り入れてみてはいかがでしょうか。
節約と併せて実践したい、結婚資金を賢く貯金するコツ
結婚式費用を節約すると同時に、毎日の生活で無駄遣いをしないこと、結婚資金を地道に賢く貯金することが大切です。
ここでは、日頃から意識しておきたい貯金のコツを紹介します。
ふたりの共通の口座を開設する
結婚資金を確実に貯めていくために、まずはふたりで共通の口座を開設することから始めましょう。共通の口座を管理することで、自然と連帯感が生まれるでしょう。
お互いの口座でそれぞれが貯金することも可能ですが、この場合は相手の貯金額を把握しづらくなってしまいます。共通の口座を作れば、貯金額をお互いに把握でき、結婚式の実現に向けて意識を高められるという利点もあります。
目標額とルールを決めて計画的に貯金する
ふたりの共通の口座を作ったら、貯金の目標額とルールを具体的に設定しましょう。例えば、「ふたりの給料からそれぞれ毎月○万円ずつ貯金する」「ボーナスが出たら○割貯金する」という形です。
このように目標額とルールの詳細を設定することで、結婚式費用の支払い時期までにいくら貯金できるのかが見えてくるでしょう。
家計簿をつけて出費を見える化する
貯金を成功させるためには、ふたりが普段どれくらいの費用を使っているのかを正確に把握し、どの項目を節約すべきかを見極めることが重要となります。
そのために、家計簿をつけて出費を見える化してみましょう。
家計簿と一口にいっても、ノートに記録する、Excelや専用のアプリを使うなど、さまざまな方法がありますが、ふたりが取り組みやすい方法であればどの方法でも構いません。
まずは、食費や水道光熱費、交際費など、項目を分けて予算を決めてみましょう。家計簿の項目に結婚資金も組み込み、毎月確実に貯金を続けていくことが大切です。
断捨離も兼ねて不用品をフリマサイトで処分する
給料として入ってくるお金だけでなく、すでに持っているものからお金を新たに生み出すのも良い方法です。家のなかの不用品を整理する際には、フリマサイトで処分できるものがないかをチェックしてみましょう。
着なくなった服や、過去にコレクションとして集めていたものなどがあるなら、フリマサイトで出品できる可能性もあります。一度、平均価格を調べてみるとよいでしょう。
フリマサイトで不用品を処分できれば、部屋がスッキリするだけでなくお金も手に入るので一石二鳥です。
今日からできる!結婚資金を貯めるための節約術
目標の結婚資金額を貯めるためには、どの部分を優先的に節約すればよいのでしょうか。
最後に、毎日の生活で意識しておきたい節約術を項目別に紹介します。
食費の節約
毎月かかる食費はカップルによって大きく異なりますが、特に節約しやすい項目です。結婚資金を貯めるために、まずは自炊と外食の割合を見直してみましょう。
もし、外食の割合が多いのであれば外食の機会を減らして、できるだけ自炊で安く済ませることが重要です。会社には手作りのお弁当と水筒を持ち込むなどして、節約を心がけましょう。
また、スーパーで買い物をする際は、閉店間際の割引を活用するのがポイントです。
毎日、コンビニなどでドリンクやお菓子を購入しているのであれば、本当に必要なものなのかをよく考え、我慢してみてはいかがでしょうか。
家賃・光熱費の節約
家計のなかで大きな割合を占めるのが家賃です。家賃が給料に対して高すぎる場合は、思い切って見直してみるのも1つの方法です。
「駅近物件を選んだものの、普段は車を使用することが多い」「部屋数の多い物件にしたけれど、スペースが余っている」という場合は、駅から遠い物件にしたり部屋数を減らしたりすることで家賃を抑えることができます。
また、光熱費の節約にも地道に取り組んでみましょう。体調を崩さない範囲でエアコンの使用を控えたり、契約している会社を変更したりすることで光熱費を抑えられる場合があります。
交際費の節約
会社でおこなわれる飲み会や友人とのプライベートな飲み会で、周りの方々と交流を深めていくことも大切です。しかし、飲み会の頻度が高い場合は、交際費の負担が大きくなり家計を圧迫してしまいます。
付き合いをすべて断るのは難しいかもしれませんが、回数が多い場合は頻度を下げるのも1つの手段です。参加すべきかを判断する基準として、その飲み会が自分にとってプラスに働いているか、ストレス解消につながっているかなどを一度考えてみるとよいでしょう。
交通費の節約
通勤で電車やバスを使っているなら、無理のない範囲で歩いたり自転車を使ったりしてみてはいかがでしょうか。プライベートで外出する際も、できるだけ公共交通機関を使わずに活動することで交通費を節約できます。
運動不足を解消したい方、結婚式に向けてダイエットしたい方には、特におすすめの方法です。
また、帰省や旅行のときに、新幹線の格安チケットを金券ショップで購入する方もいるでしょう。金券ショップで購入する以外にも、回数券や早割の利用など、交通費を抑える方法がないか、ぜひ探してみてください。
まとめ
手間や時間をかけずに結婚式の費用を節約したいのであれば、なるべく人気のないシーズン・日程を選ぶか、格安結婚式などの費用を安くできる結婚式プランを検討してみるのがおすすめです。ただし、料理や引出物などゲストの満足度に関わる内容については、節約すべきかを慎重に判断する必要があります。
また、結婚式を理想のイメージに近づけるためには、予算に余裕を持たせることが重要です。結婚式の費用を節約するだけでなく、毎日の生活にかかる費用を見直してみましょう。
理想の結婚式を挙げられるよう、ふたりでしっかりと計画を立てて、上手に貯金してみてください。
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